映画「キングスマン」のこと

本当にいまさらなんだけど、ひょんなことからキングスマン(1作目)を見たときのことを思い出したので書いちゃおう。

舞台はイギリス。主人公を、高級テーラーことスパイ組織が迎え入れる…というストーリーを見たとき「これは字幕で見る以外の選択肢はない」とおもった。

イギリスは社会階層によって使う英語が違うことで有名だ。見るからに貧乏そうな主人公と、仕立ての良いスーツに身を包んだスパイ。きっと話す英語が違う。であれば、どんな風になっているか実際に聞くしかないと思ったわけだ。あんまり日本だと聞く機会はないのだし。

果たして英語は全く違った。エグジーとかハリーとか、メインキャストは聞き取れるのだが、エグジーに絡んでくるチンピラの集団(名前忘れた)はまったく聞き取れなかった(今もわからない)。

そしてこのシーン。

ハリーはたぶんRPでしゃべっていると思うけれど、映画館で見たときは "Manners make it man." と言っているのだと思った。でもこれは間違っていて、どうやら "Manners maketh man." というのが正解だということを最近知った。maketh という古い英語をつかった格言とのこと。全然知らなかった。しかしこのバーファイトはいつ見ても良いものだ。

キングスマン1作目は、多少ゴアシーンもあるが、気に入っている映画だ。人生うまくいかずくすぶっている人間が、ある日大抜擢され、本人の努力もあって大成する。ストーリーも分かりやすい。

イギリス英語の社会階層による違いを感じることができたので、ストーリーと合わせて興味深い映画だった。この後DVDを借りて日本語吹き替えで見たが、それぞれの英語の差が日本語には反映されていなかったような記憶がある。翻訳すると切り落とされるものもある、ということだ。


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