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ChatGPTで有名なOpenAIが出資する、英語学習アプリSpeakとは?〜留学生が実際に使った正直レビュー!〜


1、はじめに

投稿をご覧頂きありがとうございます!
現在オーストラリアに留学中のジャフコ学生インターン生です🙋‍♀️

本記事では、ChatGPTで話題になっているOpenAIが出資する、英語学習アプリ”Speak(http://usespeak.com/)”について留学中のインターン生の視点から解説していきたいと思います!
今話題のOpenAIが目をつける企業&海外のスタートアップ企業に興味のある方、また、AI英語学習に興味のある方にとって有益な情報となれば幸いです。

2、OpenAIについて

まず今話題のOpenAIと投資ファンドについて

OpenAIとは、サンフランシスコに拠点を置くAI専門の非営利研究機関、およびAI開発企業。2015年にイーロン・マスク氏やサム・アルトマン氏らによって設立され、現在はサム・アルトマン氏が代表を務めています。同社は、2022年11月に公開した生成AIチャットロボット「ChatGPT」や2023年3月に公開した「GPT-4」によって世界的な注目を集めています。株式の売り出しによっては、その企業価値は最大860億ドル(約12兆9000億円)になる可能性があるとも報じられています。

そんな注目企業OpenAIがMicrosoft社の出資を受けていることをご存知の方もいらっしゃると思いますが、実は、OpenAIも独自のファンドを持ち、他企業への投資を行っています。
それが、OpenAIが運営する投資ファンド「OpenAI Startup Fund」。1億ドル(日本円で100億円以上)のファンドサイズで、ヘルスケア、気候変動、教育など、AIによる生産性向上などの革新的な効果が期待できる分野への投資を行う計画です。既に2022年10月以降、創業初期であるシード〜アーリーステージを中心としたAIスタートアップ12社に出資しています。
本日ご紹介するAI言語学習プラットフォーム「Speak」は、この12社のうちの一つであり、OpenAIから2700万ドルの出資を受けています!

3、OpenAIの投資先Speakの紹介

<企業情報>
企業名:Speak
設立:2016
累計資金調達額:6300万ドル(2023年8月31日時点)
ラウンド:Series B
HP:http://usespeak.com/
本社:San Francisco, California, United States
事業概要:Speakは、仕事の面接シーンや道を尋ねるシーンなど、実世界のシナリオをもとにスマホで英会話の練習ができるアプリケーション。音声認識技術を使って訛りのある英単語を識別し、より明瞭に話せるように指導してくれます。訛りのある英語の音声の膨大なデータベースを構築しており、このデータベースは同社のシステムや他の音声認識システムの改善に役立っています。
経営陣たちは、「AI翻訳は人々が他の言語を知っている必要性を減らすかもしれないが、英語を話すことは、人々がお金を払う価値のあるスキルであることに変わりはない」という信念を持ち、Speakを立ち上げました。 

参考URL1
参考​​URL2

<Speakの特徴>
AI技術を活用した個別指導型の言語学習アプリであるSpeak。これまでの言語学習アプリとは様々な面で一線を画すサービスとなっています。
Speakの最大の特徴は、なんといってもその名前の通り、圧倒的なスピーキングのアウトプット量。
Speak公式サイトでは、

​​ピアノや水泳を本で学ばないように、英語のスピーキングもアウトプットなしでは流暢に英語を話せるようになりません。

なるべく多くのアウトプットを可能にするアプリを開発するため、ハーバード・スタンフォード・イェール出身の開発チームは、待ち時間が圧倒的に少なく自然でスムーズな会話をAIで実現しました。そのため、他のアプリと比べてスピークユーザーは約10倍ものアウトプットをすることができます。(自社調べによる)

参考URL

と書かれています。確かに、筆者も日本で英語学習をしていた際は、スピーキングのアウトプット機会がなかなかなく、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの四技能のなかでスピーキングが一番苦労した部分でした。
Speakを利用すれば、いつどこにいても質の高いスピーキング練習をすることが可能となります。また、アメリカ現地でコンテンツを制作しているため、ネイティブスピーカーが実際に使用する生の英語を学ぶことができ、アウトプットの量だけでなく、インプットの質が高いのも特徴です。(もっと早く出会いたかったです...泣)

<Speakの料金等アプリの情報>

アプリ登録は無料で行うことが可能ですが、サービスを利用するためにはプレミアムプラン(有料プラン)に加入する必要があります。有料プランには、「プレミアムプラン」、「プレミアムプラス」、「プレミアムアンリミテッド」の3つがあります。
プランにより異なるのは、AI講師を利用するのに必要なクレジットの付与数です。クレジットはAI講師と話した単語1つにつき1つ消費されます。
                              参考URL

4、実際にSpeakを使ってみた感想

<Speak利用の流れ>

1, 登録を行う。
2, 自分のバックグラウンド、学習目的や 学習頻度、興味のある分野について質問される。
3, 2で答えた質問の回答に沿って、ユーザーごとに合った学習内容が設定される。
4, 自分のレベルに合った動画形式の双方向型レッスンや、AIを活用したフリースピーキングレッスンを受講することが可能。

<使ってみて感じたこと>
実際にSpeakを使ってみて感じたことをまとめました。

良いと思った点:

・対人では英語を喋るのに緊張してしまう方も、本アプリでは気兼ねなく練習できる。
・コンテンツがパーソナライズ化されており、初級者から中級者まで各々のレベルに合わせて利用することができる。
・従来の英語学習アプリと比較し、圧倒的にスピーキングのアウトプット量が多い。
・ユーザーが発した音声を判別する精度が非常に高く、快適にスピーキングの練習をすることができる。また、発音矯正機能付き。
・英語ネイティブの発音や表現方法を学ぶことができ、質の高いレッスンを受けることができる。また、レッスン動画はネイティブスピーカーが楽しく授業をしてくれるので、まるで実際の英会話の授業のよう。
・オンライン英会話等に比べてコストパフォーマンスが良い。

改善の余地がある点:

・上級者向けのコンテンツは豊富ではなく、TOEFL100点超えなどの英語上級者にとっては少し物足りないだろうと感じた。

どんな人におすすめ?:
・スピーキングの練習をしたいけど、機会のない方・人と話すのにはまだ抵抗がある方
・オンライン英会話レッスンを契約したいが、コストパフォーマンスが悪い・毎回レッスンの予約をするのが億劫に感じる方
・スキマ時間で英語力を伸ばしたい方には向いているかもしれません。

5、まとめ

OpenAIの投資先であるということもあり、かなり期待値が高い状態でサービスを利用してみましたが、その期待を上回るほどの内容でした。
今後さらに”教育×AI”のビジネス領域も進んでいきそうですね。
海外スタートアップやAIビジネスに興味のある方、また英語学習者の方はチェックしてみると良いかもしれません👀✨

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