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『信長未満〜転生光秀が倒せない』日本/テレビドラマ/2022


先日、このドラマをくだらないくだらないとこのnoteに書いたけれど、私はくだらないのが割と好きなのだ、きっと。
このドラマのことを書いていて、ふと「前にも織田信長がらみの見たなぁ」と思った。あ、『空想大河ドラマ小田信夫』だ。これもくだらなくて好きだった。織田信長って、いじりたくなるキャラクターなのかしら。烈しくて扱いにくくて怖いイメージが強いけど、その織田信長がちょっと抜けてたり天然だったりしたら面白いなぁと思って何か創作したくなるような魅力のある人ということなのかな。

この間録画しておいたのを見たら、焼売弁当のことで6人兄弟が揉めていた。明智光秀グループの一人上杉謙信から”敵に塩を送る”ということで送られてきたらしいたった一折の崎陽軒焼売弁当。蓋を開けてみれば焼売が5個しかない。それで大揉め。幼馴染の蘭丸くんがいつものように”うつけsix"(ご近所さんたちは6人兄弟をそう呼んでいるらしい)の様子を見にきたら、狭い家の中で図体の大きい6人がひしめき合って焼売のことで大騒ぎしていて、これは上杉の策略ですよ!とお弁当を取り上げてなだめようとするけれども、いつものように聞きいれない。蘭丸くんはいつもダメダメ6人兄弟を健気に面倒見てるんだけどねぇ、本当にしょうがないねぇ、うつけsix・・・。
5個しかないということで焼売を食べたいのになぜか食べない6人兄弟(もう食べればいいじゃん)。抹茶好きな利久のやっている近所の喫茶店わび茶に行って、「焼売を食わせろ!」と大騒ぎ。この人たち、事あるごとに利久の喫茶店に行くけど、仕事していないからお金もない6人に居座られて利久が迷惑そうなのもいつものこと。

そして今回、長男信長が”合戦”を挑んだのは(毎週合戦は欠かさない)、なんと崎陽軒!え、上杉じゃないの?!崎陽軒なの?!焼売弁当に焼売を5個しか入れてないとはけしからん!ということで、崎陽軒を成敗しに行ったみたい。迷惑〜。「シューマイ!シューマイ!」とシュプレヒコールをあげながら、皆は崎陽軒の社屋に乗り込んでいった。笑える〜。
老舗の崎陽軒はこんなヘンテコ6人兄弟にも動じず寛大な応対。社長自らお出ましになり、崎陽軒の歴史や焼売の製造工程見学など丁重なもてなしに、成敗も忘れて6人兄弟は大喜びしていた。もはや崎陽軒を懲らしめに行ったことなど誰も覚えていない。

そしてちゃっかり、一人一つずつお土産に焼売弁当を持たせてもらったようで(蘭丸くんももらってた)、お家に帰ってみんなで仲良く食べましたとさ。
今回もくだらなくて面白かった。
このくだらないさは私にとってはもはや癒し。福原市長の明智光秀との直接対決は先に延ばして、このままアホな姿を見せ続けてほしい。
でもそろそろ終わりかな。









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