【日経先物】天底って何時につけることが多いと思います?
こんにちは、ジャド弟です。2021年8月20日の16:39、日経先物ミニは年初来安値26850円をつけた後上昇に転じ、たった2営業日後の8月24日には27800円をつけました。この8月20日の安値はひとまずの底と考えて良さそうです。
ところで天底って何時につけることが多いと思います?今日はそんな話をしようと思います。
免責事項
調査・検証に用いたデータの正確性や調査結果の内容については間違いがないよう十分注意を払っていますが、その正確性や内容を保証するものではありません。(万が一データが不正確であったり調査結果が間違っていたりした場合はお知らせいただけると助かります。)
また、この記事は投資活動の勧誘や売買の推奨を目的とするものではありません。投資判断は読者の皆様の自己責任の下でお願いいたします。
定義
商品:日経先物ミニ
期間:2016年1月1日〜2021年8月20日
天底の定義:高値から1000円以上下落した場合にその高値を「天井」、安値から1000円以上上昇した場合にその安値を「底」と見なす。
天底の定義について補足すると、例えば20000円から21500円まで上昇し、その後19500円に下落した場合は20000円から1000円以上上昇したので20000円は底と見なしますが、20000円から20500円まで上昇し、その後19500円に下落した場合は20000円から500円しか上昇しませんでしたので20000円は底と見なさない、ということです。
イメージが湧きやすいように、2021年の1月1日〜8月20日までの4時間足チャートに天底をジグザグとして描き入れてみました。
この天井や底をつけたのが何時だったのかを調べてみたいと思います。
天井をつけた時刻
まずは天井です。2016年からの全ての詳細を載せると長くなってしまうので、詳細は2021年分のみ載せることにします。
驚いたことに天井を付けたのは全て日中セッションで、夜間は一度もありませんでした。
また、全期間について天井をつけた時刻のヒストグラム(15分刻み)を見ると、以下のようになりました。確かに日中セッションが多いですが、今年の天井が全て日中セッションだったのはたまたまだったようです。
なお全期間中天井は59回ありましたが、そのうち40回が日中セッション、19回が夜間セッションでした。68%が日中セッションだったことになります。また、時間帯としては日中の寄り付き付近と10:00〜10:15までの時間帯が多かったようです。
底をつけた時刻
次は底をつけた時刻を見てみましょう。こちらも詳細は2021年分のみ載せることにします。こちらは天井と違って全て日中だったということはありませんでした。
また、全期間について底をつけた時刻のヒストグラム(15分刻み)は以下のようになりました。時間帯としては日中や夜間の寄り付き付近が多かったようです。23時台も多かったようですが、これはニューヨーク株式市場の開始時刻が関係しているのでしょうか。
なお全期間中天井は58回あり、そのうち29回が日中セッション、29回が夜間セッションで、日中セッションと夜間セッションの割合はちょうど半々でした。
おわりに
日経先物ミニについて、天底をつけた時間帯を調べてみました。特にトレードに役立つ情報というわけではありませんが、皆さんのトレードの何らかのヒントになれば幸いです。
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