禁欲生活のススメ
以前の、Uさんのtweetまとめで、UさんにDMをした人が禁欲生活をしていたことに触れていました。
まず、禁欲関連のUさんのtweetをいくつか載せます。
その後、禁欲生活の効能、やり方と注意点を列挙します。
元のtweetが載っているのは、こちらの記事でまとめてあります。
禁欲生活を続けることで、「大脳と小脳、右脳と左脳の繋がりがよくなって、直感力と論理的思考のバランスが取れる」と、Uさんは述べています。
これは、非常に魅力的な効能です。
また、「考える力や行動する意欲を養う」上でも禁欲は役に立つとも、述べておられます。
"欲にまみれた生活では、何が本当に大切なのかさえも、すぐに見えなくなってしまう"
これは、至極、もっともなことです。
禁欲によって脾臓デトックス、そして潜在意識の解放
禁欲の上達
では、実際に、禁欲生活を始めるとして、上達のコツは何でしょうか?
男性の場合ですが、Uさんのtweetを貼ります。
禁欲を続けたら、こんな身体変化があったよ
精神面での変化
なるべく畜肉を口にしない
意識の変化
禁欲生活唯一の問題点:エネルギーがあり余る
肉食と飲酒を解禁してみたら・・・
目からわかる脳の活性度合い
禁欲生活で感覚が鋭敏に
禁欲生活で若返る
以下の「過度の飲酒の脳への影響」「美食に飽きる」「日本酒」は、禁欲とは直接、関係ありませんが、参考意見として、載せました。
過度の飲酒は脳にダメージを与える
美食に飽きる
日本酒
減らさないと、生きることの本質は見えない
他の実践者の感想
わかりやすいように、効能とやり方・注意点を列挙します。
基本的な内容は、Uさんのtweetにあるものと同じです。
禁欲の効能まとめ
・大脳と小脳、右脳と左脳の繋がりがよくなって、直感力と論理的思考のバランスが取れる
[コメント:両脳のつながりがよくなるということは、両脳の間にある脳梁が活発になるということです。おそらく禁欲生活によって、全脳が使えるようになるのでしょう。]
・考える力や行動する意欲を養える
・脾臓のデトックスになり、潜在意識の解放に寄与する
男性が禁欲した場合
・目が澄んでくる
・顔立ちが凛々しくなる
・肉体が若返る
・肌が瑞々しくなる
・筋肉は弾力に富むようになる
・内臓が活発になる
・思考が冴える
・本業への集中力が高まる
・疲れ知らずになる
・周囲の雑音が気にならなくなる
[コメント:おそらく、これは女性にもそのまま当てはまるように思われます。]
禁欲生活一ヶ月以降?の変化
日数は、Uさんのtweet年月日からの推測です。
・欲に煩わされなくなる
身体面の変化
・感覚が鋭敏になる
・スマホを持つと、通信時に手がビリビリする
・私(Uさん)が後方から視線を送ると、みんな気づいて振り返る
⇒人間にはまだまだ未知の力が秘められているのかも
・体が子供のように柔らかくなる
・疲れにくくなる
・肌がきれいになる
・髪はさらさらでしなやかに
・瞳もきらきら
・左目が大きくぱっちりしてくる。視神経はクロスしているので、右脳が活性化している証左。
※反対に欲にまみれた生活をしていると、左目が小さくなって、右目ばかりがギラついてくる。
[コメント:疲れにくくなる、肌がきれいになる、髪はさらさらでしなやかに、瞳はきらきらというのは、若返りと総称してよいかもしれません。]
精神面の変化
・欲や煩悩がなくなる
・自我にとらわれなくなり、恐れがなくなる
・反面、世の中の欺瞞へ向ける目が厳しくなった
卑劣なやり口や弱い者を虐げる力への静かな怒りが凄まじい
・(牛肉や豚肉などの四つ足の肉のような)畜肉を食べないことで、雑念がなくなる
・世の中の大半の情報や一般的な価値観が、ノイズのように思えてくる
[コメント:精神面の変化は誰にも当てはまるものと、人によっては出ないものがあるように思います。特に、世の中の欺瞞へ向ける目が厳しくなったというのは、Uさんの素の気質ではないかと推測しています。
禁欲前からこういう視座を持っている人は、禁欲によってより強まる可能性があるので、注意が必要です。つまり、欺瞞への眼差しが厳しくなり、怒りとなって、外に発して、人間関係に支障をきたす恐れがあるということです。]
意識の変化
・自分は何のために、この世界にいるのか。
この世界でやっておかなければならないことは何なのか。
そういうのが行動原理になってくるような感じになる。
・自我に囚われていた頃とは比べものにならないほどのクリアな世界観になる
・死ぬことさえも通過点のような意識も芽生える
[コメント:「精神面の変化」同様、これも、人によりけりではないかと推測しています。しかし、「自我に囚われない、クリアな世界観」は、個人的には、非常に魅力を感じます。]
唯一の問題点
・エネルギーがあり余って、眠りが浅くなり、夜中に目が覚めることがある
・何となく寝苦しい
・俗人への諦念のようなものが常にある。
どうしようもないという思いと、守り育てなければというような思いがある。
[コメント:「問題点」と表記していますが、これを「問題」と捉えるかどうかは、人によりけりでしょう。]
参考:ジャスムヒーンの生き方
プラーナで生きているというジャスムヒーンは、一日の睡眠時間が確か3~4時間だと、2019年のワークショップで述べていました。
ご本人は、窮屈な人生を送っているとは思っていないようでしたが、見方によっては「禁欲的」に見えることでしょう。
彼女は、起きている時間が長いので、多くの時間を瞑想に当てていると、述べていました。
効能を目指してやらない
効能はいろいろありますが、中には個人差もあって、出ないものもあるでしょう。
効能を目指してやるよりも、禁欲生活を続けた結果として、自ずと起こるものと捉えた方がいいと思います。
効能を目当てにやると、それが実現しそうにない場合、止める理由になってしまうので、オススメしません。
むしろ、目的を設定することを推奨します。
続けるコツ:目的を設定する
禁欲生活をする目的を自分なりに設定するのが、続けるコツと思われます。
例えば、最初に挙げたtweetにあるように、「何が本当に大切なのかがよく見えるようになる」という目的は、良いでしょう。
あるいは、「自我の囚われから脱し、物事をクリアに見られるようになる」でもいいでしょう。その手段が、禁欲生活ということです。
禁欲生活を始めるには
禁欲するとして、具体的には何をやるのか。
単純に欲望を断つだけでは、うまくいかないと思います。
脾臓デトックスのtweetには、こうあります。
・プチ断食
・禁酒
・禁煙
・農薬・添加物・精白糖・肉断ち
・運動で汗を流す
・水垢離・滝行
・温冷交互浴、岩盤浴
・情報断ち
・睡眠を多く取る
・毒舌・嘘・責任転嫁・卑怯な真似を慎む
・自然に触れる
・(男性で、性的志向が女性の場合)女人断ち。エロ本・画像・動画を見ない
・趣味を増やさない
・遊び友達を作らない
・嗜好品や娯楽に費やす時間を出来る限り減らす
まとめると、
・心身に不要なもの・行為をできる限りゼロにし、体にいいものを食べる。
・情報断ちをする(エネルギーと時間の浪費をなくすため)
・趣味を増やさず、遊び友達を作らない(これらがあると、時間が失われるため)
・嗜好品や娯楽に費やす時間を出来る限りゼロにする
・自然に触れる
・たくさん眠る
となるでしょうか。
始め方:自分なりに工夫する
一気にあれもこれも止めると、多分、欲求不満が溜まるので、自分の生活を振り返って、「簡単にやめられるもの」「やめるのにしばらく時間のかかるもの」「やめるのにかなり時間のかかるもの」を、大ざっぱにリストアップして、「簡単にやめられるもの」から実行してみてはいかがでしょうか。
ネットで調べれば、体験者の例は出てくるので、それを参考にして、自分の生活で、できるところから取り組むのも一つの方法です。
あるいは、三週間だけやると決めて、以下をやってみる。
・禁酒(飲酒の習慣がある場合)
・禁煙(喫煙者の場合)
・女人断ち(セックスor自慰の習慣がある人の場合)
⇒エロ画像・動画を見ないことも「女人断ち」に含む
・運動で汗を流す
・情報断ち(例:ネットへのアクセスが一日4時間なら、2時間にしてみる)
・毒舌・嘘・責任転嫁・卑怯な真似を慎む
・自然に触れる
・農薬・添加物・精白糖・肉断ち
・温冷交互浴、岩盤浴
・睡眠を多く取る
砂糖の有害性についてはこちらをお読み下さい。
併せてこちらもどうぞ。
性欲コントロール
男性の場合、禁欲生活で最もネックになるのは、これではないかと思われます。
性欲を感じるのは自然現象と思って、認めてください。
ムラムラしてきたら「ムラムラしてきたな~」と認める。
セックスしたいと感じたら、「セックスしたいな~」と認める。
その上で、どうするかには、二つの方法があります。
一つは、類家俊明『“手のカタチ”で身体が変わる! 〜ヨガ秘法“ムドラ”の不思議』のp,77にある「カパラバティ呼吸法」で、食欲や性欲などの雑念が消え、精力を活力に昇華させることができます。
簡単で、床に座れれば、どこでもできます。
本は、私は紙で持っていますが、見開いて見るには、電子書籍の方がいいかもしれません。
もう一つは、謝明徳(マンタク・チャ)『タオ性科学 男性編』の「第6章:踊る睾丸」にある、睾丸呼吸法、陰嚢圧縮法、パワーロック法、「第7章:性エネルギーの変容の秘訣 陰陽の両極性」にある、冷水漬け、百数えで、射精せず、エネルギーを保持することができます。
百数えは、吸って吐いてを1カウントとして、ゆっくり呼吸することです。
簡単に思えるでしょうが、リラックスして、ゆっくり呼吸するのを、一定のリズムで100やるのは、むずかしいです。
細かいやり方は本に書いてあります。
同じ著者で、女性編もあるので、女性の方は、こちらを御参照下さい。
要は、生活の中のいろいろなものを減らすことで、見えてくるものがあるということです。
不必要な欲がなくなるだけでも、おかしな広告や煽り文句に惑わされなくなりますし、散財もしなくなります。
「3週間も続けられない」と思う人は、1日とか3日という単位でやってみて、できたら、一日ずつ日数を増やしていったら良いでしょう。
なるべく意志力を用いずにできる形が良いです。
情報断ちとして、スマホを触らない一つの方法を御紹介します。
私は、家にいる時は、スマホをいじらないように、ちょっと手を伸ばした所よりも遠くに置くようにしています。
頑張れば取れなくはないけれど、そのちょっとした頑張りが、状況によっては億劫に感じて、スマホを取らないとなります。
そうやって、スマホに触らない、ちょっとした理由を作る。
そうして、「家にいる時はスマホを触らない」のが当たり前だと、自分に教え込んでいく。
歩きスマホは姿勢が悪くなるのと、周囲への注意力が減って危ないのでやりません。
こうすることで、スマホを触る時間は少なくなります。
結果、情報断ちにもなる。
目が曇っているなら、多量の情報を見ても、必要なものを得ることは容易ではありません。
また、情報収集をしなくなることで、気づいてくることもあるでしょう。
禁欲生活を続けられればよし。続けられなくても、何かしら、気づきがあると思われます。