全訳ハトホル㉗「The Art of Jumping Timelines(時間軸を飛び越えるアート)」
トム・ケニオンによる高次存在ハトホルの、27番目の惑星メッセージの翻訳をお届けします。
この記事は、今後の記事のいくつかで言及されることがあります。
複雑ではないと思いますが、ワークを行うには、何度も読む必要があるかと思われます。
今までで最大の長さ(約1万5千字)なので、休みを入れつつ、お読み下さい。
ハトホルの記事の四つのタイプ
A:「物事の全体的な理解を与える」
B:「意識や視野を拡大する、地球にまだない、あるいは隠された概念の紹介」
C:「地球規模の変容の波にうまく乗る、あるいは影響を軽減するワークの紹介」
D：「ワークショップやイベントの紹介」
このハトホルの四つのタイプの内、今回の記事は、最初の三つを扱っていると思われます。
The Art of Jumping Timelines(時間軸を飛び越えるアート) 2010/08/03
翻訳者：jacob_truth 翻訳完了日：2021/08/14(土)
原文：
逆説的に見えるかもしれませんが、あなたのタイムライン――つまり、あなたの人生――は、同時に存在する多くの可能性の内の一つに過ぎません。そして、自分のタイムラインや人生の可能性を変えることは十分に可能であり、それはあなたの生得の権利でもあります。
様々な理由から、あなた方の文化は、あなた方が1つのタイムラインに限定されていると信じるように、催眠術をかけてきました。このメッセージでは、タイムラインに関する私たちの理解と、あなたがタイムラインを変えることができる方法について、お話しします。
混沌とした出来事が増えると、必ず複数のタイムラインが収束していきます。あなたの惑星が「混沌の節目(Chaotic Node)」に入り、ますます混沌とした状態になっていることから、「時間の節目(time nodes)」と呼ばれるものも増えています。
「時間の節目」は、2つ以上のタイムラインが収束する時に発生します。そのため、あるタイムラインの現実が近くのタイムラインの人々に「滲むように伝わったり(bleed through)」、心理的に知覚されたりすることで、「振動効果(oscillation effects)」が発生することがあります。また、強いタイムラインは、「時間の節目」内の他のタイムラインの可能性や確率に、文字通り、影響を与えます。つまり、創造的で斬新な効果は、あるタイムラインが(他のタイムラインに近接する)「時間の節目」に入る時に、タイムラインの中で起こることが多いのです。
これらは進化のジャンプ・スターターです。それらの利用方法を理解すれば、進化を加速させる大きな可能性を秘めています。あなたの惑星で起きている出来事の不安定な性質のため、複数の「時間の節目」が出現しています。これは非常に込み入った複雑な問題ですが、私たちは、それを最小の区分にして、かみ砕いて説明するように努めます。なぜなら、この情報は、アセンション・プロセスに携わる皆さんにとって重要な意味を持ち、生き延びるために必要なものだと、私たちは考えているからです。まず全体像に目を向け、次に私たちが提案する個々の戦略に目を向けてみましょう。
背景
あなた方の惑星は、完全な変容の瀬戸際にあります。この変容の形には、様々な表現があります。その結果に、多かれ少なかれ影響を与えるのは、集合意識です。
これらの結果や可能性の中には、惑星の破壊と浄化の予言を実現するものもあります。別のタイムライン、別の表現では、異なる結果が示されています。人類の意識(human consciousness)に、突然、予期せぬシフトが起こると、あなた方の運命に悪影響を与えてきた「支配者たち(Controller)」が、屈服する可能性があります。そして、この2つの極性の間には、他にも何百ものタイムラインの可能性があります。この社会には、あなた方が催眠術をかけられたままでいることを望む既得権益者がいます。彼らは、あなた方が1つのタイムライン、彼らが考える1つの人生経験に限定されているという妄想を続けさせたいのです。
しかし、あなた方は、個人的なものであれ集団的なものであれ、あらゆるイベントの最後の瞬間に、タイムラインと確率を変える能力を、自分の性質の中に持っています。これは、「ポジティブ」になるために言っているのではありません。これは、あなた方の進化の可能性に関する、「事実」として言っているのです。集団的に、この可能性に到達するかどうかは、まだわかりません。しかし、秘儀参入者の道とは、自分の周りで何が起こっていようといまいと、最高の可能性に向かって上昇していくことなのです。ですから、このメッセージでは、あなたに何ができるのか、そして、どのようにそれを行うのかについて、お話しします。
私たちの視点では、皆さんの集合的な運命は、皆さん一人一人が行う個人的な選択の総和です。これに、あなたやあなたの仲間の人間がコントロールできる範囲をはるかに超えた、進化的・地球的な力が加わります。この力の集まりには、あなた方の太陽系を超えた宇宙領域からのエネルギーと意図の宇宙的なパターンも含まれています。あなたは、あなたの宇宙である複雑な宇宙マトリックスの一部なのです。
例えて言うならば、人類(humanity)は大きな海船に乗っているようなものだと言えます。しかし、あなた方の多くは眠っており、そこにいるべきではない誰かがこの船の舵取りをしているのです。ここでは触れませんが、多くの歴史的・超歴史的な理由により、様々な存在たちがあなた方の船を徴用しています。
しかし、ああ、流れはどのように変わっているのでしょう。ますます多くの人が目を覚ましていますが、中にはまだ半分眠っている人もいて、目の前で変化する世界の激動を見ながら、デッキをよろめきながら歩いています。支配者たちは、多くの人々が目を覚ましていることを知っています。その数は、彼らにとって快適なものではありません。
まさに、面白い時代になってきましたね。
現在の湾岸地域における生態系の状況は、複数のタイムラインの一例です。メディアはこの状況をおしまいにしようとしていますが、多くの人がこの状況がいかに切迫したものであるかを感じ取っています。実際、湾岸地域には、文字通りにも比喩的にも、水面下に、複雑な状況が存在しています。
前回のメッセージ(訳注1：「Increasing Intensity Of The Chaotic Node: The Gulf Of Mexico 混沌の節目の強度の増加：メキシコ湾 2010/06/23」)では、このイベントには、いくつかの可能なタイムラインがあると述べました。これらの内、どのタイムラインがあなた方の3次元現実に展開されるかは、泥やコンクリートで書かれているわけではなく、変化しうる出来事や結果に左右されます。このメッセージでは、あなたという個人が、どのようにして、瞬間的に、タイムラインを飛び越えて別の運命に移ることができるのかについて、お話したいと思います。このことから、あなた方の文明もタイムラインをジャンプできると推定できますが、それは別の機会に話題にします。
ここでは、一人の人間であるあなたに注目します。そして、悲惨なタイムライン――つまり、あなたが望んでいない結果――から、より慈悲深く、生命に優しく、進化の可能性に満ちたタイムラインへとジャンプするにはどうすればよいかを考えてみたいと思います。
念のために申し添えますと、タイムラインを飛び越える技術的な手段はあります。ただ、ここでは人間の意識を対象としており、あなた自身の意識と意図の力によって、タイムラインを飛び超えられる方法について、お話しします。この試みのために、あなたは自分自身の本質の中に、最も素晴らしい2つの宝を、既に持っています。それは「主権的な意志(選択すること)」と「感じる能力」です。この2つを適切に組み合わせることで、あなたは、単なるチェス盤の駒ではなく、現実の共同創造者として、望むようにタイムラインを飛び越えることができるのです。
基本的な考え方
タイムラインをジャンプするための基本的原理は、いくつかの重要な意図の領域を調整することです。
1) 自分が移動したいタイムラインを特定します。
2) タイムラインに合わせて、自分の振動状態を変化させます。
3) 振動状態を固定して、揺らがないようにします。
4) 新しいタイムラインを表現したアクションを起こします。
5) 忍耐。
この第5段階では、自分が選んだ新しいタイムラインの振動状態を保持し、新しいタイムラインに沿った選択をします。そのタイムラインに反する感覚的な情報があっても、それを我慢しなければなりません。
現在のタイムラインは、あなたの信念と意図の蓄積であるため、この、忍耐の最後の段階は重要です。その信念や意図の強さによっては、人生の決まったパターンを克服するために、膨大なエネルギーを蓄積しなければならないこともあります。
ここでお伝えする情報は、あなたの人生におけるあらゆるタイムラインや表現、そして最もありふれた状況に対応するために使用することができます。しかし、今回のメッセージでは、アセンション・プロセスにおけるタイムラインのジャンプ方法、そして、あなたが現在いる、文化のタイムラインとは異なるタイムラインへの移動方法について取り上げます。
これは、ある人にとっては革命的なアイデアです。しかし、私たちにとっては、あなた方の本質についての単なる真実です。あなた方は創造主である神々や女神たちであり、私たちが共有するこの情報は、あなた方が生まれながらにして持っている権利です。多くの方々がタイムラインを飛び越え、自分の乗っている船の竜骨を傾け、安全で豊かな海へと船を導いてくれることを期待し、希望を込めて、このタイミングで提供します。
例え話はここまでにして、タイムラインをジャンプするための基本を説明しましょう。
アセンション
私たちの見るところ、アセンション・プロセスは、あなたの第2の身体である「カー(KA)」にエネルギーを与え、その振動を高めて、より多くの光を放つようにし、最終的に「サフ(SAHU)」(不滅のエネルギー体)にします。カーの振動を上げるには、様々な方法があります。ほとんどの靈的伝統は、あなたの振動を高めるための独自の方法を持っています。残念ながら、その多くは、教義やタブーに満ちています。また、正直なところ、あなたの自由を望まず、あなたを知覚の牢獄に閉じ込めることで利益を得ようとする人々が置いた思考形態による、干渉パターンに満ちています。
そして、悲しいことに、あなた方の靈的伝統――特に宗教――の中には、陰湿な罠があります。あなた方が自分自身の存在の中でアセンションしていくためには、真実と偽りを分けなければなりません。この作業はあなただけが行うことができ、マスターの必要条件の一つです。これは、自分自身の存在のアセンションを選択した人のための、意識の中にある一線です。彼らは真実の達人となり、現実から偽りを取り除くことから離れません。彼らはドグマの奴隷ではありません。彼らは自分自身の神性以外の誰にも屈しない。
エネルギー的には、古代エジプトで「セケム(Sekhem)」と呼ばれていたあなたの生命力が、「ジェド(Djed)」と呼ばれるチャクラの聖なる道を登り始めた時に、アセンション・プロセスは始まります。これが、最もシンプルな形のアセンションです。それは、意識と気づきの拡大です。あなたの生命力が高次脳中枢に入り、あなたのカー体がエネルギーを得ると、あなたはアセンションの別の段階に入ります。この段階で、あなたは光そのものを代謝し始めます。光とは、靈的な光、つまり靈界に存在する光のことです。この光は、カー体を養い、その振動を高めます。カー体がある一定の振幅(振動の強さ)に達すると、揺らぐことなく、一種のエーテルの火で点火され、サフ(不滅のエネルギー体)に変わります。これは、アセンションの、この特別な形態の最終段階の一つと考えられます。しかし、私たちが明確にしておきたいのは、意識を上向きにしたり、生命力が「ジェド」を上昇したりすることは、その方法にかかわらず、アセンション・プロセスの一部であるということです。
ここでは、タイムラインをジャンプするための基本的な方法を身につけるために、いくつかの基本概念やトレーニング方法を御紹介します。そして、一見困難な状況にあっても、自分自身で新しい可能性を切り開いていく方法に目を向けていきます。そして最も重要なことは、あなたの現在の「時間の節目」の中に存在する、重要な進化の機会を探ることです。
別のタイムラインにジャンプするために、最初に直面する課題の一つは、恐怖の克服です。多くの人間は未知のものを恐れますが、ここにはもっと陰湿な要素が含まれています。あなたの運命を支配し、それによって利益を得ようとする支配者たちは、恐怖の投影の達人です。彼らは、メディアを通じたマインドコントロールや催眠術の膨大なリソースを使って、多くの恐怖があると大衆に信じ込ませています。率直に言って、恐怖する理由があることは事実ですが、より高い真実は明らかにされていません。
私たちが考える高次の真実とは、現実を変えることのできるあなたの能力であり、「主権者としての意志」と「感じる能力」という2つの宝物を使って、新しいタイムラインへとナビゲートする、あなたの生来の能力のことです。ここで具体的に説明しましょう。
先に述べたように、私たちが述べているアセンションのタイプは、あなたの生命力が「ジェド」(背骨)を通って高次脳中枢に移動するというシンプルなものです。これにより、「チャクラ(chakras)」と呼ばれるカー体内にあるエネルギーの車輪が新たに活性化されます。そうすると、新しい可能性の窓が開き、新たな洞察力、新しい形のインスピレーションや創造性が開花します。しかし、意識が恐怖にロックされていると、下位センター、つまり生存・セックス・権力への衝動に囚われてしまいます。
先に述べたように、様々な歴史的・超歴史的な理由から、人類(humanity)を低次センターに閉じ込め、運命をコントロールする手段としての恐怖を永続させるための共謀が行われてきましたし、今後もそうであると考えられています。このように、上昇の道を選択したマスターにとって、最初に通過すべきハードルの1つが「恐怖の谷(the Valley of Fear)」であり、それは自分の文化の中で投影された思考形態です。そして、自分を閉じ込めようとする制限の門をくぐり抜け、最も神聖な宗教にさえ広められてきた嘘を認識しなければなりません。
しかし、あなたにそのような通過をする勇気と不屈の精神があるとしましょう。そして、例として、あなたが生きたいと望むタイムラインが、「博愛」(愛に満ちた優しさ)のタイムラインだとしましょう。この方法は、あなたが自分で作りたいと思うタイムラインにも、同じ原理が適用されることを覚えておいて下さい。
準備とトレーニング
最初のステップは、自分が創造したい、生きたいと思うタイムラインを特定することです。このケースでは、それは「愛に満ちた優しさのタイムライン」です。第二のステップは、そのタイムラインに合った振動状態に移行することです。この場合、それは、「愛のある優しさを感じている状態」なので、あなた自身、できる限りこの状態に留まりましょう。つまり、他人にも自分にも、愛情のある優しさを示すということです。
第3のステップは、振動場が揺るがないように固定することです。これは、タイムラインをジャンプする際の重要なポイントです。なぜなら、古い振動状態は、それ自体が生命を持っているからです。あなたが新しいタイムラインを創ることを選択し、そのタイムラインに合った振動状態に入ったからといって、そのタイムラインが実現したり継続したりすることを保証するものではありません。新しいタイムラインへのアクセスを維持するためには、振動場を固定しなければなりません。
最初の2つのステップは、主権者であるあなたの意志に関わるものです。自分が体験したいタイムラインを選びます。タイムラインに合った振動状態を選びます。そして、3つ目のステップである「振動状態の固定」では、あなたの本質の2つ目の宝である「感じる能力」を使います。
自分が望む振動状態を「感じる」ことで、それを増幅し、強化します。そして、その振動の現実に、感謝や恩を感じたりするなど、一貫した感情状態(coherent emotional state)を持つことで、その誕生を早めることができます。
新しいタイムラインに感謝したり、恩を感じたりするというシンプルな行為は、心を揺さぶるような方法で、その現実を促進します。このようにして、あなたの性質の2つの宝物が、この3つのステップで結合されるのです。次のステップでは、再びあなたの主権的な意志が必要になります。感覚があなたに何を告げようとも、新しいタイムラインと振動状態のビジョンを持ち続けるためには、辛抱しなければなりません。これは、多くの人が失敗する箇所です。
新しいタイムラインを、自分の3次元現実に顕在化させるには、エネルギーの蓄積が必要です。新しいタイムラインのビジョンを、それが既に存在していることへの感謝と共に、また振動場(またはその感覚)と共に保持し続けるならば、エネルギーが蓄積されていきます。
ここでの課題は、現在の現実が何を示しているかに注意を払いながら、自分のビジョンに忠実であることです。偽ることではありません。「それは、目の前に現れた現実を直視すると同時に、より高いビジョンを持つことです。」言い換えれば、自分の人生の現実に対処すると同時に、別の人生のビジョンを持つということです。これがアートです。
私たちの例で言えば、あなたが「もっと愛のある優しさを感じている人生を送りたい」と思っているなら、他人に愛情のこもった優しさのある行動をすることで、その振動状態に移行します。そして、その振動状態に感謝の気持ちを持つことができれば、新しいタイムラインの創造が加速します。
実際には、誰もが愛のある親切を実行できるわけではなく、またそれを受けられるわけでもないことを認識する時期が来るでしょう。そして、あなたのビジョンは、現実生活の中で洗練されていきます。あなたの意識の成熟は、現在のタイムラインの現実と新しいタイムラインの出現に対処する中で、自然に行われます。
このような方法で進めていくと、愛のある優しさの達人になり、そのような振動状態を表現できない人への対応の達人になることができます。最終的には、より多くの人があなたにその特質を表現し、あなたも彼らに表現するようになって、もっと愛のある優しさの人生を経験するようになるでしょう。そして、この特質を表現できない人に出会った時、自分の中のこの特質を失うことなく、その人に対処することができるようになります。
そうやって、新しいタイムラインや新しいリアリティの種を、自分自身のために蒔いていくのです。
ここで、集合的なタイムラインに戻りましょう。
先に述べたように、「時間の節目」は複数のタイムラインが収束する分岐点であり、その仕組みを理解していれば、あるタイムラインから他のタイムラインへジャンプすることができます。先ほど、個々人のタイムラインに適用される基本原理を説明しました。ここでは、集団のタイムラインとは別のタイムラインにジャンプする方法について御説明します。
逆説的に思えるかもしれませんが、別のタイムラインを生きて、周りの人とは違う人生経験をすることは充分可能です。
もう一度、別の言い方をしましょう。他の人が苦しみの中で生きているのに、自分は天国の中で生きることができる。意識の最も深いレベルでは、それは単に選択の問題です。
私たちは、あなた方がこれまでも、そしてこれからも、あなた方を監禁しようとする勢力に操られ続けていることを認識しています。しかし、私たちがこの通信で選択したのは、その歴史や関係者の身元にこだわらず、その監禁状態から飛び出すための鍵を与えることです。実は、真の支配者たちは、あなた方には見えない存在なのです。「彼らは人形使いです。」
混沌とした出来事が拡大すると、タイムラインを飛び越える機会が多くなります。そのような時は、先ほどのステップを思い出してみて下さい。この方法を試すには、実験を行うことを選ぶとよいでしょう。あなたの人生で現実として展開したいものを選び、これまでに説明したステップを使って、どんなものが創れるか見てみましょう。
肉体的・靈的サバイバル
私たちがこのメッセージを伝える本質的な理由は、個人的な欲求を満たすことよりも、もっと大きな意味を持つ何かです。この「何か」とは、文字通り、あなたが肉体的にも靈的にも生き延びることに関係しています。
混沌とした出来事がエスカレートするにつれ、あなたの直感力がこれまで以上に重要になってくるでしょう。
それを「勘」と呼ぶ人もいます。どうしたらいいのか、わからないのに、ある状況下でどうすればいいのかが、突然、「わかる」のです。
これが直感の仕組みです。直感の瞬間、あなたは分岐点――「時間の節目」――にいて、異なるタイムラインや異なる結果に飛び込むことができます。
このように、直感的な受容性が高まることは、個人的なアセンション(意識の上向きの動き)の特徴の一つです。直感力の向上は、明らかに、肉体的な生存率を高めることにつながります。
先ほど、人によっては逆説的なことを言いました。タイムラインをジャンプする能力は、肉体的・靈的な生存に役立つと言いました。
ここで私たちが言いたかったのは、タイムラインを別の結果にジャンプさせる能力は、ある状況下では肉体のサバイバルにつながるということです。靈的なサバイバルとは、あなたの靈的覚醒を脅かすものがあるという意味です。もしあなたが自分自身の真実を見失ったら、もしあなたが自分の本質に備わっている2つの宝物――つまり主権的な意志と感じる能力――を失ったら、あなたは霊的に危険な状態にあると言えるでしょう。自分の中にあるこれらの宝を、見失ってはいけません。混沌とした出来事が増えれば増えるほど――それは新しい世界の誕生なのですから――、支配者たちはその努力を強めるでしょう。マインドコントロールや、あなたの主権的な意志や感じる能力を制限するような思考形態は、その起源――たとえそれが、あなた方の「神聖な」宗教の一つから来たものであっても――に関わらず、警戒して下さい。
どんなに神聖な身なりや政治的な正しさを装っていても、あなたの主権的な選択の意志や、感じる能力を制限するような思考形態は、避けなければなりません。これは、この通過を靈的に無傷で生き抜きたいと願う皆さんにとって、必要不可欠なことです。
タイムラインの収束と確率の変化
ここで、この通信の主要な理由に目を向けてみましょう。ここまでの話は、タイムラインをジャンプするための、あなた自身の意識を訓練するための背景や提案です。
しかし、今、私たちは、あなたの創造とは無関係に存在する、2つの非常に重要なタイムラインに注目しています。これらのタイムラインは、存在の秩序が異なっています。あなたの個人的な選択によって作られたものではありません。この2つのタイムラインは、お互いに正反対の存在です。
これまで何度も述べてきたように、あなたは複数のタイムラインと確率の中に同時に存在しています。今、あなたと人類(humanity)が生きているタイムラインの一つは、破滅と惑星破壊の予言を実現しています。これは、非常に現実的なタイムラインです。しかし、これは1つの可能なタイムラインに過ぎません。あなたは今、収束点、「時間の節目」にいます。そこでは、破滅の確率から、新しいタイプの地球や新しい存在の秩序へとジャンプすることが可能です。
私たちが「新地球」と呼ぶこのタイムラインは、現在の現実とは、全く異次元の体験です。このタイムラインでは、地球は大多数の人類(humanity)から深く尊敬され、感謝されています。全生命が相互につながっているという真実を理解し、感謝しています。
ここでは、利益のために、地球を荒らしたり、搾取したりして、地球の生態系を損なうことはありません。テクノロジーは、人間意識の向上によって、変化しています。生命を脅かすテクノロジーや、生命を損なう考え方は、この時代にはありません。戦争は過去のものとなりました。宗教・経済・国際情勢を操作して、あなた方の運命に負の力を及ぼしていた支配者たちは、その力を放棄しました。生命そのものが神聖なものとして扱われ、物質の神聖さについての新しい理解が、人類(humanity)に受け入れられています。この新世界では、天と地の間に争いはありません。
このタイムラインについて言いたいことは他にもあります。ただ、このタイムラインと、最終的に破滅と破壊につながる他のタイムラインとの違いは、感じていただけたのではないかと思います。
もう一つ、この「新地球」のタイムラインについて、述べておきたいことがあります。それは、私たちが特に評価している点です。この新しいタイムラインでは、世界間のベールが薄く、人間と(私たちのような)銀河系外の存在たちとの間で、また、人間と神靈界や精靈界と呼ばれるものとの間で、より大きな交流が行われています。
ここで申し上げたいのは、私たちは皆さんを揺さぶるつもりはないということです。私たちは不干渉を信条としています。私たちは、あなた方の自由意志に干渉しません。しかし、私たちが見たものを、あなた方に指摘する自由はあります。
古代エジプトにはマアトという女神がいました。マアトは一組の天秤を持っていました。死に際に秘儀参入者の心臓が秤の上に置かれ、反対側には羽が置かれました。もし、心臓が「羽のように軽ければ」、秘儀参入者は天界、つまり、高次の意識状態に入ることができます。しかし、心臓にネガティブな感情・後悔・悲しみがあれば、秘儀参入者は低次の世界に戻らなければなりません(訳注2：原文にはないが、参考のために、画像を載せておく)。
非常に現実的な方法で、人類(humanity)はマアトとの出会いの場にいます。破滅・破壊・恐怖のタイムラインを信じている全ての人々が、その現実を増やすことになります。新地球のタイムラインを「現実のものとして保持する」全ての人々が、その現実を追加することになります。
この状況では、あなたは無力ではありません。あなたは自分自身と地球のために――特に人類(humanity)のために――、根本的な変化をもたらす力を、自分の性質の中に持っています。もしあなたが、この新地球のタイムラインに共鳴を感じ、この新しい存在秩序の中で生きることを選択するならば、あなたは言わば、自分の体重を加え、天秤を傾ける手助けをすることになります。
先に述べたことは、非常に重要なことなので、再度、言いたいと思います。周りの人が苦しい思いをしているのに、自分だけが天国にいるということがあります。これは、時空間の位置とはあまり関係がなく、あなたの振動状態と関係があります。
私たちが言っていることの真実を感じ、この新地球に同調することを選択したなら、私たちはあなたを、新しいタイムラインと新しい運命に歓迎します。
私たちが提案するのは、先に紹介したタイムラインの飛び越え方の手順を確認し、壮大な実験を始めることです。新地球のタイムラインに入り、奇跡を起こす準備をしましょう。
最後に、地球があなたに語りかけます。彼女に愛撫され、彼女の最も深い知識と知恵を、あなたに移して下さい。来るべき変化の中で、彼女は大きな味方になってくれるでしょう。
タイムラインを飛び越えることや新地球については、今後の通信でさらに詳しくお伝えします。しかし、今は、どのように進めればよいのか、基本的なことを理解していただければ幸いです。
いつものように、皆さんが今直面しているような大きな困難の中にあっても、私たちは、人類の家族である皆さんに対してより高いビジョンを持っています。私たちは、あなたが自分自身では見えていなくても、あなたの隠された偉大さを見ています。私たちは、この暗闇の時間に、光を持っています。それは、あなたが自分自身の中に持っている偉大な光を思い出させてくれるものです。今こそ、あなたの中にあるこの光を解放する時です。未来の世代は、あなたのアセンションによって祝福されるでしょう。そうでありますように。
ハトホル
2010/08/03
トム・ケニオンによる見解と考察
この通信では、いくつかの点が気になりました。まず、以前には聴いたことのない「超歴史的(trans-historical)」という用語が出てきました。ハトホルたちに聞いてみると、「銀河間の影響の一定のタイプを、直線的な時間を超えて見る方法」だそうです。つまり、彼らが言っていた影響は、私たちが理解している時間の外側で発生したものです。しかし、それは、先史時代から現在までの私たちの時間軸に現れました。彼らの言っていることの全てを、私は完全に理解しているわけではありません。私はただそれを伝えているだけです。
彼らは「時間の節目(time nodes)」の重要性を何度も強調し、あるタイムラインから別のタイムラインにジャンプする方法を詳しく説明してくれたので、私はこの「時間の節目」の期間を尋ねました。彼らによると、この「時間の節目」には、私たちの地球と種としての運命に影響を与える可能性のあるタイムライン、あるいは予測されるタイムラインが複数収束しているため、非常に重要な意味を持つとのことです。彼らが具体的に挙げた2つのタイムラインは、惑星の浄化と破壊の予言が実行されるタイムラインと、より善良な、新しい未来につながるタイムラインでした。後者を、彼らは「新地球」と呼んでいました。
では、この「時間の節目」はいつ始まり、いつ終わるのでしょうか？彼らによると、正反対の運命を持つ、この特定の「時間の節目」は、今年(2010年)7月に私たちの3次元現実に現れ、2013年の7月まで様々な配列で続いていくそうです。
注意していただきたいのは、彼らはこの「時間の節目」で、新地球のタイムラインが誕生したと、「言ってはいない」のです。実は、彼らによると、この博愛のタイムラインは、かなり前から続いているのです。しかし、「惑星の破壊」と「惑星の再生」という正反対のタイムラインは、現在、非常に接近しています(「時間の節目」の側面)。このように、タイムラインをジャンプする方法を知っていれば、自分が望むタイムラインが、自分の今いるタイムラインのすぐ近くにある場合、より簡単にタイムラインをジャンプすることができます。
この「時間の節目」の意味は、人類(humanity)が集合的な現実として、どのタイムラインを経験するかの選択のポイント(choice point)にあります。ハトホルたちによると、今後の現実は、個人としても集団としても、今行っている選択によって、固定されています。
このメッセージでは、ハトホルたちが、タイムラインをジャンプするための基本的な方法を教えてくれました。これは主に、人類(humanity)が現在生きている、増加しつつある超現実的で生命を否定するような現実とは異なる、より善良な現実に生きることを選択した私たちのための情報です。
彼らのメッセージの「トレーニングと準備」のセクションは、確かに個人的な現実化のための方法として使用することができます。実際、この種の問題に慣れている人は、この情報を「マニフェスト101」と考えているかもしれません。しかし、その方法はシンプルであるがゆえに、奥が深いのです。ハトホルたちは、複雑な概念や技術を単純化することに長けていますが、この作品も同様です。しかし、彼らがこの基本的な方法を共有する理由は、願望実現の目的のために使えますが、そのためではありません。それはむしろ、私たちが惑星の現実を根本的に変えることができる方法です。人類家族のためでなくとも、少なくとも、私たち自身のためであるのです。
彼らが私たちの現状を、「海に浮かぶ船」という比喩で表現したことが、私は気に入りました。 確かに私たちの状況は、沈みゆくタイタニック号で起こったことを思い起こさせます。船は氷山にぶつかり、下層部に水が溜まっていました。最初は、上層階の人々に危険を隠そうとしていました。そして、オーケストラを交えたパーティーは、終わりが見えてくるまで続きました。
消費に取り憑かれた文化の、操作された過剰なマスコミ報道の中で、私たちの船である汽船「西洋文明」がひどく片側に傾いていることや、危険なほど、水面下に沈んでいることを指摘する人は、ほとんどいません。
もし多くの人々がタイムラインを飛び越え、惑星破壊の予言されたタイムラインを後にし、その代わりに、ハトホルたちが「新地球」と呼ぶ、より善良で生命を肯定する現実に入るならば、私たちの惑星に関する悲惨な予言の多くは実現しないと、ハトホルたちは信じています。
しかし、たとえ集合意識が高次の運命に移行しなくても、現在の文化が私たちに印象づけているものとは異なる現実を生きる勇気を持つ私たちには、驚くべきことが起こるだろうということも、はっきりしています。「他の人が苦しみの中で生きているのに、自分は天国の中で生きることができる。」
今回の最新メッセージには、特にタイムラインを実際にジャンプしようとしている私たちにとって、非常に重要だと思われる何かがあります。その「何か」とは、人間の持つ妄想力、つまり「魔法の思考」と関係があります。魔法の思考とは、何かを考えただけでそれが現実になる、あるいは自分が努力しなくても現実になると信じてしまう、思考障害のことです。
ニューエイジの考え方には、人生の困難に対処する手段として否認を奨励する、非常に有害な要素(つまり、魔法の考え方)があると、私は考えています。確かに、現在のエスカレートしている世界の狂気は、私たちの多くにとって対処するのが難しくなっています。しかし、もしこれを読む人が、現在のタイムラインの現実に対処するために、否認することが許容される手段だと考えているのであれば、ハトホルたちは、全く逆のことを言っていると、指摘したい。
タイムラインをジャンプする技術の一部は、私たちが経験したいタイムラインのビジョンと振動のサインを保持することです。しかし同時に、自分がいるタイムラインの、実際の現実にも注意を払う必要があります。これは世界の間で生きることであり、ハトホルたちが私たちに求めているのは、このような熟達です。
(私も含めて)タイムラインを飛び越えることを選択した多くの人々は、新しいタイムラインに跳躍することができず、それを維持することができない場合、学習曲線に遭遇すると思います。これは、新しい技術を学ぶ時には全く普通のことです。そう、深い意味があるとは言え、これは、本質的に新しい技術なのです。そこで、タイムラインジャンパー初心者の皆さんにアドバイスしたいのは、自分自身に優しく、セルフジャッジを捨てて、良きユーモアのセンスを持って、この種の学習体験に臨むことです。結局のところ、全てのことは、少なくともある観点からは、壮大なコズミック・ジョークなのです。
変容しつつある(死にかけているとも言われる)文明の現実を、自分が生きたいと思うタイムラインにハートとマインドを置きながら、いかに移るかということは、間違いなくアートになるでしょう。
だからこそ・・・、私の仲間である「生ける神秘(Living Mystery)」のアーティストたち、ビジョンに魅了され、ジャンプする勇気のある皆さんに、私は杯を掲げます。
あなたと、私たちが取り組もうとしている偉大な事業に、敬意を表します。それは、人間としての経験を生きる靈的存在として、私たち自身の最高の資質へと上昇していくことに、ほかならないからです。
あなたとあなたの大切な人に祝福がありますように。
トム・ケニオン
以前の翻訳記事はこちらをご覧下さい。
( ´∀｀)サポート本当にありがとうございます！！😭😭😭🥰🥰🥰 ( ・ ∀ ・)ご恩返しするためにも、今後も一生懸命頑張ります！！😊😊😊