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全訳ハトホル60「Restoration(回復)」

 トム・ケニオンによる高次存在ハトホルの、60番目の惑星メッセージの翻訳をお届けします。

 新たなサウンド・メディテーションの提供です。

 三つの聞き方があるので、いろいろ試してみて、御自身に合うものを選んで続けてみて下さい。


ハトホルの記事の四タイプ

A:「物事の全体的な理解を与える」
B:「意識や視野を拡大する、地球にまだない、あるいは隠された概念の紹介」
C:「地球規模の変容の波にうまく乗る、あるいは影響を軽減するワークの紹介」
D:「ワークショップやイベントの紹介」

 このハトホルの四タイプの内、今回の記事は、AとCを扱っていると思われます。


Restoration(回復) 2017/02/18

翻訳者:jacob_truth 翻訳完了日:2021/09/12(日)

原文:

瞑想使用音源:”Restoration Sound Meditation” (09:00)

 昨年の2月に「不安定化(Destabilization)2016/02/07」と題したメッセージをお伝えしました。2017年に入り、そのメッセージでお話しした世界的な不安定化は、さらに急速に加速しています。

 しかしながら、このメッセージの焦点は、不安定化のプロセスではなく、私たちが皆さんにお伝えしたい新しいサウンド・メディテーションです。これは、不安定化がもたらす肉体・精神(mind)・靈(spirit)への悪影響に対抗するためのエネルギー的な解毒剤です。

 この新しいサウンド・メディテーションは『回復(Restoration)』と呼ばれています。実際、この音は、光の高次領域からの天空のコーラスであり、あなたに深い滋養と回復のエネルギーを与えることができます。

 『回復』から最大の利益を得るために、あなたの肉体を含む、あなた方の宇宙のホログラフィックな性質について簡単に御説明したいと思います。

 私たちの視点から見ると、物理的な宇宙全体は、光のホログラフィックな投影であり、本質的には幻想です。

 あなたの肉体もまたホログラムの投影であり、宇宙と呼ばれるより大きなホログラムの一部であり、小包でもあります。そのため、あなたと宇宙、そして最高の光の領域とを結ぶエネルギーの紐があります。あなたと宇宙と光の領域との間のこれらのつながりは、あなたの生来の性質の一部です(訳注1:トムの「Passage Into The Holographic Universe(ホログラフィック・ユニバースへの道)」も御参考にして下さい)。

 高次の意識状態になると、物理的な存在の幻想的な性質と、「光の存在(a being of light)」としての自分の現実が、より明確になります。しかし、具現化した存在であるあなたの意識は、感覚的な知覚に固定されています。つまり、時間や空間に縛られない強烈な自由の世界と、地球に縛られている肉体的な存在の2つの世界を、あなたは同時に生きているのです。

 あなた方の地球が新しい現実に変容し、より混沌とした状態に突入するに連れ、あなたの身体/心の複合体は、深い挑戦を受けています。

 高次の意識状態への道を明らかに歩んでいる皆さんでさえ、世界的な不安定化という課題に直面して困難を感じることがあるでしょう。

 『回復・サウンド・メディテーション』は、個人的にも世界的にも困難な状況に直面しているあなた自身を回復させる助けとなるでしょう。しかし、このサウンド・メディテーションからより深い恩恵を受けていただくために、聞いている時に何が起こっているのかを詳しく御説明したいと思います。

 この瞑想を構成する音は、コードです。高次の光の領域からの生命力が脈打っています。もしあなたがこのサウンド・メディテーションをきちんと聞いていれば、これらの音のコードの活力は、あなたの肉体、つまり細胞基質そのものに伝達されます。

 私たちは、3つの異なる聴き方を提案します。それぞれのレベルに応じて、このサウンド・メディテーションのより深い魔法と力をあなたに披露します。自分にとって最も心地よいと感じるレベルから始めて、上達したら、次のレベルを試してみて下さい。

初級編
 サウンドコードが主な聴覚入力となるように、ステレオヘッドフォンやイヤフォンで聴くことを、強くお勧めします。また、目を閉じた状態で聴くと、音楽が主な感覚体験となります。

 リラックスした状態で、「音の構造(the architecture of the sounds)」の中に入っていきます。振動エネルギーの進行を追い、それらが自分にどのような影響を与えているかを感じ取ります。この方法では、あなたの注意力の全てがサウンドスケープに向けられます。心がさ迷い出したら、ただ音に意識を戻して下さい。

中級編
 この聴き方では、意識の焦点はサウンドスケープにありますが、焦点の対象には自分の身体も含まれます。あたかも体全体で、サウンドコードと天空のコーラスを聴いているかのようです。このようにしてサウンド・メディテーションを聴くと、生命力と回復の伝達が身体の奥深くにまで及ぶようになります。

 体感覚が発達している方は、直感的にその方法がわかると思います。体感覚にあまり馴染んでいない方には、いくつかの提案があります。

 あなたの身体が実際に音を聞いている「かのように行動して」下さい。音が耳や脳の聴覚経路で受け取られていることはわかっていても、自分の身体も音を聞いていると想像し、感じ取って下さい。

 サウンドコードが自分の体の様々な部分をどのように振動させ、共鳴させるかを感じて下さい。人によっては、これらのサウンドコードが、自分の「エネルギー場」(古代人がオーラと呼んだもの)をも振動させるでしょう。

上級編
 この聴き方では、自分の体を星々の銀河のように感じます。

 あなたの体の各細胞は星であり、光を発しています。このような生体由来の光は、バイオフォトニクスという新しい科学では「バイオフォトン(Biophoton)」と呼ばれています。これは比喩ではありません。あなたの身体的性質の物理的現実なのです。

 これまでの聴き方と同じように、サウンドスケープと自分の体に、意識を向けます。あなたはただ、自分の体が星々の銀河であるかのような明確な印象を与える要素を、一つ加えるだけです。

 自分の体が光の銀河であるという感覚を身につけると、体の星や細胞の一つ一つが、サウンドコードの脈動する生命力を、より深いレベルで受け取ることができます。

 このサウンド・メディテーションは、天界からの贈り物であることをはっきりと理解して下さい。天空のコーラスと全ての声が組み合わさって、エネルギーの脈動の渦を作ります。

 あなたが聞いている音は、光の領域での振動の変化を表しています。

 このようにしてサウンド・メディテーションを聴くと、体の細胞基質が高次の「振動的受容性(vibrational receptivity)」の状態になります。

 このような精神的・肉体的な意識状態に入ることができれば、このサウンド・メディテーションは、並外れた回復エネルギーを与えてくれます。

 瞑想の長さは、約9分です。忙しくてなかなか時間が取れない方でも、自分を回復させるための短い時間を確保していただけると幸いです。

 時間に余裕のある方は、1回のセッションで何度もサウンド・メディテーションを聴いてみることをお勧めします。そうすることで、サウンドコードの中に存在する、より深いレベルの滋養と回復が明らかになるでしょう。

 世界がさらに不安定で混沌とした状態に入っていく中、このサウンド・メディテーションが、地球の変化という危険な水域をナビゲートする手段となることを願っています。

 私たちは、私たちの「集合的なハート(Collective Heart)」の最も深い場所から、破壊の真っ只中にある新しい創造への衝動を、あなた方に送ります。

ハトホル
2017/02/18


トム・ケニオンによる見解と考察
 このサウンド・メディテーションには、真の変容の魔法があります。ただ、それをあなたの精神的な注意を向ける唯一の焦点にする場合にのみ、おそらくあなたに、自分自身を明らかにするでしょう。言い換えれば、マルチタスクをしないということです。

 ハトホルがこのサウンド・メディテーションを作ったのは、あなたの体・心(mind)・靈(spirit)に回復のエネルギーをもたらすことを唯一の目的としています。

 今回の瞑想の文脈では、「靈(spirit)」という言葉には、宗教的な意味合いはないと言わざるを得ないと思います。むしろ、"spiritus"という言葉のように、ラテン語に由来するものに関連しています。古代の言語から生まれた多くの言葉と同様に、"spiritus"という言葉には、この場合、息、勇気、活力といった複数の意味があります。何かに感動した時、自然と深呼吸をすることがあります。これは、呼吸と強い感情の関係を、生理的に表現しているのだと思います。

 ハトホルたちは、このサウンド・メディテーションと身体の光のバイオフォトニック・ネットワークとの間に、非常に興味深く深遠な関係があると述べています。バイオフォトニクスの科学に馴染みのない方には、Fritz-Alfred Poppの研究を御紹介します。また、当ウェブサイトの「記事(Articles)」セクションにアクセスし、「Biophotonics-Class Handout」をクリックすると、他のソース資料へのリンクを含む、バイオフォトニクスに関するさらなる情報を御覧いただけます。

 最近、ロサンゼルスのラニアン・キャニオンをハイキングしていて、この写真を撮りました(訳注2:原文ページを参照)。世界情勢の厳しさを考えると、この写真が今回のハトホル・サウンド・メディテーションと私たち人間の家族についての私の気持ちを、最もよく表していると思います。

 木漏れ日は、天界から得られる回復エネルギーのようなものですが、それは私たちがそれらのエネルギーを選んだ場合のみです。

 『回復』の光に向かって坂を上っているのは、一握りの人々です。右端にいる一人の人物は、『回復』の恵みによって精神的・靈的に刷新されたことで、はっきりと露になった景色を眺めています。

 この写真をコメントに掲載しようと思った時、美観のために木の左側のフェンスを取り外そうかと思いました。しかし、それは私たちの苦境を表す完璧なメタファーであることに気づきました。

 『回復』の恵みから私たちを引き離すフェンスは、たくさんあります。その中には、社会的な慣習や信念もあれば、昨今の政治的偏向の高まりによって生じた社会的ストレスの結果もありますし、宗教的・靈的なドグマの覆いに隠れているものもありますし、私たち自身の内なる性質から流れ出る、『回復』の恵みを受け取ることを妨げている内的な阻害要因もあります。

 真の『回復』を受けるための課題の一つは、刷新の恵みから私たちを引き離すために建てられた外部及び内部のフェンスを回避する方法を見つけることです。

 真の『回復』を見つける方法は実にたくさんあります。この最新のハトホル・サウンド・メディテーションは、その内の一つに過ぎません。もし、あなたの心に響けば、その効果によって、あなたは祝福されると思います。

 また、他の方法を選択したとしても、このますます困難が増す時代に、精神的・靈的に回復する手段を見つけることができれば、問題ありません。

 『回復』への道がどのようなものであっても、それが迅速でありますように。また、あなたやあなたの愛する人、そして全ての衆生に祝福がありますように。

トム・ケニオン


注:この『回復サウンド・メディテーション(Restoration Sound Meditation)』は、実は2015年に行われた「The Spiral of Ascension」というハトホル集中イベントで、ハトホルたちが私を通して歌ったスターソングの抜粋を編集したものです。 そのハトホルのサウンド・メディテーションのベースとなった録音は、『Voices from Other Worlds』というCDに収録されている『The Voices of Iona』という以前に録音した曲でした。

※なお、音楽は、運転中や複雑な機械を扱う作業中には聴かないでください。操作を誤る可能性があります。瞑想や静かなワーク、あるいは、リラックスのためにお聞きください。

※瞑想音源は、個人使用に限り、無料で使用できます(トムの公式サイトの「リスニングセクション」注意書きより)。

コメント

 上級編の聞き方では、「自分の体を星々の銀河のように感じます」とあります。

 いい画像が見つからなかったので提示できませんが、私は、車田正美の『聖闘士星矢』を思い出しました。

 主人公はじめ、聖闘士たちは、自分の体にある小宇宙(コスモ)を爆発させて戦います。

 その際、自分の体自体が、宇宙や銀河の星雲であるような描写をされることがあります。

 トムの「Passage Into The Holographic Universe(ホログラフィック・ユニバースへの道)」にもあるように、「ホログラフィック・ユニバース」とは、私たちの内側にあります。これはまったく、『聖闘士星矢』で描かれているビジョンと同じものです。

 もしこの作品を御存知の方なら、この上級編は、もしかしたら簡単かもしれません。

画像1


以前の翻訳記事はこちらをご覧下さい。



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