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日本に限ってあり得ない?

 以下に記すのは、歴史的な話ではないことを、最初にお断りしておきたい。

 中には、現時点で証拠や根拠を提示するのがむずかしいものもあるが、お読みいただければ、幸いです。

 「真実の開示」がどういう形でなされるにしろ、以下のことを心に留めておくことは重要だと思われる。

石神龍氏によるアイクの限界の指摘

 デーヴィッド・アイクの『マトリックスの子供たち 上下』を読んでいる。

 ちょっとフライングして、下巻の19章、20章、石神龍氏による解説を読んだ。

 氣になったのは、石神氏がアイクの限界を指摘したところである。

 石神氏はこう述べている。

 “アイクの限界は、彼が本物の、本当の東洋を知らないことである。彼は、シュメールに発したレプティリアン=イルミナティ=サタニズムが、東洋を含む全地球を完全に支配下に置いていると、断言する。この東洋には、アイクの説では日本も含まれる。”
(『マトリックスの子供たち 下』p,490)

 続けて、こう書いている。

 “イルミナティ=レプティリアンのイデオロギーとしての蛇信仰が、太古の時代から日本にも、濃厚に存在する、と、何の証明もなしに彼は書いている。もちろんこれは誤謬である。”(p,490)

 石神氏の指摘を考える前に、アイクの文章を引用しよう。

 石神氏が念頭に置いているのは、上巻の「第7章 竜に仕える――過去」の「極東の蛇/中国、チベット、ゴビ砂漠、日本」の次の文章であろうと思われる。

 “中国の文化のすべては、竜と蛇の種族に基づいている。中国もまた、何千年も前に高度な文化の栄えた場所だが、それはレムリアに刺激され、後にはシュメール帝国の影響を受けた文化だった。(中略)古代中国の歴代皇帝は、「顔は竜」で竜神のような姿をしていたという。日本の島々には天から降りてきた人びとが住んでいたそうだ。(中略)日本には蛇や竜にまつわる伝説があまた存在し、人間との結婚や交合によってレプティリアンと人間の混血の子孫が生まれたという。”(『マトリックスの子供たち 上』p,283-285)

 この文章を見ると、「何の証明もなしに彼は書いている」という石神氏の指摘は当たっていると言える。

 ここにいたるまでの論述を読んでいると、「日本の皇室も蛇信仰、竜信仰であり、レプティリアン血族なのか」と思ってしまう人がいても無理はない。

 ただ、「もちろんこれは誤謬である」という石神氏の断言には、留保をつけたい。(後述)

 石神氏がこう断言するのは、日本には西洋のような悪魔学が存在せず、また日本には言霊(ことたま)学があるという理由による。

 石神氏の根拠については、全くわからないので、これについては何も言わない。

 石神氏が、アイクの説を誤謬と断言することに、留保をつける理由については、後述する。

太田龍氏の指摘

 デーヴィッド・アイク『大いなる秘密 上』にも、石神氏と似たようなことを書いている日本人がいる。

 最初に、監訳者の太田龍氏による「監訳者まえがき」がある。

 取り扱っているテーマは、石神氏のものと同じである。

 つまり、日本のミカドと蛇信仰の関係である。

 太田氏は、アイクが、通常の西洋人と違って、日本への理解を深めてきたことに触れた後、こう述べる。

 “ただし、超古代から世界中に広く行われてきた人身犠牲(生贄の儀式)が日本の固有神道にもみられる(下巻第3章「聖なる涜神強姦殺人儀式 Satan's children」)、と述べられており、ここには出典は示されていない。同じような形で上巻にも、レプタイル由来の「神の子」の列挙(上巻第4章「神の子なる悪の太陽神たちThe Suns of God」)のなかに、「日本のミカド」とあるのは、根拠が示されておらず疑問もある。”(『大いなる秘密 上』p,9)

 そして、こう推測している。

 “ともに、これは間違った情報に基づく誤解であろう。日本の固有神道には、人身犠牲どころか、動物を殺害して犠牲に供する儀式すら、影も形もない。”(p,9)

 下巻は持っていないので、太田氏がどの文章のことを言っているのかは、わからない。

 「レプタイル由来の「神の子」の列挙」は、上巻のp,238にある。

 この少し前に、「以下に列挙するものはすべて、イエスの物語と同様の救世主物語の主役となった「神の子」たちである」という紹介文がある(『大いなる秘密 上』p,237)。

 アイクによれば、「日本のミカド」、つまり、天皇は、イエスの物語と同様の救世主の主役となった「神の子」であり、レプティリアンだったことになる。

 この列挙には、太田氏が指摘するように、確かに、根拠が示されていない。

 だが、「間違った情報に基づく誤解だろう」という太田氏の推測には、石神氏の「もちろんこれは誤謬である」という断言同様、留保をつけたい。(理由は後述)

古代シュメール帝国は広大な領土を持っていた

 古代のシュメール帝国がどれほど広大な領地を持っていたかといえば、サルゴン王の時代であれば、東はインダス川流域、西はイギリス諸島まで広がっており、アレキサンダー大王やローマ人の国よりも大きかった。(『マトリックスの子供たち 上』p,142)

 しかも、そのすべての地域にわたって、「太陽崇拝に重点を置く信念体系」(同書p,142)を持っていたという。

 アイクの論述も含めて、石神氏や太田氏の指摘について、歴史的な点について、私は調べ始めたばかりなので、是非を論ずることはできない。

石神氏と太田氏に共通すること

 よって、違う角度から、石神氏と太田氏の指摘を考えてみたいと思う。

 石神氏はこう書いていた。

 “イルミナティ=レプティリアンのイデオロギーとしての蛇信仰が、太古の時代から日本にも、濃厚に存在する、と、何の証明もなしに彼は書いている。もちろんこれは誤謬である。”(『マトリックスの子供たち 下』p,490)

 また、太田氏はこう記していた。

“ただし、超古代から世界中に広く行われてきた人身犠牲(生贄の儀式)が日本の固有神道にもみられる(下巻第3章「聖なる涜神強姦殺人儀式 Satan's children」)、と述べられており、ここには出典は示されていない。同じような形で上巻にも、レプタイル由来の「神の子」の列挙(上巻第4章「神の子なる悪の太陽神たちThe Suns of God」)のなかに、「日本のミカド」とあるのは、根拠が示されておらず疑問もある。
ともに、これは間違った情報に基づく誤解であろう。日本の固有神道には、人身犠牲どころか、動物を殺害して犠牲に供する儀式すら、影も形もない。”(『大いなる秘密 上』p,9)

 両者とも、「レプティリアンのシュメール帝国が当時の全世界を手中に収め、各地の王族に入り込んでいたとしても、日本の皇室には当てはまらない。あり得ない」と推断している点で、共通している。

本当に日本に来ていなかったと疑いの余地なく言えるのか?

 とらわれない視座で考えてみれば、「シュメール帝国が当時のどの地域にも触手を伸ばし、支配下に治めていたならば、極東の日本にも手を伸ばしていただろう。まして、日本には他の地域・国にはない特性があったことを思えば、レプティリアンたちが日本に全く手を伸ばさなかったとは考えにくい」と思うのではないだろうか。

 また、これは裏付けが取れていないのだが、「黄金の国ジパング」と、日本はかつて、呼ばれていた。

 おそらくこれにはいろいろな意味があるだろうが、実際に黄金が産出されていたことも、意味しているのかもしれない。

 レプティリアンのアヌンナキたちが、地球に降り立ったのは、黄金を求めたためだったので、この点からも、彼らは日本を放置していたとは考えにくい。

 古代の時点で、「黄金の地」と言われていたのかどうかは知らないが、もし仮にそんな情報を聞き知ったなら、彼らは喜び勇んで行ったはずだ。

 そして、蹂躙の限りを尽くし、自分たちと現地人のハイブリッドを王族のトップに据え、歴史を改竄しただろうと、想像される。

イザナギ・イザナミは異邦の邪神

 日本を作ったのは、古事記によれば、イザナギ・イザナミであると、されている。

 が、ある人に教わったところによると、イザナギ・イザナミは、後に崇神天皇となる男が連れてきた異邦の邪神だという。

 アマテラスはイザナギ・イザナミの子だが、スサノオはそうではないとも聞いた。

 神武天皇は二人いて、一人は心優しい方、もう一人は子どもを食べる残忍な存在だったという。
 
 後者は、後の崇神天皇で、彼が日本の歴史を改竄したらしい。

神武天皇の容姿は地球人類ではない?

 浅川嘉富『龍蛇族直系の日本人よ! シリウス・プレアデス・ムーの流れ』によれば、神武天皇の容姿はこんな感じだったという。

 “背の高さは約3メートル15センチ
胴回りは、両手伸ばしてひと抱え長さに約15センチ程足した長さ。
頭には9センチほどの角が2本あり、それはまるで雪のような色をしています。
背中には龍の様な背びれがあり、その長さは約1メートル20センチ。
尾の裏側には大きな鱗が72枚あります。105歳の時に皇太子の位に就かれました。”
 (「第2章神話に見る「龍と人類の混血」――神武天皇も龍のお姿をしていた!」の「神武天皇の驚くべき容姿の意味」より)

 少なくとも、この姿は、古代の地球人類の特徴とあまりにかけ離れている。

 引用しないが、崇神天皇の姿も、地球人類のそれではない。

 やはり、レプティリアンか、レプティリアンと日本人のハイブリッドと考えた方がいいように思うが、現時点では断定できない。

やはり日本にもレプティリアンが来たと考えたくなる

 話を戻すと、この崇神天皇が日本の歴史を改竄したようである。

 実際、各地に触手を伸ばしたレプティリアンたちは、その地に元々あった文明・文化に入り込み、侵蝕し、歴史を改竄した。

 「ドラゴンボール」にたとえれば、フリーザが行く先々で、惑星を破壊し、蹂躙し、すべてフリーザ帝国に併合したようなものである。

 そういえば、フリーザは爬虫類を思わせる姿をしている。これは偶然だろうか。

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"古代の知識を独占すべく世界中の図書館の破壊を画策していた。そんな彼らが真実の歴史を公に書き記したりするだろうか。「一般大衆向けの歴史」を捏造したと考えるのが筋だろう。"(『大いなる秘密 上』p,220-221)

 日本だけが例外になるとは、ちょっと考えにくいと思うが、いかがだろうか。

 もちろん、日本の創世については、充分に裏付けの取れている話ではないから、妄想かファンタジーと思っていただきたい。

 だが、イザナギ・イザナミとなり替わった神武天皇のことを加味すると、アイクの説の方に真実味があるような氣がしてくるのである。

 繰り返すが、このテーマは、充分な裏付けが取れているわけではないので、歴史的な記述については、アイクが正しいとも、石神・太田氏の指摘が正しいとも、何とも言えない。

日本人特有の心理的防衛機制

 とはいえ、「レプティリアンのシュメール帝国が当時の全世界を手中に収め、各地の王族に入り込んでいたとしても、日本の皇室には当てはまらない。あり得ない」という石神氏・太田氏の推断は、多くの日本人が感じることであろうと思われる。

 これは、反論ではない。

 心理的防衛機制である。

 皇室・天皇への尊敬が深ければ深い人ほど、こうした防衛機制は強く出ると予想される。

 日本人の無意識に深く根差した信念体系とでも呼べるものなので、わずかの批判・疑問すら、「畏れ多い」と無意識に思い、「皇室にもレプティリアンが入っていたかも」と考えることを許さないのであろう。

 百歩譲って、宇宙人の入植を受けいれられたとしても、そのレプティリアンが平和的な存在ではなかったというのを受け入れるのは、むずかしいだろう。

 それが、石神・太田両氏が、アイクの説を真剣に検討することなく、「あり得ない」と推断してしまった理由だと思う。

 親から見て立派で非の打ちどころのない子どもが、麻薬や殺人などに手を出して、その証拠があるにもかかわらず、「うちの子に限って、そんなことはあり得ない」と否認する姿に似ていると言えば、イメージがしやすいだろうか。

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真実の開示の際に起こり得る防衛反応

 この心理的防衛機制は、アドレノクロム(子供、虐待、性暴力、人身売買など)と各国王室の深い関与が大勢の人々に知るところなった時にも、浮上するだろう。

 『カバール帝国の崩壊』という動画をご覧になった方はおわかりだろうが、王室の闇はイギリスだけでなく、ベルギーやオランダにもあったし、おそらく他の国にもあるだろう。

 少し前、イギリスのガーディアン紙が英国王室の経済問題に切り込んでいたが、これは少し前なら、あり得ない話である。

 それだけ、王室の力が弱体化している証と言える。

 王室を持つ各国のメディアが王室の闇に切り込めば、既に知っていた人はともかく、初めて知った人たちの多くは驚愕し、絶望し、激怒し、あるいは強く否認することだろう。

 日本のメディアが皇室について、批判的な記事を書くとは、現状を見る限り、そうは思えないが、可能性としてはあると思う。

 なぜなら、いきなり「真実の開示」をやれば、多くの国民は強いショックを受けるだけでなく、多大な社会的混乱が予想されるからである。

私自身の皇室・天皇への態度

 最後に、私自身の態度を記しておきたい。

 私自身、皇室・皇族に、多くの日本人同様、敬意を抱いてきた。

 両親の影響によるところが大きいと思う。

 また、2月に絶縁した元友人は、歴代天皇の全御陵に言ったという人で、交わりがあった頃は、天皇の話を折々に聞いた。

 さらに、昨年、宮中祭祀を司ってきた白川神道の学びを知って、皇室への敬愛を深めてきた。

 また、幕末期の孝明天皇のことを知るにいたって、今でも私はこの方を尊敬している。

 36歳で亡くなったこの方は、側近たちから誤解されながらも、日本を破壊しようとするDSに果敢に立ち向かったと、私は考えている。

 そんな時に、私は、少しずつ、「皇室の闇」を知っていくこととなった。

 笹原俊氏のブログを読む前にも、アドレノクロムや人身売買については知っていた。
 
 断片的に、日本の関与も聞いていたのが良かったのかもしれない。

 2月の時点で、笹原氏のブログを読んだが、それなりの衝撃を受けたものである。

 ウソであってほしかったし、笹原氏もそれは同様だったようだ。

 “私は基本的に天皇陛下万歳な人なので、心苦しいのですが、何度調べても、彼の潔白を証明する証拠は発見できず、かえって有罪の証拠が山積みになっていくだけでした。”

 受け入れがたい真実に直面した時、名探偵シャーロック・ホームズの次の言葉を思い出す。

 "不可能を除外した時、それがどんなにありえなさそうであっても、残ったものは真実なのだ。"
(『シャーロック・ホームズの冒険』「緑柱石の宝冠」)

 そして、「真実はあなた方を自由にする」(ヨハネ福音書8章32節)。

 どんなに辛くても、殺された子どもたちのことを思えば、否認することはできないと思った。

 むしろ、否認することは、苦しみをいっそう深くする。

 日本人が真実を知り、目覚め、本領を発揮する日が来ることを、祈念するばかりである。

 また、既に目覚めた方々は、日本人特有の防衛機制が出ることを理解し、ショックを受けた人に、できる範囲で、暖かい手を差し伸べてほしい。

 私もそうするつもりである。









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