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全訳トム・ケニオン「The Upper Rooms Class Handouts (上層室:クラス配布資料)」

記事の概要

 ハトホルのチャネラーであり、サウンドヒーラー、エリクソン催眠療法家のトム・ケニオンの記事の全訳をお届けします。

 この記事は、2019年に開催された「The Upper Rooms(上層室)」と題されたワークショップのクラス配布資料の翻訳です。

 こちらのトムの記事と合わせて、お読みください。


トム・ケニオン

「The Upper Rooms Class Handouts (上層室:クラス配布資料)」

原文:

翻訳者:jacob_truth 翻訳完了日:2021/09/20(月)

 2019年の、「The Upper Rooms(上層室)」と題されたワークショップのクラス配布資料です。

 このワークショップの録音セットの詳細については、ストアまたはこちらを御覧下さい。

ワーク:簡単な概要

 「至福の解放の燦然たる球体(The Resplendent Sphere of Blissful Liberation)」は、私が「多次元宇宙(The Multiverse)」をサイコ・ナビゲーションしている時に出会った、超越的な知識の「場」または領域です。この驚くべき領域での私の経験を表現するために、私はこの言葉を作りました。この意識領域には、様々な靈的な道を歩んできた無数の悟りを開いた存在たちが住んでいますが、そのほとんどは地球上の私たちには知られていません。悟りを開くための最も効率的な方法については、これらの存在には差異があるかもしれませんが、彼らには共通の特徴があります。一つには、彼らは、人間が存在する様々な世界や領域の幻想を見抜き、深い慈悲の心を持っています。彼らは全ての現象を光とエネルギーのディスプレイとして見ています。また、万物の源は純粋意識(pure consciousness)そのものであり、あらゆる存在は――その達成レベルにかかわらず――、この生来の純粋意識を、種の形で持っていることを理解しています。

 それは、その豊かさと多様性の点で並外れて豪華な領域であることから、「燦然たる(Resplendent)」と呼ばれています。「球体(Sphere)」という言葉は、広大な知識の領域を意味しています。そこに住む存在の中には球状の光の形をしているものもありますが、幾何学的な意味は、あまりありません。それは、そこに住む全ての存在が様々な至福の状態にあるという点で「至福的(Blissful)」です。また、この知識領域と相互作用することは、その知識を受け取る人に至福を生み出す傾向があります(意識の拡大状態を加速することに、根深い抵抗がある場合を除く)。最後に、この知識領域は「解放(Liberation)」と呼ばれています。なぜなら、これらの非凡な存在が伝える様々かつ多様な教えや方法は、その教えや方法が自分の人生に関わって統合されるならば、自己解放(self-liberation)や悟り(Enlightenment)につながるからです。

 これらの高度な悟りを開いた存在たちは、その達成の性質上、多次元宇宙全体に善意のエネルギーを絶えず発散しています。彼らの振動領域に入った存在は、彼らと対話し、教えを受け、自己覚知(self-realization)のための恩恵を受けることができます。

 高次脳中枢(または上層室)を活性化するために使える方法はたくさんあります。しかし、今回の集中イベントでは、この「至福の解放の燦然たる球体」――効率のために、以後、単に「球体」と呼びます――から生まれた教えと方法論を使います。

 この集中イベントでは、身心複合体の側面と、あなた自身の「生来の純粋意識(innate pure consciousness)」の高次領域との相互接続性に働きかける方法に焦点を当てます。言い換えれば、あなたの存在の、高次の表現と低次の表現の間に境界線はありません。ここでいう「低次領域」とは、生化学的・電気的・量子的なプロセスの範囲内で動作する、あなたの身心複合体を指します。「高次の表現」とは、神経活動にとらわれず、それを完全に超越したあなたの側面のことです。この高次の意識表現は、時間と空間の制約によって定義されたり、制限されたりするものではありません。この側面はまた、本質的に非二元的です。あなた自身の生来の意識のこの領域の中では、葛藤(対立)はありません。

 その方法を使えば、「球体」からの高振動エネルギーが脳の主要な神経ネットワークにもたらされ、(あなたが望むなら)脳の処理能力をアップグレードし、超越意識(transcendent awareness)を実現・統合する大きな機会が提供されます。

 超越意識がもたらす変容や人生を豊かにする効果にアクセスして日々の生活に取り入れることができれば、私たち自身の向上に役立つだけでなく、惑星変容――「第6次大量絶滅期(the Sixth Mass Extinction)」がどのような形で起こるかを含む――の影響に、私たちがより急速にさらされていく中で、人類(humanity)が生き残るための鍵となると、私は個人的に確信しています。

神経系の構造

 下の脳の断面図は、脳下垂体(the Pituitary Gland)・視床下部(the Hypothalamus)・松果体(the Pineal Gland)を含む、重要な部位を近似的に示しています。半円状の白い部分は、左右の大脳半球をつなぐ太い神経線維である「脳梁(the Corpus Callosum)」です。脳梁の下の空間は「第三脳室(Third Ventricle)」です。ヨギやヨギーニはこれを、「ブラフマーの洞窟(The Cave of Brahma)」と呼んでいます。このワークでは、意識を変容させる精神的・靈的な潜在能力の神秘的で隠された側面を引き出すので、「秘教の間(Esoteric Chamber)」と呼ばれています。

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宇宙の卵

 「宇宙の卵(The Cosmic Egg)」は、意図の力で「秘教の間(以下「チャンバー」)」の中に作られた渦で、強力な超越的エネルギーを中枢神経系と末梢神経系に取り込みます。「宇宙の卵」がチャンバー内で回転すると、「靈的に充電されたエネルギー」の複雑なラインが生成され、それが脳全体と身体に広がっていきます。これは、「トリリウム」や微細エネルギーの引き寄せ装置のように働きます(「トリリウム」についての詳しい説明とその使い方については、ハトホルの惑星メッセージ「トリリウム(Trilliums)2018/09/21」を参照して下さい)。

体/心回路

 脳・心・体の複合体モデルは、心理音響的音楽による健康増進に関連しています。「The Art of Psycho-Navigating Spatial Cognizance」が、それに当たります。(訳注1:以下の図は原文より私が作成)

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:身心システムは、相互に結びついた一つの全体として機能しています。肉体の変化は精神的・感情的な知覚に影響を与え、その逆もまた然りです。

多次元的量子脳トレーニング

 この幾何学的なパターンのエクササイズは、脳内の微細エネルギーのチャンネルを活性化します。 その中には、量子エネルギー処理装置であると考えられている微小管(microtubules)やマイクロフィラメント(microfilaments)も含まれています(研究者の数は増え続けています)。

 このトレーニングの目的は、あなたの脳・心の量子処理能力をアップグレードし、それによって、脳・心の量子的・多次元的な潜在能力への大きなアクセスをもたらすことです。

 世界が加速的に変容していく中で、量子ベースの多次元的な洞察力や能力は、これまで以上に有益なものとなるでしょう。

 回転する正八面体による脳の微小管とマイクロフィラメントの活性化

正八面体

 正八面体は、プラトン立体と呼ばれる五つの立体のうちの一つです。ピタゴラス派やプラトン派の哲学では、これらの五つの幾何学的形状には神秘的属性が込められていました。生徒たちは、これらの幾何学的形状の意味を観想し、意識の異次元への道を開くために使用することを奨励されました。

 この活性化エクササイズでは、あなたの「秘教の間」(第三脳室)の中に、輝く黄金正八面体を想像します。意図の力によって、正八面体を、複数の方向に回転させます。そうすると、「秘教の間」全体と松果体・脳下垂体に強烈な黄金の光が放射されます。

 これらの場所に加えて、黄金の光を脳全体に照射することで、脳の神経ネットワーク全体に張り巡らされたマイクロフィラメント(microfilaments)や微小管(microtubules)の複雑なネットワークを活性化します。

 この活性化に関連するサウンドは「YOD AY AH EL」です。(訳注2:リリースされた音源作品を全てチェックしたが、該当曲のある作品は見つからなかった)。

 これらの音を静かに回転している正八面体に向けることで、その効力と効果を強めることができます。

:このエネルギーの実践は、「至福の解放の燦然たる球体(The Resplendent Sphere of Blissful Liberation)」からの天使の使者によって与えられたものです。脳の量子的・多次元的な潜在能力を急速に加速することを望む人々のエンパワーメントを通じた、全人類の向上を目的としています。


微小管と高次意識の源を求めて
 微小管(Microtubules)は、体全体の重要な細胞構造です。以下のサイトでは、脳内の微小管について、また、微小管が高次の意識状態にどのように影響するか、あるいは生成するかについて調べています。なお、これらの概念は、科学的には、現時点ではほとんど推測の域を出ません。しかし、微小管が脳内の量子情報の処理に関与している可能性を示す研究が増えてきています。

以下に記した3つのサイトは、一般の人にも使いやすいものです。

「心の中を探る。微小管はニューロンの脳なのか?」
ジョン・リーフ(Jon Lieff 医学博士)
注:この記事は、リーフ博士のブログからのものです。リーフ博士は、神経心理学研究の進歩やその他の関連トピックについて、魅力的で最新の情報を豊富に提供しています。リーフ博士は、老年精神医学を専門とする精神科医です。このサイトは見てみる価値があります。

あなたの脳は本当にコンピュータなのか、それとも量子のオーケストラなのか?
ハフィントン・ポスト
スチュアート・ハメロフ(Stuart Hameroff 麻酔科医、教授、意識研究者)
注:この短い記事は、脳内の微小管に関する話題と、微小管が神経細胞の処理にどのような影響を与えるかについて、良い概要を示しています。

脳細胞で発見された量子振動が人間意識について示唆するものとは
解放された心
アンナ・ルミンド(Anna Lemind)
注:これは魅力的な記事ですが、残念ながら多くの広告が散りばめられています。

米国国立衛生研究所 HHSパブリックアクセス
情報伝達物質としての神経細胞の微小管
エリック・W・デント博士(Erik W. Dent, PhD)、ピーター・バース博士(Peter Baas, PhD)
 この記事は、神経細胞の微小管の複雑な生化学的性質を論じた、より大きな記事からの抄録を含む抜粋です。この記事は非常に技術的なものであり、一般の方にはわかりにくいものです。

 米国国立衛生研究所やHHS Public Accessは、脳だけでなく、体の他の部位の微小管に関する優れた科学的情報源です。

『ネイチャー』
サイエンティフィック・リポーツ 記事番号11899(2018)
脳内微小管の束が電気的振動を生み出す
Maria del Rocio Cantero, Cecilia Villa Etchegoyen, Paula L. Perez, Noelia Scarinici and Noracio F. Cartiello
この記事は、生化学や脳生理学の知識をお持ちの方にとっては、非常に興味深い内容となっています。この記事では、脳の微小管で発見された興味深い電気的変化について説明しています。研究者の中には、この種の電気的振動が、脳が量子エネルギー場や量子ベースの情報を処理する際の基本的要因になると考えている人もいます。


以前の翻訳記事は、こちらにまとめてあります。



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