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[ネタバレ]令和に見たSchool Days感想

令和5年(2023年)年の瀬に見た、School Days(アニメ版)の感想です。初見ですw

三行まとめ
・物語の中に拳銃が出てきたら、それは発射されなくてはいけない
・Doki Doki Literature Club以来の恐怖
・ストーリー的に偉大な作品



感想

 最初はよくある学園モノ×ハーレム系のように思ったが、「絵がキツイ・・・」。2023年の今、新海誠や京都アニメーションが出す超絶クオリティの作画やOP/EDを見た後だと、かなり物足りない。オープニングの曲はダサいし、全然ワクワクしない。エンディングに至ってはほぼ手抜きだ。それが最初に思った率直な感想。。。

 主人公の伊藤誠には最初から全く共感が出来なかった。無理やり女子たちに迫る姿が痛々しいし、コイツがモテる理由や背景が全く分からなかった。当初は「自分が30代になったから、高校生の心情には寄り添えなくなったのかな?」と思ったが、話しが進むに連れて、コイツがただのクズ野郎だから寄り添えないだけだと確信して安心した。 (でも、伊藤誠がモテていた理由は結局最後まで分からなかった。)

 伊藤誠が桂言葉、西園寺誠の二人だけと関係を続けていた段階では、ハーレムエンドを期待していたが、伊藤誠が他の女と関係を持ち出したり、文化祭で何故かカップルの為の休憩所が出てきた辺りから「このアニメ大丈夫か?」とゾクゾクしてきて、ツッコミの頻度も上がっていた。w アニメ実況やTwitter等と相性が良い、ツッコミをしながら見るタイプのアニメのようだ。

 伊藤誠もクソだが、「練習だから・・・」と言って伊藤誠に性的関係を迫る西園寺世界も結構ヤバい子・・・ダラダラ関係を続けてく西園寺世界に狂気を感じた。しかし、終盤あたりに西園寺世界が「結局、(誠は)私も裏切るのね」とつぶやき、視聴者の溜飲が下がる構造になっていた。
 
 伊藤誠の男友達(名前忘れたw)が登場した当初は「キャラが立ってないし、コイツ居る意味あんのか?」と感じた。w クラナドの春原やシュタインズ・ゲートのダルのような濃いキャラを見た後だと、どうもコイツの存在意義が分からない。 ただ、結局この伊藤誠の男友達も、クソ野郎のクソの輪の中に入っていく事になり、クソ関係を盛り上げる為に役立っていた。 クソ穴兄弟達、、、、
あーでも、コイツは割と一途な恋愛だったのかな?

物語の中に拳銃が出てきたら、それは発射されなくてはいけない(1Q84 村上春樹)

 終盤に包丁がチラッと出てきた辺りで、全員殺害エンドを期待していた。また、途中で闇落ちした桂言葉の目がイッている辺りから恐怖感やゾクゾク感が増してきた。ただ、この段階ではまだワクワク感の方が勝っていた。
 一番怖かったのは、最終話にて、赤い仮面を被った清浦刹那が出てきた辺りである。いきなりこの世のものとは思えない何かが現れ、メチャクチャ怖かった・・・こんなに怖かったのはDoki Doki Literature Club以来である。思わずヒイイイイイイと叫んだ。

 その後の伊藤誠殺害→西園寺世界殺害→「中に誰も居ませんよ」→niceboat.の下りも狂気じみていた・・・がしかし、包丁が出来てた時点で「全員殺害エンド」を期待していたので、予想が外れてしまった。
ただ、妊娠からの「中に誰も居ませんよ」は予想の斜め上過ぎてビビりながら見てた・・・・これ考えた人ヤベえな。

まとめ:超絶作画がでなくとも・・・・

 令和になり、オタクがアニメに期待するハードルが上がってしまった。繰り返しになるが京アニや新海誠作品を見た後だと、他の作品にもその作画クオリティを期待してしまう。
 スクールデイズは作画や音楽などの面ではそれらの超絶クオリティ作品と比べ物にならないが、ストーリーという一点にフォーカスを当てれば、新海誠や京アニ作品と肩を並べる作品だったと思う。少なくとも、オタクの心に「何か」を残したという意味では偉大な作品だったのだろう・・・

 2023年には以下のフィギュアも発売された事からも、この作品の人気が伺える。

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