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パラダイム・シフト

バンコク封鎖日記32日目。

ベトナムでロックダウン解除が発表されたり、徐々に「夜明け」となる国が現れてきた。タイも感染者数が徐々に減少傾向にあり、「エアアジア国内線再開」「デパートの再開」など、希望の光が出てきたが、昨日首相がそれに対してくぎを刺した。

Prime Minister Prayut Chan-ocha said on Tuesday that the government is preparing to ease up on some lockdown measures amid the declining number of new coronavirus cases but the government is still on high alert.
The official decision on the lifting or the extending of the State of Emergency (SOE) will be made after the cabinet meeting next Tuesday (May 28).
“This cannot be done hastily,” he said after today’s cabinet meeting. “We have to be extremely careful and we have to listen to medical information and the doctors and make sure that we have enough preventive measures in place first.”

「まだ早い」ということだ。これで非常事態宣言の延期と、諸々のビジネス活動の5月の緩和はあまり期待できない流れとなった。キツイ状況だが感染爆発を防ぐためには仕方ない。タイの景気と治安は凄く心配だけど。

国内がグリーンゾーンになったその次のステップとして入国規制の緩和があると思うので、自分の来タイはまた遅れそう。しばらくは日本ベースのリモートワークが継続していきそうなので、この環境の中でパフォーマンスを上げていく覚悟を改めてしたところだ。

パラダイム・シフト

そんな中、久々に昔の同僚から「色々コラボしましょう」という嬉しい連絡。日本にいるからか、日記を書いているからか、最近毎日のようにこういう連絡があって嬉しい限り。

そこで話が出たのが、「色んなパラダイムが一気に変わってるよね」ということ。

基本リモートで仕事をしてると、日本だろうが外国だろうが、世界のどこにいるかをお互いにあまり意識せず仕事するようになっている。

「お客さんへの訪問」って、なんてコストのかかることをやってたんだ、、、もはや今後も訪問不要なんじゃないかと言う気にすらなってる。(もちろん会えるに越したことはないが、コストと効率との兼ね合い)

動画の簡便さを考えると、紙の資料作成ってもはやいらなくね?という感じになってる。

などなど、、、頭では必要とわかってたがなかなか進まなかった変化が、コロナをきっかけに一気に進んでいる。

こうした変化は、一度便利さが理解されると、コロナが終わったからと言って元に戻るわけではない。脱書類も、脱ハンコも、リモート診療も、キャッシュレスもしかり。そして、いつしか「ニュー・ノーマル」(新しい日常)になる。というかこうした文化の多くは日本だけに残っていた化石のようなものも多い。これをきっかけに後れを取り戻さないといけない。

個々も企業も、柔軟性を持って状況に対峙すべきだと思う。これまでの良さもありつつも、どちらが合理的か?を見極めて柔軟に自らを変化させていきたい。明治時代になってもチョンマゲを結っているようなことの無いように。

今日は以上です。

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