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タイに14日間隔離されてみたまとめ

14日間の隔離(正確にはホテルに15泊した)の終えて、いよいよ明日、ホテルをチェックアウトすることになる。折角なのでこの14日間の体験を写真と共にまとめておく。

全てはこの写真から始まった。空港の厳重警備を潜り抜け、専用バンに乗せられて、ホテルに到着した。

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宿泊したのはタイの有名なリバーサイドのリゾートホテル。普段ならスパあり、プールあり、お酒アリ、の最高のバカンスが過ごせる場所でテンションMAXとなるところだが、今回は基本的にはこちらの部屋からは出られない。

掃除は3日に一回、完全防護のスタッフが丁寧にやって下さるので環境にストレスを覚えることは無かった。この部屋に、狭めのバルコニーがついている。

残念だったのはネットが弱いこと。隔離とはいえリモートワークしているわけなので、ここからワークショップや会議、顧客アポは結構きつかった。ライブ配信もやったがギリギリだった。Wifiは死活問題なので、可能であれば速度はチェックしてホテルを選んだ方が良い。

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食事は、3食お部屋の外にあるテーブルに運ばれてくる。メニューはだいたい5~6種類から選ぶ形式で、前日に注文しなくてはいけない。お味は基本的には美味しい。久しぶりのタイなので、タイ料理を中心に毎日選ぶのが楽しみだった。

注文は最初は紙ベースで運用されていたが、途中でQRコードからGoogleフォームに飛んで注文する形式に進化した。ホテル側も色々と改善しようとしている様子がうかがえる。オーダーの締め切りが前日16時なのだがこの締め切りをついつい忘れてしまって、フロントからしょっちゅう催促されてしまった。

食事は下記のようにパックに入ってきていたが、途中からお皿でのサーブに変わった。ただ他の部屋はパックで運ばれている部屋もまだあるようなので、部屋によって対応がなぜ違うのかは謎である。

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14日間筋トレに励むことにしたのだが、プロテインを忘れてしまった。嘆いていたら、友人のココテル松田さんが差し入れてしてくれた。納豆やミカン、そして洗剤も。このホテルはランドリーサービスが高額なので、部屋でTシャツとか洗って干して生活した。(ソラリアは毎日ラウンドリーが無料でついているらしく、羨ましかった)

ちなみに差し入れは、事前に電話すればOK。麻薬、武器、お酒以外ならOKというルールだった(武器とか持ち込まないでしょw)のだが、途中からルールが変わって、食べ物はダメになってしまった。

びじんトマトの迫田さんがトマトジュースを差し入れしてくださるという超絶に嬉しいお話だったのだが、それがダメになってしまって暫く落ち込んだ(涙)。

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他にも、食事の写真をいくつか。

基本的には食事のクオリティは十分だったが、やはり和食が恋しかった。Japanese Sobaというメニューがあったが外れだった時に落ち込みそうなので頼まずにいた。隔離を終えたらどこの和食を食べに行こうか、というのを考えるのが楽しみになった。

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部屋の外の様子。基本的には外のテーブルですべてを受け渡しをする。時間になるとテーブルに食事が置かれ、食べたごみは外に出しておく。他の隔離者に廊下で会うことはまずない。

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期間中に2回PCR検査がある。検査の様子は写真は撮らせてくれなかったので、待っているスペースだけ撮影した。(ぶれぶれ)

検査は一瞬で終わるが、ノドの粘膜と鼻の粘膜の2か所を採る。その瞬間はちょっと苦痛。日本では鼻の粘膜だけだったし、聞くところによると唾液のみで行けるところもあるらしいので、タイの検査(提携しているラマ9病院)はひと手間多いようだ。大人は良いが、小さなお子さんは泣いちゃうだろうなぁ。

1回目検査をパスすると、リラックススペースに出られる(後述)。2回目検査をパスするとプールなども使えると聞いていたのだが、途中からルール変更になり、2回目通過で得られる新ベネフィットは無かった(涙)

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リラックススペースはこんな感じ。川沿いのカフェを隔離者に開放した感じだ。カフェが営業しているわけではないので、ここで基本的には座ってボーっとすることになる。自分は本を持ち込んで読書する時間に充てた。

散歩が出来るほどは広くはないが、頑張ってここをグルグル歩いたり、走ったりしている人はいた。運動不足になるので、気持ちはわかる。

混みあうのを避けるために、利用は予約制で1日90分。ただ予約が取れないことは基本的には無かったし、人もまばらだった。川沿いの風に当たれるのはありがたいが、だからと言ってそれ以上のものがあるわけではないので、あまり利用者は多くないのかもしれない。自分も30分くらいで切り上げて部屋に戻ることもあった。

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入れると思っていたプールも眺めるだけとなった(涙)

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窓からちょっとだけ見えたバンコクの夕焼け。またバンコクの生活が始まるんだな、と少し感傷的になった。

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早く川の向こうに戻りたい!

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14日間食べ続けた朝食。他にもオムレツとか卵料理もあるが、朝は軽めにする派なので、シリアルとヨーグルト中心の朝食にした。

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14日間、2日に1回トレーニングしてくれたSaiさん。

バンコク在住の方はご存知の方も多い、人気のトレーナーだ。朝7時半にトレーニングを入れ、気合を入れて1日をスタートすることができた。隔離中は、絶対何か運動をした方が良いと思う。3色のゴムは負荷バンド。これで負荷をかけてトレーニングできた。器具が無いのでこういう道具はあった方が良い。体重計が無いので進歩が分からないが、隔離明けの楽しみとする。

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というわけで、間もなく隔離が終わる。不便な生活ではあったが、ホテル側のサポートもあり、総じて問題なく過ごせた。

でももう一度やれるかというと、正直やりたくない(笑)。本人への負荷も高いし、お金もすごくかかる。当然ながらこれでは観光客がタイに来るのはずっと先になってしまうだろう。1日でも早く、こういう厳重な防疫をしなくても良い時代がくることを願うばかりだ。

個人的には、14日間を何とか楽しみ、前向きに過ごせるよう努力した。また、家族と離れ、これから始まるバンコク単身生活にスイッチを切り替える期間にもなったように思う。明日のチェックアウトの際は、万感の思いを込めて動画でも撮ってみようかと思っている。

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