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ロックダウンついに解除

バンコク封鎖日記Day39. 

連日、一けた台の新規感染者数になっていたタイで、下記アナウンスが昨日発表され、部分的ではあるがついにタイのロックダウンが解除されることとなった

新型コロナウイルス感染症対策センターのタウィーシン報道官は30日、5月3日から全国でロックダウンを解除すると発表した。解除できる施設は以下。

1)市場やフリーマーケット、ウォーキングストリート
2)戸外のレストラン、アイス屋、デザート屋、屋台
3)小売業と卸売業 スーパーマーケット、コンビニ(食べるスペースを含む)、屋台、小売り店・卸売店、通信事業の小売業
4)スポーツ施設は、公園内(太極拳)、屋外の運動施設(テニス、サイクリング、卓球、ゴルフ場等)が可能。
サッカーやバレーボール、バスケットボール等のチームスポーツは禁止。
5)美容室(ヘアカット、シャンプー、ドライヤーのみ)
6)ペットのトリミングショップ


なお、14日間状況を観察し、新たな感染者が10人以上になった時点でロックダウン解除を再検討するという。

これで「髪を切れない」と嘆いていた多くのバンコク民は喜ぶだろうし、公園で運動したりゴルフをしたり、ということが出来るようになるのはスポーツ好きの方には福音だろう。・・日本人ゴルフしまくるだろうなぁ笑。

一方で、学校は含まれていないので学校は(既に発表の通り)6月までは再開されない。また、飲食店だが、上記の引用元の訳だとは「戸外の」となっているが、ทั่วไปなので「一般的な、普通の」という意味で、普通の外食産業は緩和の範囲に入るかどうかは、この表現だとよくわからず、続報を待ちたい。ただし「お酒が買えない」というルールが続いているので、居酒屋が再開されてもお酒は出せないし、家飲みもできない。これは私の友人含め多くの日本人にとって嘆きの日々だろう。(お察しします)

そして何より、タイは入国規制が続いているので、主力産業である観光客はまだ戻らない。また、私のようなビジネス上の理由でタイに滞在する理由がある多くの人も、タイに入れない状況が続いている。駐在員の赴任などもまだまだ難しいので、任期終わりで帰国できず家族と離れ離れの人たちは、もう暫くだけその状態が続きそうだ。

観光庁長官が「5か月以内に観光経済は戻る」と先日言っていたが、ということは9月くらいに向けて徐々に入国制限を緩和していくという時間感なのかもしれない。自分の日本滞在はもう暫く続きそうだ。(タイの家もそのままなので、家とかどうしよう、というのは切実な悩み)

企業においても、今回のアナウンスを経て動きが出そうだ。リモートワークをしていたホワイトカラーの皆さんも徐々にリモートワーク解除に向かう。会社によるが「リモートと半々で運用」「5月中旬から段階的に」といった動きが多いようだ。そして、これを機にリモートワークを制度として導入するという動きは残るであろう。

弊社は、さしあたり「週1はオフィス出社」というルールを5月から運用し、対面でのコミュニケーションが出来る状態を回復していく。お互いの顔が見れて嬉しいだろうなぁ。自分がそこに居られないのが残念だ。

・・・といったような状態で、14日間の観察期間次第ではあるし、まだまだ限定的なロックダウン解除ではある。それでも、光が見えてきたという意味でとても喜ばしい前進だと思う。「タイのロックダウン期間を、意味ある過ごし方をしたい」と思って続けてきたバンコク封鎖日記も、この「42日間のロックダウン」の終了を区切りとし、明日を最終回としたいと思う。

今日は以上です。

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