数字は大事だけど、数字を作って満足しているようではいけない

最近思うこと。

毎年ヒーコラ言いながら必死で数字を作っていると、数字を伸ばすことに満足してしまい、ふと気づくと「自分は何のために経営してるのか」を忘れてしまいそうになる。

数字を作るのは義務であり、また立派なこと。 だけどその先に実現したい理念や、社会に叫びたいメッセージがないと、わざわざ経営してる意味ってなんだったんだっけ、となりかねない。

一方で、「社会を変えるストーリー」を格好よく叫んでみたところで、カネを稼いでないとなんら説得力はない。また、ストーリーを叫び続けるためには、会社を存続させていくだけの稼ぎが必要。

というわけで両方に目を向けるのが必要なんだけど、放っておくと無意識に「数字」の方に意識は傾くことに注意が必要。

あたりまえだけど、数字を作れないと生きて行けないから、稼ぐことで頭がいっぱいになる。逆に余裕が出ると今度はホッとしてしまい、これまた理念を忘れてしまいそうになる。自分はこの2つの状態の間を常に行き来している感じだ。

だからこそ、ビジネスする意義を自分自身に常にリマインドし続けないといけない。

数字の引力は結構強いので、なるべく仲間とスケールの大きな話をしてみたり、旅や読書で視野を広げてみたり、という行動を自ら選択し続けないといけない。最近なんとなく満たされないなという人は、そういう時間が足りてないかもしれない。

自分ももうすぐ起業して10年。

それなりにやってきたけど、次の10年は「それなりにやってきた」じゃあいけないな、と自らを省みて思う。

「理念なき行動は凶器、行動なき理念は無価値」
という本田宗一郎の言葉を改めて噛みしめたい。

「この記事は役に立つ」と思って頂けたらサポートお願いします!