「過去の自分へのアドバイス」

誰でも何気なく過去を振り返ることがあると思う。
近い過去であったり、遠い昔の過去であったり、、、思い出として考えることもあるのでは?と思う。
非現実的ではあるが、過去に戻ってもう一度人生をやりなおせたら・・って考えたことは無いでしょうか?
仮に過去に戻れるのであれば(例えば人生の巻き戻しができたとして)リピート再生(また同じ人生を繰り返す)を考える人は、ほとんどいないと思う。誰もが、違う人生で再生したい、ある時期に戻って、もう一度そこから人生をやり直してみたいと考える人は多いはず。
どの時期に戻ってやり直したいのか?小学生であったり、中学生であったり、高校生であったり、就職したときであったり、結婚した時であったり、いろいろで人それぞれどのような生き方をしたのか、このようになっていればなどの願望によってちがうと思う。
また親しい人が亡くなる前に戻ってみたいとかピンポイントな時期を思いうかべる人もいると思う。

なぜ過去に戻りたいと思うのか?過去に戻って今の自分と違う生き方をしていればと考えてしまう。
今までに節目と思われる人生の転機が多々あったと思うが、それぞれの節目によって、選択肢を変えることにより、現在の自分とは違う生き方ができたように思うし、現在の自分とは違う自分が存在していただろう。
その時にやり残したことがあったり、やり直したいことがあったり、過去の出来事に対して、よりよい選択肢を思いついたりなど、いろいろ想うところがあるように感じる。
今の自分があるから、過去の自分に何かアドバイスしてみたい・・過去の自分に対して、違う人生を歩んでほしいと何気なく考えてしまう。
おそらく過去の自分は、その時にその時点での最良だと思った選択をしていたと思う。いまの現在進行形の自分でも、最良だと思った選択をしている人生を歩んで行っていると思う。いま最良だと思って選択し行動しても、将来的に(結果的に)最良でなかったことに気が付くこともあるだろう。後悔という言葉であろうか・・・
出来れば、未来の自分から現在進行形の自分にもアドバイスが欲しいところだ。

過去の自分にアドバイスするとしたら、どの時点の自分へ・・だろうか?
相応に年輪を重ねているため、いろいろあり過ぎて悩んでしまうが、戻れるのであれば、中学卒業時(高校入学時)がいいかな・・と思ってしまう。
どちらかというと親のいいなりで受験し入学した高校。当時の自分の考えとしては、もっと家の近くでレベルの低い学校で楽な高校生活を送りたかった。
通学は、自転車で約1時間越え。夏は暑く、汗ダラダラで通学。冬は北風の向かい風の中、ペダルをこいでも、なかなか進まない自転車に嫌気がさしていたことを思い出す。
中間期末などのテストも、背伸びして入った高校だけあってキツかった。こんなにテストの点が取れたっけ?って思っていたら、よく見ると学年順位で、天国から地獄に一気に突き落とされた気分だったことを思いだす。
運動も得意な方ではないのでキツかった。特にマラソンは、山谷あるなかで20km近くを走らされ、死ぬかと思った。
女子も少なく、ほぼ男子校レベル。だったら工業高校に行って手に職をつけた方が良かったような気がする。
今思うと、やはり「違う高校に行った方がいいぞ」って声を大にして、アドバイスしたい感じがする。
親の言いなりにならないで、周りをよく見て、周囲の高校と比べて、自分はどう思っているのかちゃんと考えて・・・などいろいろアドバイスしたいと思う。もしかしたら、今の自分に対しても当てはまるのかもしれないとも思ってしまう。今までも自分で考えて行動していると思うが、あの時この時過去を振り返るともう少し何かをしたかった・・っていうのが本音だろうか?
今考えると将来の強みになる何かをしたかったように思う。人の役に立つことであったり、やりがいのあることであったり、未来を変える発明や発見であったり。そのような将来の強みになる行動を考えるように、中学卒業時(高校入学時)の自分にアドバイスしたい。
当時、もう少し将来を考えた行動が出来ればよかったと思う。

もし、本当に過去の自分へのアドバイスができて、アドバイス通りのことができれば、間違いなく今の自分とは全く違った人生を歩んでいただろうと思う。どうなっていたかは誰も分からない。
考え方によっては、過去の自分へのアドバイスは、現在進行形の自分へのアドバイスでもあるかのようにも思えてしまう。
今後、どのような将来となるか分からないが、過去の自分へのアドバイスを顧みて、何かしら現在の自分にも当てはまることもあるだろうと思う。
現実的に今を生きている自分にとって、やはりもう少し何かできないだろうかと考える。今から発明家などになることは無理なので、現実的路線として、小さなことかもしれないが、人の役に立つことを始めてみようと思う。
何か今までと違った自分が見つけられるかもしれない。

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