それは本当に100%やりきった結果なのか?
週末、実家の近所の某ホームセンターに行ったんですね。
売り場をぶらぶらしていたら店内放送が流れた。
「店内でお探しの商品がどこにあるかお手持ちのスマホで検索できます」と。へー、そんなのあったんだ。
皆さんも経験したことあると思いますけど最近のホームセンターは大型化して何がどこにあるかわからない。なので、店舗スタッフのお客さんとの会話の70%は「◯◯はどこにあります?」らしい。
それがスマホで検索できれば、お客さんは便利になるし、店舗スタッフの作業が大幅に改善される。素晴らしい。
で、早速使ってみようと思ったのですが、その検索サービスのQRコードをいくら探しても見当たらない。仕方がないので店員さんに「検索サービスのQRコードはどこにありますか?」って聞くことになった。ブラックジョークか。
その店舗スタッフはどこにあるかわからないと答えた。
もう1人の別の店舗スタッフに聞いたら、この公式アプリをダウンロードしてくださいって言われてしまった。いや、それちゃうし。
仕方がないんでもう公式アプリをインストールして無理やり使ってみた。
それがすごい便利なんですよ。
表記揺れにも対応してる。ダンボールってカタカナで入れても漢字で入れても出てくるし、複数の場所にある商品は複数教えてくれる。ええやん。
いいサービス作ってるのに、店頭でそれがお客さんに周知されていない。なんともったいない。
多分開発チームはすごい考えて作ったと思うんですよね。
これで店舗スタッフの70%の仕事が軽減されると思って頑張ったはず。
でも残念ながらお客さんに使ってもらえるようになってない。
まずは店頭のスタッフが全員使おうよ。店頭にいっぱいQRコードの貼り紙しようよ。
ここからは完全に想像だけど、この後そのホームセンターの社内ではこんな会話がされる気がしてる。
「ホームセンターに来る人は年配の方が多いのでこういうの使わないんですよね」
このプロジェクトは結果が出なかったと判断する前に問いたい。
それは本当に100%やりきった結果なのか?
じゃないと何が上手くいかなかったのか判断できない。つまり検証に値しない。
検証っていうのは100%やりきって初めて意味があるんやで。
いやホンマに。(自戒を込めて)
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