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ミックファイア 次の行先は

 昨日、大井競馬場で行われました第25回ジャパンダートダービー。無敗で南関東3歳牡馬クラシック2冠を達成しここに挑んだ1番人気のミックファイアが、2着のキリンジに2馬身半の差を付け、トーシンブリザード以来22年ぶり、無敗の3冠を達成しました。

 レース前半は大方の予想通り、武豊騎手鞍上のミトノオーが逃げる展開、前半1000㍍は60秒1、大井競馬の良馬場を考えればなかなかのハイペース。後半1000㍍が65秒0だったことがその過酷さを証明し、そんな総合力を問われたレースを追走し、後続を置き去りにしたミックファイアの力がより際立つ内容となりました。

 勝ち時計の2分4秒6は、良馬場で行われましたジャパンダートダービー(今回を含む13回)史上2番目の好タイムで、「ダートのディープインパクト」と称され、第7回のJDD勝ち馬カネヒキリの勝ちタイム2分4秒9(良)を上回るもので、この時点で中央の一線級でも勝負になる資質は証明したと言えます。

 今回は良馬場での勝利でしたが、父シニスターミニスターの産駒は軽いダートコンディションでさらにパフォーマンスを上げる馬が多く、地方競馬よりも軽い砂質の中央競馬に参戦しても、通用の下地は十分備わっていると見ます。

 実質3歳ダート世代の頂点に立ったミックファイアですが、デルマソトガケ、ペリエールといった未対戦の同世代、またウシュバテソーロ、メイショウハリオ、テーオーケインズ、クラウンプライドといった世界レベルの古馬との対戦が早くも待たれます。

 彼の次なるステージは……。今は神のみぞ知るですが、その競馬の神様が用意する舞台を楽しみに待ちたいと思います😌🙏✨

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