さよならの朝に約束の花をかざろうの感想
まず最初に私はエロゲで自我を確立した人間である。
小学校だか中学校でPS2版Airを触りそこから自我を確立した。ちなみに一番好きなヒロインは遠野美凪である。理由は多分一番背徳的で覚悟が決まっていたからだ。親に忘れ去られて行人と一緒に当てのない辛い旅に出る。戻れない逃避行だ。だから行人は旅に連れて行く代償として美凪の貞操を要求する。これが本当に美しくて好き。お互いに覚悟を決めてその覚悟の証として契るというある種の自然法的な香りがするセ。そのあと弱いところを見せて耳かきしてもらうとか……お前ら永遠に幸せに老衰して死ね。まあ本当のところは美凪の顔と母親に捨てられたからかわりに自分が母親にやってほしかったムーブを主人公にするという代償行為が俺の小中学生のプチ反抗期ででも親に甘えたい時期と合わさってクリティカルヒットしたが一番大きいけど結末から考えてキャラ造形した部分もあるだろうし全部セーフです。
さて、さよならの朝に約束の花をかざろうだが、
これ中盤の青年期エリアル君が初めてのお酒に酔ってたとこでマキナ押し倒してたら神エロゲだったよ(あまりに身も蓋もないクソエロガキ思考)
我ながら酷いけど俺の感想ずっとこんな感じでこれ元ネタにエロゲ作ったら神作品だったなあもし出たら骨までしゃぶってたって考えてた。レイリア孕ませた王子にもなってレイリア頑張って落としたかったしマキナに育てられたエリアルになって色んな感情が爆発して抱いちゃってそのまま肉欲と感情に溺れて厳しい現実の合間にマキナと共依存したかった。
でもそうはならなかった。ならなかったんだよロック。(一般映画並感)
やっぱ覚悟決めてる奴らは偉いわ。道踏み外せるとこでちゃんと正しい道を選んでちゃんと生きてた。ハッピーエンドで終わってほんと良かった。子供拾ったのに捨てたルートでも近親相◯(育ての親)ルートでもなく反抗期で大失敗ルートでもなくクリム君イオルフも人間も虐殺ルートでもなくてよかった。
雑考察だけどイオルフは永遠を生きるから未来をイメージして早めに覚悟を決める的な種族特性を感じた。んでそれを他人にも求めてそれを違えたら怒ってもいい的な。まあレイリアの立場ならどうあれキレるけど。でもめちゃくちゃ尊厳傷つけられてもかなり我慢して耐えてたからやっぱ覚悟決めて相手もそれに応じてちゃんとしてくれるだろうと待って耐えてたんじゃないかなって思ってる。ハーフもどきのメドメルも実はそれ受け継いでて腐れ王族と違って覚悟きめてた感じあったし。やっぱ人の強さって覚悟キメてるかキメてないかが結構大事だよね。
最後にマキナ大好き。あとウマ娘の一番の推しであり心の相棒であるライスシャワーって子がマキナと同じ声優の石見舞菜香さんだってエンドロールで知ってビビった。ライス…お前マキナでもあるのか(違います)俺もマキナみたいに覚悟キメてお前のトレーナーするよ。俺はエリアルじゃないけどライスのトレーナーなのは本当の事実なんだ。エリアルは近親しない立派なやつだったけど俺はエリアルだったらマキナ絶対押し倒してたヤバいやつだからマキナを思う分もライスのトレーナーとして頑張るよ。