チェイスタグ世界大会「WCT」に出場した話〜チームを作り、ロンドンに行く〜
JABです!
前回に引き続き、このマガジンでは世界でちょっと話題になりつつあるアクロバット鬼ごっこ「World Chase Tag」に関わっていた時の話をしてます!
前回のnoteを読んでからだと分かりやすいと思います。
さて、どうしよう…
World Chase TagのCEOクリスチャンと、弟のダミアンと頻繁に連絡を取り合い、このコンテンツの成長のため、そして私個人としてはここに関わり日本のカントリーマネージャー的な仕事で参加したいと考えていましたが…。
まずは日本でチームを作り、世界大会WCT3にアジアのチームとして初めて(そもそもまだ3回目なので、すごいことで場合ですw)ロンドンへ行くということになりました。
実は時は少し遡り、チェイスタグというコンテンツを知ってすぐ、親和性の高い「パルクール」を実践している人たちに色々聞き取りしてました。
日本にどのくらいパルクール人口がいるのか?
パルクールをやっている人たちはチェイスタグたぐに興味を持つのか?
あわよくば、レベルの高いプレイヤーでロンドンについてきてくれる人はいないか?
さらには、ビジネスとして進めていくうえで、パルクール業界と私の接点を作ってくれる人はいないか?
そんな感じで、ネットで日本全国のパルクールのチームや団体を調べて、アンケートの協力と、直接話す機会をもらえるようにお願いしました。
私のような素性の知れない人間からメールやDMが届くんですから、そりゃー返信率は悪かったですよ〜。
ちなみにパルクール協会と呼ばれるところにも連絡しましたが、「パルクールは競うためのものじゃない」と一蹴されましたしw (私がパルクールという文化を理解していなかったのが1番悪かった…)
そんな中でも一人だけ、前向きに話を聞いてくれる人が現れました。
仙台でパルクールの会社(えっ、そんな会社あるの!?って感じでしたが)を経営していながら、自らもパルクートレーサーという最高の人が!
経営もパルクールも知ってて、かつその業界では多くの人が彼を知っているとなると、本当に最高です!
ということで、その瞬間にこの人と一緒なら世界大会に出場するチームを作ることができるかも!!
と思いました。
出場するだけでもタダじゃない。お金も手間もかかる。
それを理解して、協力してもらえることになり、国内での連携も同時にスタートしました。
そして、彼が日本チームのキャプテンであり、まとめ役であり、私の相談役までしてくれたので、感謝してもしきれないです。
もはや2018年は日本人パルクールトレーサーは誰一人として、公式のフィールドでチェイスタグをプレイしたことがないため、正直誰も実績はないんですよね。
そんな中でもとにかくチームアップについてはお任せしました。
私はというと、WCTの2人と連携をとって、出場に必要な情報を共有したり、スケジュールの調整をしたり、事業として行っていく上での隙間を探したりしていました。
まぁ、出場まではなんとかなるもんだ!!
出場。成績よりもインパクトと魅力を感じる
実は私、2018年は北海道の大地震&停電によるブラックアウトがちょうど出国の時に重なり、空港がクローズになっていて、結局現地にはいけなかったんです。
もちろん自分のオフィスで朝4時くらいからLIVE配信で見てましたがw
アジアチーム初となる我が日本チームの挑戦は「1勝もできず…」で終わりました。世界のレベルの違いも感じることができました。そして何より選手たち以上に悔しかったのは私だと思います。
それでも会場の熱は伝わってきたし、映像としての面白さもありました。予想していた通り、これはいい宣伝材料になるなぁと思いながら、次の行動に移りました。
私は「WCT出場チームをマネージメントした」という実績もでき、ダミアンもフランクに話をしてくれるようになってきました。
1〜10まで全てが協力ベースでした。利益を上げることはこの段階では不可能と思っていました。
この実績を使って2019年以降、話題を作って、収益も作っていこう
私はとにかくWCT3についての情報をwebサイトを作り発信したり、snsを使ったりと、少しでも興味を持つ人が出てきてくれればと思いながらやってましたね。
一般の人のなかで、認知が上がればTVや他のメディアも取り上げてくれて、爆発的に認知度を上げることができるだろうと。
認知が上がってきたところからが勝負。
WCTに提案できる内容の幅も広がり、翌年の計画やら、スポンサーについての話やら、その他様々な話をするようになりました。
インパクトと魅力さえ伝えることができれば可能性はある
そう心から思えました。私にとっては投資期間だったんです。お金と時間を注ぎ込んで、実績と素材を得た。
2年連続日本チームを世界大会へ
2019年も世界大会「WCT4」に日本チームを出場させました。
1年目のWCT3と同様にキャプテンに多大な協力をしてもらって。
とは言え、2年目ともなると連携要領は分かっているし、関係性もできているのでやりやすかったですね。
↑World Chase Tag CEOのChristianと
大会の開催日時だけは二転三転したので、やや面倒なことはありましたが、大まかな流れを掴んでいたので調整もスムーズでした。
そして2回目はロンドンのテレビ局も入っていたし、「Pro2Go」という会社がスポンサーにも入っていたので、大会会場は少し豪華になった印象でした。
こんなイベントを日本でも開催できたらなぁ
そう思いながら、十分な資金がない自分を残念に思いましたw
出場から得たもの
勝つ負けるといったことは私にとっては第一目標ではありませんでした。
この時は、運用の方法や実際に日本で予選大会や世界大会を開催するときに必要なもの・こと、さらには雰囲気や宣伝の方法などを学びに行った感じです。
もちろん、負けていいということはなく、
勝てば知名度があがる
と思っていたので、チームメンバーには「勝ってくれ!」っと心の中で何度も叫びましたw
結果としては、初戦敗退でしたが…。
結果以上に個人的には海外のイベントを直に感じ、直接クリスチャンやダミアンと話をしたことで、費用感なども直接聞くことができ、イメージが掴めました。
そしてフィールドの作りやそれにかかるコスト、人員の動きなどもひとつひとつ知識として溜め込んできました。
つまり汚い言い方をすると
あとは金さえあれば…
という感じでした。
そしてもう一つ学んだことはパルクールというもの、そしてそれを実践する人たちの考えに触れたり、日本とヨーロッパの文化の違いを感じたり。
日本では考えられない(そもそも国内に於いても私はパルクールには無知ですがw)ような、社会の容認度でした。
JAM
と言われる練習会(もっと緩い感じでトレーサーが集まる感じだけど)に連れて行ってもらいました。
チェイスタグの大会が終わったあと、パルクール文化を見てみたくて、見る・撮る専門でJAMに参加しましたが、最高にいい空気感でしたねー!!
ビジネス的にはいけそうか?
ビジネスというと聞こえが良くないかも知れませんが、どんなにいいコンテンツでみんなが楽しめるものだとしても、継続するにはビジネスとして成立させなければならないのです!
私はそのためにWCTのクリスチャン、ダミアンの2人と連携していたわけですから。
しかし正直なところ、収益化の目処はなかなか立たずでした。
それからどうなったのか、次回のnoteでまとめようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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