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流浪の欠片

歌詞

陽が沈む頃
街が眠る
出力下げてく
星のスピーカー
書き置きだけが
砂に残る

夜空に置くテクスチャ
月にかけたフィルタ
針を止めた時計に
糸を張る

波に揺れる欠片
行き先の無い旅
風の先に
帰路を捨てる

月明かりが照らす
物語の先は
雨の筆に
塗り替えられ

輝く星の粒
流れる雲の影
掴みにいく
掬いにいく
届くこと無く

心揺れる時も
色が消える時も
広く深く包む
支えはいつも

メモ

パソコンで初めて作ったインストの曲に、歌を乗せた!
あれこれしてたら、なんか原点な感覚が蘇ってきた!
そしたら、自動的に出発点、って感じの歌詞になった。びっくり!

これはスムーズに歌詞かけた。不思議〜

もともとのインスト曲の方は、音もまだ手探り感があってふらふらしてたから、全体的にいじった。
たぶん、数年後に聴いたら「このころふらふらしてるなー、つくりなおすか!」ってなってるんだろうな〜

誰も見向きもしない、海辺に落ちてる何かしらの欠片が、波に連れられて大海原へと旅立つイメージ。

ひとり旅のはじまりはじまり〜

夕暮れ時に始まって、夜になって、頼れるのは月の光くらい。
波に揺られて進んでるから、来た道はすぐに分からなくなる。

帰り道のない旅。
行き先もない旅。

思いもよらないところへたどり着くかもしれないし、力尽きて消えてなくなるかもしれない。
どこかへたどり着いても、またどこかへ旅立つ。
小さな存在の旅路は、吹けば消えてしまうような痕跡しか残らない。

流れるように、消滅に向かって進む。

そんな、短すぎる旅行記。

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