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10代の未来を切り拓く: イノベーションユース シーズン2

執筆者名:大賀哲
(日本科学振興協会)

こんにちは!日本科学振興協会(JAAS)の大賀哲(おおが・とおる)です。今回は、科学教育や科学文化に関する記事を毎日1つずつ投稿していく「科学教育 Advent Calendar 2023」の場で、私たちの企画ーイノベーションユースのお話をさせていただきたいと思います。


中高生の研究活動をサポートする!

イノベーションユースは、10代の若者たちが研究アイデアや社会問題に取り組むためのプログラムです。このプログラムでは、中高生がメンター(大学や企業の研究者、実務家など)のアドバイスのもとで研究活動を行います。イノベーションユースの目的は、優れた研究を行う中高生を選抜することではありません。彼ら/彼女らの研究アイデアをサポートし、自分の興味に基づいた研究を始める経験をしてもらい、成長にコミットすることが目的です。2022年度から始まったこのプログラムは、今年で2年目を迎え、「Season2」と銘打っています。

2023年度は以下のようなスケジュールでイノベーションユースを行っています。
8月~9月:ファーストラウンド(書類選考)
11月25日・26日:セカンドラウンド(中間発表)
3月16日・17日:ファイナルラウンド(最終発表)

研究に関わっている方々から中高生へのフィードバックを

先日、11月25日・26日に中間発表であるセカンドラウンドが行われ、21人の中高生が研究発表を行いました。ダイアログを重視するため、応募者同士で討論・質疑応答する時間を設けたり、審査員からコメント・質問を行ったりしました。研究発表するのは初めてという中高生も多いなかで、研究者から研究についてコメントを受けるという機会は重要だったと思います。

イノベーションユースでの経験は、10代の若者たちに科学的思考、問題解決能力、そして独自の研究を進めるための基礎を築く手助けとなることでしょう。イノベーションユースというプラットフォームは、10代の若者たちにとって貴重な科学教育の機会を提供しています。

次回は12月21日にセカンドラウンドの振り返りをしたいと思います。引き続きどうぞよろしくお願いいたします!

※本記事は「科学教育 Advent Calendar 2023」の企画において寄稿されたものです。
※本記事の内容や主張は執筆者によるものであり、本記事の掲載をもってJAASや教育対話促進プロジェクトがその内容や立場を支持するものではございません。

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