第四期雀魂Fリーグ結果速報・第二十七節

こんにちは。雀魂Fリーグ広報です。
ついに1/16(日)より対局がスタートした第四期雀魂Fリーグ。
第四期雀魂Fリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全30節60試合のチーム戦です。

本日は4/20(水)に行われた第27節の結果を対局後の選手のコメントを添えてお伝えいたします。

対戦組み合わせと出場選手はこちら。

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第1試合A卓

起家は藁科マーライオンズ、拝田頼選手。育成枠にしてマーライオンズのポイントゲッターとしてチームを支える存在です。ここで大勝して首位を狙いたいところ。南家はLuna de esperanza、初音舞プロ。苦境が続くチーム状況ながら、なんとか上に迫るポイントをここで積みたいところです。西家は優曇華の花、ガラまさ選手。カットラインスレスレの攻防が続く優曇華の花。一戦も落とせない戦いが続きます。北家はGENESIS、藤井光プロ。4連勝で勢いに乗るGENESIS。歴史的な大逆転セミファイナルに届くでしょうか。

まず開局から走ったのは拝田選手。軽快に2連続で和了を決めると、迎えた東1局2本場では難しい手組みから初音プロのリーチを掻い潜る形のシャンポンテンパイに辿り着いてめくり合いに持ち込みます。8pと6sは残り3枚、初音プロは5枚残りの36sで枚数優位に見えましたが、なんと唯一放銃に回る8pをすぐに掴まされ、拝田選手に5800を打ち上げます。

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その後は小さな和了で場が進み、拝田選手がリードをキープしたまま南場を迎えますが、ここで追いすがるガラまさ選手に南ドラ3の大物手が入ります。カン3pの急所を引き入れて8巡目にテンパイすると、先にリーチを打っていた藤井プロがすぐに掴んで8000の和了となり、ここでガラまさ選手がトップ目に立ちます。

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この後もガラまさ選手がリードを守りながら南3局で親番を迎えますが、ここでライバル拝田選手にチャンスが訪れます。面子が一組だけの配牌から6巡無駄ヅモ無しのストレートテンパイを果たしてリーチを敢行すると、次巡に一発ツモで2000-4000。7巡連続有効牌という鬼引きでガラまさ選手に親被りさせて、勝負を一気に有利に進めます。

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最後はラス親の藤井プロが粘って連荘するも、1本場では七対子に舵を切るリスクを取って、これがテンパイを果たすことなく流局で終局となりました。

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トップとなったのは拝田選手。序盤の猛攻と終盤の逆転手が効果的でしたが、他の局でも点棒を持ちながら守りに入らず積極的に局を進める姿勢が実り個人3連勝。マーライオンズの躍進は続きます。2着となったのはガラまさ選手。終盤までトップ目を維持する奮闘で、僅かでもポイントを積みたいチームにしっかりプラスを持ち帰る活躍でした。3着は初音プロ。序盤にめくり合いにことごとく負けるという厳しい展開で、テンパイから和了が遠い半荘となってしまいました。4着となったのは藤井プロ。チーム状況的にも、ある程度のリスクを取らねばならないという打牌選択が裏目を引かされる苦しい展開となってしまいました。

この対局の牌譜はこちら!

(記・銀貨先生)

第1試合B卓

起家はONE CHANCE縦鳥千波選手。現在首位のチームの首位通過に向け、今日も強気の鳴きが見られるでしょうか。
南家はANC PURPLE BATS矢絣京選手。個人スコアは堂々のリーグトップ、MVPに向けて今日もポイントを積み増せるか。
西家はNEXUSどら選手。ボーダーまでの200pt差を逆転するため、いよいよ後がない戦いになってきました。
北家はGOLDEN BONDESのLSHTM選手。チームは僅かな差での8位と崖っぷちギリギリ。まずは借金を返済し安定圏まで戻したいところです。

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東1局、6巡目に早くも七対子でテンパイしたどら選手は絶好の一枚切れの北単騎でリーチ。次の瞬間、LSHTM選手のツモは2巡前に自ら切った自風の北。この牌は誰も止めることはできないでしょう。
リーチ・一発・七対子でどら選手の和了となりました。ボーダー突破を目指すNEXUSにとってはGBとのトップラスがこの試合の最高の結末。まずは快調な滑り出しとなりました。

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東2局2本場、縦鳥千波選手が仕掛ける中LSHTM選手はドラ3のテンパイを入れカン3p待ちでリーチ。
これに対し一旦西の対子落としで回った親の矢絣京選手、この迂回が大正解で4巡後に平和の追っかけリーチを打ちます。
こうなると今季"持っている男"が勝ってしまうのが麻雀か。LSHTM選手が2pを掴みリーチ・平和・裏の5800は6400の放銃となりました。

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東3局、四暗刻のイーシャンテンでもある縦鳥千波選手ですがここは冷静にドラ待ちのシャンポンでリーチ。
最終盤、LSHTM選手から追っかけリーチを受けた直後、残りツモ2回というところで高目の南でツモ和了。
リーチ・ツモ・三暗刻・ドラ3のアガリでトップ目に立ちます。

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南2局1本場、7巡目にONE CHANCEの縦鳥千波選手から先制リーチが入ります。
この後の9巡目、親の矢絣京選手もテンパイ。待ちは3-6-9p、6mを切れば高目の9pで三色がつきます。
しかしここは平和ドラ1の中打点があり打点十分・高目の9pが2切れなことから不要なリスクを犯さずより危険度の低い9m切りでリーチ。
冷静な選択を実らせリーチ・ツモ・平和・赤の2600オールの和了で再びトップに立ちました。

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南2局3本場、ダンラスに沈むLSHTM選手はひとまず混一色に向かうべく中から仕掛けると孤立の發が重なった直後にこれも鳴けて小三元が見える形。
縦鳥千波選手からも仕掛けが入り、9巡目にはどら選手からリーチもかかりますが一発逆転に向けて前進あるのみ。
10巡目には自ら白を重ねて混一色小三元の跳満テンパイ。このカン7pはまだ見た目にも枚数がありましたが14巡目、6pをツモってくればやはり大三元に受けるのが人というもの。白と6pは1枚ずつ切れていますがリーチのどら選手と二人でなんとか掘り当てたい…という願いもむなしく最後の白は配牌から矢絣京選手の手牌の中。役満和了はならずこの局は流局となりました。

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流局が続いて迎えた南4局流れ5本場はアガれば4500点のボーナス付きという局になりました。
この点棒をなんとしても拾い2着で終了すべく縦鳥千波選手がタンヤオで仕掛ける中、カン4p待ちの役なしテンパイを入れたどら選手は1巡回してリーチ。
このリーチに対し満貫放銃でも3着のままの縦鳥千波選手、一歩も引かずにドラの3mを含めた無スジを4枚叩き切って押し切り、ついにリーチのどら選手から出た4mを仕留めました。
タンヤオのみながら1000は2500,供託4本をゲットし価値ある2着に上がっての終局となりました。

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本日も大暴れのAPB矢絣京選手がトップを獲得。もはやこの勢いは誰にも止められないのでしょうか。
2着にはONE CHANCE縦鳥千波選手。オーラス見事な押しでプラスを持ち帰っての終局となりました。
3着はNEXUS、どら選手。2着でも不満の残るところで厳しい着落ちでの終了となってしまいました。
ラスとなったのはGBのLSHTM選手。ことごとく掴み勝負手はアガれない厳しい一日となりました。

この対局の牌譜はこちら!

トップ獲得・矢絣京選手(ANC PURPLE BATS)の試合後コメント
―トップ獲得おめでとうございます。試合を終えての感想と次の試合に向けて一言お願いします。
終盤戦の大事な一戦で勝ち切れたのは非常に嬉しく思います。
混戦から少し抜け出せたのでこのまま気を抜かずに残りの試合も精進したいです。
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
南2局2本場
2巡目から3巡目になろうとしているところで、上家から出た1sチーしました。
最大は清一色を狙いつつ、染まらなかったときは一気通貫で親連荘でも構わないと思い発進しました。
この1sに反応できたのが良かったかなと思います。
そのほかもめくり合いに押し負けなかった幸運もありなんとか勝ち切ることができました。
―最後に一言お願いします。
レギュラーシーズンも残りわずかとなったところで良い位置につけることができました。
引き続き、皆様の応援よろしくお願いいたします。

4着・LSHTM選手(GOLDEN BODENS)の試合後コメント
―試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
ありません。実力です。チームには本当に申し訳ない。
次の出番があるかはわかりませんが、応援は精一杯頑張ります。
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
大三元は矢絣さんに幻影を追わせられました。なぜ配牌から持ってるのでしょう...
あのどらさんのリーチの現物ですよ?一発目から通ってない牌を切る時点で白持ってるとは理解してました。反射読みでカン7p続行できたかもしれません。

(記・穹憧るか)

第1試合C卓

起家は旧Fリーグ連合、みらくる先輩選手。個人、チーム共に近況は苦しい内容の半荘が続きます。上位追撃を期しての登板となります。南家はTeam鬼畜流、ゆめ選手。首位攻防戦の重要な局面で、連投の大役。期待に応えることが出来るでしょうか。西家はなんでも鳴けばいいというものではない、Masaki選手。カットライン直上での戦いが続くチームの命運を握る、痺れる場面での復帰登板となります。北家はBlack Cat Code、なーいん選手。チームは連敗すればカットラインも見えてきてしまう黄信号。是が非でもプラスは持ち帰りたい局面での起用となります。

開局から一気に走ったのはなーいん選手。東1局で2000-4000を引き和了った後は流局を挟んで4連続の和了で大量加点。道中でゆめ選手、Masaki選手のリーチを受けながらも強く押し返して加点をもぎ取り、東場だけで4万点後半まで積み上げます。

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ひたすら点棒を削られる展開となってしまった他3者ですが、東4局2本場ではMasaki選手がツモり三暗刻のテンパイが入って先制リーチ。これにタンヤオドラ3のテンパイが入ったゆめ選手が押し返すと、Masaki選手が当たり牌の5pを掴んで8000点の和了となります。

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点数的に苦しくなってしまったMasaki選手ですが、南場はひるまずに攻撃を入れ続け、南3局の親番ではなーいん選手のテンパイ打牌を捕らえて5800の直撃を決めます。

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次局も和了を拾って親番を繋ぐMasaki選手ですが、迎えた南3局3本場、平和ドラドラの逆転手が入ったゆめ選手のテンパイ打牌をなーいん選手が捕らえて2000点の和了に。測ったように全員の満貫ツモから射程外に離れる和了を拾って、圧倒的有利な点棒状況を作ってラス親を迎えます。

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オーラスは2着浮上が見えたみらくる先輩選手が25m待ちで先制リーチを打つも、食い伸ばしで56m待ちに構えていたゆめ選手が一歩先に5mを捕まえて、500-1000で2着をキープして終局となりました。

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トップとなったのはなーいん選手。東場で和了を連発する派手な展開から、南場は後手番に回る局面が多く、一時はトップ転落の危機となる放銃もありましたが、しっかり前に出るべき場面で前に出て最後は安全圏へ。手数を駆使しての見事な勝利となりました。2着はゆめ選手。終盤までトップ浮上を狙う積極的な攻撃を見せましたが、後一歩が届かず最後は冷静な2着キープへと舵を切る、バランスの良さが光る立ち回りでした。3着となったのはMasaki選手。積極果敢に手を入れて攻撃を続けましたが、大物手が入った東2局、南2局が一人テンパイで空振りとなったのが最終的な点差に響く格好となりました。4着となったのはみらくる先輩選手。最後に2着浮上が見えるめくり合いまで持ち込みながら同テンの5mを引き負けるという、近況を象徴するような惜しい敗戦となってしまいました。

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トップ獲得・なーいん選手(Black Cat Code)の試合後コメント
―トップ獲得おめでとうございます。試合を終えての感想と次の試合に向けて一言お願いします。

今日は気分よく打ってたら結果がついてきた感じでした。気を引き締めて次節も頑張ります。
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
東1局に満貫をあがれて楽にゲームを組み立てられたのでほんとについてました。

2着・ゆめ選手(Team鬼畜流)の試合後コメント
―試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。

段位戦を打ってる気分でした(。_。)
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
オーラスで喰い伸ばしした所ですかね(結果論協会的に)
一度聴牌すると鳴き無しを押す癖があるので今後気を付けます。

(記・銀貨先生)

第2試合A卓

起家スタートはGolden Bodens・とらふく選手。贔屓の球団が絶不調とあって控え室ではたまに荒ぶっていますが、持ち前の守備力同様心は繊細。今日も丁寧な麻雀を見せられるか。南家スタートはONE CHANCE・あっぷるぅ選手。前節大幅マイナスを叩いてしまったチームを背負い、チームの首位堅守のため満を持して出陣です。西家スタートはBlack Cat Code・あかさた選手。実はとらふく選手とは今期3度目の対戦ですが、同卓時は両者とも3試合全て逆連対という「混ぜるな危険」コンビ。今節は悪い流れを断ち切りたいところ。北家スタートはTeam鬼畜流・ゆめ選手。直近16日に聖3に昇段した勢いを買われての登板でしょうか。“凄惨坂”とも称される魂天への最後の道を登るための礎としたい連投2戦目です。

試合は起家とらふく選手が1500、2600オール、流局聴牌と連荘して迎えた東1局3本場、あっぷるぅ選手が仕掛けを入れて11巡目に白・トイトイ・ドラ2の高目ハネマン聴牌。2巡後にとらふく選手が追いついて平和・ドラ2のリーチをかけるも、役牌・発を仕掛けて8巡目に聴牌を入れていたあかさた選手が同巡にツモアガリ。ゆめ選手の高目タンピン三色のイーシャンテンも含め、のみ手ながら全員の勝負手を潰す価値のあるアガリとなりました。

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大きな点数移動もないまま迎えた東4局、トップ目のとらふく選手が中を仕掛けて局消化を狙います。10巡目に58s待ち聴牌を入れますが、アガリはならないまま終盤にあっぷるぅ選手からカン4p待ちのリーチが入ります。とらふく選手はこのリーチに無筋を押していきますが、最終盤あかさた選手が仕掛けて形式聴牌を入れると、とらふく選手が海底で1pを掴みます。5pツモ切ってから3枚目の3pがリーチ宣言牌と教科書のような14p待ちに対し、23秒考えて1pを押して聴牌料をもぎ取りました。「行ってもし振ってしまったらチームの未来がないからめちゃくちゃ迷った」とチーム配信で振り返るとらふく選手。いつもの繊細さだけでなく、チーム状況を考えた豪胆さも魅せてくれました。

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各者にアガリが発生したもののとらふく選手が少し抜けて迎えた南3局、ゆめ選手は第一ツモで赤5pを引きピンズ10枚の好配牌をもらい、2巡目の8pから仕掛けて清一色まっしぐらに向かいます。一向聴であっぷるぅ選手からリーチを受けるも、現物8pを鳴けて聴牌!そのまま押し切りあっぷるぅ選手から6pを打ち取りました。トップ争いに名乗りをあげてオーラスに向かいます。

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南4局、トップ争いはラス親のゆめ選手、あがりトップのとらふく選手、ハネマンツモ条件のあかさた選手に絞られました。
ゆめ選手が連荘狙いで8mチーから入り789三色でのアガリを目指しますが、その後有効牌が引けないままあっぷるぅ選手の着順アップを狙ったツモり三暗刻の6p・中待ちリーチを受けて撤退。とらふく選手・あかさた選手もラス目のリーチに逆らえず全員降り模様でしたが12巡目、不意に3着目のあかさた選手から無筋の7pが切られ、「嫌な予感を感じていた」とゆめ選手。直後にリーチしたあっぷるぅさんが4sをツモ切るとこれがあかさたさんに満貫の放銃。あかさたさんが2着に浮上、ゆめ選手が3着落ちして終局となりました。

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トップを獲得したのはとらふく選手。先制・中押しをした後は守備寄りの選択を徹底したことが勝因でしょうか。2着となったのはあかさた選手。1戦目なーいん選手のトップを受け、チーム方針として3着OKの姿勢を徹底した中ワンプッシュで着順上昇をもぎ取りました。3着はゆめ選手、南3局では清一色を上がるもオーラスで悔しい着落ちとなりました。悔しいラスを引かされたのはあっぷるぅ選手。リーチに仕掛けに攻撃の手を緩めませんでしたが、最後の1牌に恵まれませんでした。

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この対局の牌譜はこちら!

トップ獲得・とらふく選手(GOLDEN BODENS)の試合後コメント
―トップ獲得おめでとうございます。試合を終えての感想と次の試合に向けて一言お願いします。
ただトップ取れて嬉しい、次も自分のできる事すべてをやる。
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
ポイントはないんだけど形テンとかテンパイ取りとか間合いとかうまくいった、トップ欲しいとこで取れて良かった
―最後に一言お願いします。
阪神の話はするな

3着・ゆめ選手(Team鬼畜流)の試合後コメント
―試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
ラスを引くのもトップを取るのもどちらもあったかなという半荘でした。 日和りすぎたかなと思うぐらい引き気味でした(チームカラーらしくないわね)
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
オーラスであかさたさんに捲られた場面7p押してドラ色が見えていなかったので嫌な予感はしてましたがなんか解せぬ(・・)(。。)

(記・LSHTM)

第2試合B卓

起家はNEXUSのからばこくん選手、ラスだけは引けない試合ですが引くこともできない試合。からばこくん選手の選択する一打はどうなるのか?南家はなんでも鳴けばいいというものではないのlivedesu選手、前節のトップでチームは少しだけボーダーの中で有利に、下位のNEXUSとGENESISの仕掛けにどう対応していくでしょうか。西家は旧Fリーグ連合のしゅうしょう選手。1カ月前にはランキングトップで440Pもあった前回王者のチームがここにきて赤信号、なんとかこのマイナスにストップをかけたいところ。北家はGENESISの藤井光プロ、本日連投は前節からの4連投。1試合目は4着になってしまってボーダーラインまでかなり苦しくなってきました。

東1局は藤井プロがしゅうしょう選手から値千金の満貫直撃でスタート。東2局、藤井プロは4巡目に發を対子にして中が暗刻、發と白が対子とこれを形にできればかなり有利に立てそうなところ。しかし無情にも6巡目、親のlivedesu選手がカン6sのピンポイントのツモで4-7p待ちのリーチがかかります。ボーダー争いを目指すトップ目の藤井プロとからばこくん選手は簡単には引けません。7巡目、からばこくん選手は2sのツモで打4sから6-9s待ちのテンパイ。親の現物が河に出てくることを願うしかありません。9巡目、livedesu選手は4枚目の1mをツモってきて暗槓すると嶺上牌から引いてきたのは和了牌の4p。リーチ・ツモ・嶺上開花・赤・裏で4000オールの劇的な和了りで試合をリードします。

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livedesu選手はここからさらに連続和了。3局で藤井プロから2万点もの点棒を奪っていきました。からばこくん選手としゅうしょう選手は徐々に点数を持ち直していきます。南1局、9巡目。親のからばこくん選手は両面の4sチーから2,5,6p待ちでテンパイ。ドラの暗刻を忍ばせたこの手に直撃した選手は一溜りもありません。しかし、このチーで喰い流れたのも4s、とんでもないリーチがかかるかもしれない場面でした。12巡目、livedesu選手は対面から8sをポンして2-5m待ちでテンパイします。次巡、livedesu選手のツモは赤5p。これをツモ切るとからばこくん選手からロンの声がかかりビックリしたことでしょう。タンヤオ・赤・ドラ3の12000の直撃でトップが入れ替わります。

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1試合目を落としてしまった藤井プロはここから猛追。流局含めて3局連続で加点してラス親を迎えました。オーラスは14巡目に一発逆転のリーチをかけますが、一発目にからばこくん選手のロン牌を引いてきてしまって直撃。あと一手が届かず、3着になりました。トップのNEXUS、からばこくん選手はチームの1試合目のマイナスをプラスにしてボーダー争いが狙えそうなラインに留めました。なんでも鳴けばいいというものではないのlivedesu選手は2着、苦しい戦いはまだ続きます。そして旧Fリーグ連合のしゅうしょう選手は4着、ついに前回王者がボーダー一歩手前にまで落ちてきてしまいました。

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この対局の牌譜はこちら!

(記・あさひなひなた)

第2試合C卓

起家は藁科マーライオンズのふみKUN選手、チームは1試合目のトップでついに前期ワーストからの大逆転。このままレギュレーションをトップで通過したいところ。南家は優曇華の花の超獣ギガ選手。優曇華の花は全チームで唯一1ヵ月以上ボーダーライン上にいて、ギリギリの試合が続きます。西家はLune de esperanzaの銀貨先生選手、プッシュというよりはテクニカルなイメージのるなすぺ。しかし、もう引くことは出来ず前を向くしかありません。北家はANC PURPLE BATSの細谷拓真プロ、前試合はあまりにも不運な4着。前回同卓の超獣ギガ選手、ふみKUN選手を相手にリベンジなるか?

東1局、銀貨先生選手のツモが伸びてソーズのホンイツで満貫をテンパイしていましたが、親のふみKUN選手の意外な躱し手が決まって連荘。1本場は超獣ギガ選手の4面張リーチが細谷プロに敗れて満貫の直撃を受けます。東2局、11巡目。親の超獣ギガ選手はソーズが2-4-6のリャンカン系のところに赤5sを引いてきて平和、赤、ドラ(6s)の3翻アップのチャンス手を5-8p待ちでリーチをかけます。細谷プロは1mの暗刻落としからタンヤオに移行するとこれがハマって14巡目に4pのツモで5-8s待ちのテンパイ。しかし次巡に無筋の9sを引かされてギブアップしました。超獣ギガ選手の和了りはツモにしか残されていません。そして17巡目、超獣ギガ選手は自身のラスヅモで8pを引いてこの手が成就します。メンタンピンツモ赤ドラ2の6000オールの和了りで4着から一気にトップに浮上します。

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ここから南2局まで7局連続で和了りはツモ和了り。超獣ギガ選手、ふみKUN選手、細谷プロの3選手の高打点の和了りに押されて、銀貨先生選手は東1局の2900直撃されたのみのところからマイナス域まで落とされます。

南4局1本場、超獣ギガ選手の配牌はなんとすでに3面子が完成している形。3巡目で發を重ねてテンパイしますが打点が足りないので落としていくと2巡でドラの1mを2枚引いてきて再びテンパイ。5-8p待ちでリーチをかけます。9巡目、ふみKUN選手が引いてきたのはロン牌の8p。親の仕掛けもあって焦ったのか満貫までは直撃しても問題なかったからかこれをツモ切り。しかし、超獣ギガ選手のリーチは時点で5翻。この直撃は裏が乗ってしまってメンピンドラ2赤裏の12000の和了りで1~3位までが入れ替わる和了りになりました。

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この対局の牌譜はこちら!

トップ獲得・細谷拓真プロ/RMU(ANC PURPLE BATS)の試合後コメント
―トップ獲得おめでとうございます。試合を終えての感想と次の試合に向けて一言お願いします。
セミファイナル残れるよう全力で頑張ります!
 ―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
南1局、あまりやる気もない手だったので発残してたら暗刻になって結果満貫ツモあがれました。

2着・超獣ギガ選手(優曇華の花)の試合後コメント
―試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。

めちゃくちゃ悔しいです。篠原涼子で例えるなら、悔しさとせつなさと心悔しさとです。間違いなくFリーグで登板した機会の中で一番手が入っていたにも関わらず、トップを取れなかったのは実力不足を感じました。
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
オーラスにふみくんから裏1条件で2位の手を倒した箇所は、当時の自分なりの思考の結果ですが、今になって思い返すと違ったかもしれないなというところです。あの時は、ふみくんに8pまで押された状況であれば、誰もオリる人がいない中でフリテンをツモって着順を上げる可能性よりも、裏に期待して倒してしまった方が得だと判断しましたが、今になって思うと、フリテンをツモることで細谷プロを3位に落とす2位になるので、チーム状況でいうとリターンが大きく、低い可能性に懸ける価値はあったのかな、という思いです。

3着・ふみKUN選手(藁科マーライオンズ)の試合後コメント
―試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。

オーラス難しかったですが、最悪のパターンになってしまいチームのみなさんや応援して下さってる方々に申し訳ないです。 勝負に負けました!対局ありがとうございました!!

4着・銀貨先生選手(Luna de esperanza)の試合後コメント
―試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。

ずっと打ちたいと言っていた細谷プロとの念願の対局だったのですが、焼き鳥ハコラスという悲しい結果に沈んでしまったのが残念でした。
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
思い返すと東一局のターツ選択で払った14sが捉えられた可能性のある唯一の和了だったのかなと思います。あのマンガンを拾えていたら展開も違っていたと思うので、あれが結果的な敗着になったと思います。―最後に一言どうぞ。チームは変わらず苦しいですが配信は楽しくやっていこうかと思っているので、また応援にきてくださいませ!!

(記・あさひなひなた)

本節の結果

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ついにこの日がやってきました。第三期・第四期と戦ってきてこの終盤に藁科マーライオンズが初の首位浮上となりました。昨季の苦しみを存分に晴らす大暴れ、このまま首位通過はなるでしょうか。
4位にはANC PURPLE BATSが浮上しています。今季絶好調の矢絣京選手と細谷拓真プロの連続トップでこちらもチーム最高順位を記録。昨季レギュラーシーズン敗退となった2チームの初のポストシーズン進出はすぐそこまで見えています。
ボーダーでは優曇華の花がしぶとく連続2着でポイントを稼いでプラス圏に戻しつつ8位への滑り込みを果たしました。代わってボーダー下に転落したのはGOLDEN BODENS。しかしポイント差はわずかに10pt、最後まで分からない展開になりそうです。
いよいよレギュラーシーズンは残すところ3節6試合となりました。最後まで1試合1試合が手に汗握る見逃せない展開となりそうです。

おわりに

今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。

雀魂Fリーグ広報部では本選手名鑑シリーズの他、開幕後は試合結果をまとめたnoteも刊行していきますのでよろしくお願いします。
毎週水曜日は公式実況配信を行っていくほか、隔週で木曜日に公式番組"熱闘!雀魂Fリーグ"の配信も行いますので広報部メンバーのTwitterのフォロー、Youtubeのチャンネル登録を是非よろしくお願いします。

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