第四期雀魂Fリーグ結果速報・セミファイナル第6節

こんにちは。雀魂Fリーグ広報です。
ついに1/16(日)より対局がスタートした第四期雀魂Fリーグ。
第四期雀魂Fリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全30節60試合、セミファイナル全10節20試合のチーム戦です。

本日は6/8(水)に行われたセミファイナル第6節の結果を対局後の選手のコメントを添えてお伝えいたします。

対戦組み合わせと出場選手はこちら。

第1試合A卓

起家はTeam鬼畜流、ブイヤマ選手。6節目にしてセミファイナル初陣となります。南家はANC PURPLE BATS、甲森あん選手。待望のFリーグ初勝利となった前回登板に続き、連勝を狙います。西家はGOLDEN BODENS、穹憧るか選手。折り返しを迎えチームポイント的にも正念場のGB。是が非でもプラスがほしいところでの起用となります。北家は旧Fリーグ連合、ハガT選手。GB同様上位追撃の正念場に立った旧F。負けられない戦いが続きます。

開局まず仕掛けたのは穹憧選手。2mから切り出した河で中を1鳴きといかにも高そうな捨て牌に対応したハガT選手がピンズを止めて2sの対子落としで回るも、なんとこれが8000点の放銃に。河にも手の内にもピンズが1枚も無いというイリュージョンで先制します。

東2局は甲森選手が先制リーチ。ハガT選手も追いかけて2軒リーチとなりますが、これに追いついたブイヤマ選手が両者に通っていない4mをプッシュ。ここで更に2pを掴み待ち選択となります。

ブイヤマ選手はここでもワンチャンスの1pに甘えずに甲森選手に対して完全無筋の2pをプッシュ。もし1pを切って変則3面待ちへと変化させると山に待ちが残っていない、という場面で強気に押し、見事に甲森選手から8000の出和了を決めます。

放銃に回ってしまった甲森選手ですが、次局で700-1300をツモると次局もリーチ一発ツモ白の2000-4000で加点して、一気に原点復帰を果たします。そして南入後も甲森選手は攻勢を緩めず、流局を挟んだ南1局1本場では5巡目リーチの七対子をツモって1600-3200として、ここでトップ目に浮上します。

しかし追うブイヤマ選手の苛烈な攻撃は続き、南2局1本場、穹憧選手から8000点の和了を決めて再びブイヤマ選手がトップ目に立ちます。更に南3局でもブイヤマ選手が先制リーチ。これに各者が対応する中で、親番の穹憧選手に大チャンスが訪れます。危険牌の25sを使い切る形での14pテンパイ。テンパイ打牌も安全牌の3pが打てるという完璧なテンパイ形となり、場況的にも1pはかなり良さそうなところです。

しかしチャンスに逆に動揺したのか、穹憧選手がここでまさかのクリックミスによる誤カン。一転窮地に立たされますが、リンシャンから引いて来た3pで再びのテンパイを果たします。しかし変則3面張に取ると2pがフリテンになる上に、出て行く牌が6枚使いで使い切ったはずの2筋押しとなる5s。いくらなんでも、と2pを払って実質的な5s単騎に受けると、無情にも一発目のツモが1p。誤カンが無ければ、と思わせる展開でしたが、ドラマはまだ終わりません。なんとラスト1牌の5sをブイヤマ選手がキャッチして12000の放銃に。これで穹憧選手が2着目に浮上し、甲森選手がトップ目に浮上します。

南3局1本場では甲森選手が押し切ってトップ目のままオーラスへ。全員テンパイを挟んだ1本場ではブイヤマ選手が電光石火の3巡目テンパイを果たし、ツモなら無条件2着、更に高目を甲森選手から出和了で裏1ならトップとなるリーチを打ちます。甲森選手、穹憧選手にも戦える手が入っていたものの、ブイヤマ選手が瞬く間に安目ながら2着浮上となる1000-2000をツモって終局となります。

トップとなったのは甲森選手。序盤のめくり合いが痛恨の満貫放銃となってしまったものの、その後も攻勢を続けて着々と加点し、最後は他家の横移動がうまくハマって見事なトップとなりました。これで初勝利に続く2連勝。目覚めたリーダーがチームの躍進を期待させます。2着となったのはブイヤマ選手。チームカラーを体現したような全局参加での2着となりました。放銃に回った12000は穹憧選手の誤カンが無ければ発生しなかっただけにメンタルにダメージが残りそうな局となりましたが、そこは百戦錬磨のブイヤマ選手。しっかりと切り替えて冷静に着順を残す見事な立ち回りでした。3着となったのは穹憧選手。8000先制での軽快な出足でしたが、手数の多い上位2選手に屈する形となりました。誤カンからの12000がもし6000オールに出来ていれば、と悔しさが残る内容となりました。4着となったのはハガT選手。終始他者に先制される苦しい内容で、何度か持ち込んだめくり合いは全敗と、苦し過ぎる展開に泣かされる格好となりました。

この対局の牌譜はこちら!

トップ獲得・甲森あん選手(ANC PURPLE BATS)の試合後コメント
―トップ獲得おめでとうございます。試合を終えての感想と次の試合に向けて一言お願いします。

2連トップでーす♡ コウモリーチ 一発 ツモでANC PURPLE BATS 反撃開始です★
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
東4局 10巡目!リーチ 一発 ツモ 白 の満貫でトップ争いの位置に帰ってこれた事が大きかったです。 高打点の手役作りが下手なので、安い役でもとりあえず何でも和了っていい位置に居れたのは大きかったです。

3着・穹憧るか選手(GOLDEN BODENS)の試合後コメント
―試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。

あれはクリミスです。
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
南3局16巡目 粘ってようやくこぎつけたテンパイでさあリーチ!と行こうとしたところクリミスで謎カンをしてしまいました。
あまりにも焦って形も枚数も頭に入ってこなくて現物打ちとりダマにしてしまいましたが普通にフリテンリーチを打つべきでした。あそこで開き直ってフリテンリーチを打てるくらいの冷静さが必要でしたね。

(記・銀貨先生)

第1試合B卓

起家はONE CHANCEのてんてん選手、レギュラーシーズンでは快勝だったチームはセミファイナルで大ブレーキ。2期連続で好成績を残すリーダーの手腕に託します。南家は優曇華の花のRioss選手、節を跨ぎますがチームはセミファイナルで初の連投。前試合のリベンジマッチとなるか?西家はBlack Cat Codeのエンデ選手、前節こそついにポイントがマイナスでしたが下位とは大きく差をつけています。段位戦と同様に今日もポイントを積み重ねるのか?北家は藁科マーライオンズの拝田頼選手、セミファイナルではまだプラスにできていないポイントを今日こそ勝ち取りたい。

東2局、10巡目にRioss選手がネックになっていたカン4pをチーして5-8m待ちでテンパイを取ります。そしてこのチーで下家のエンデ選手がツモってきたのは5mで、これによってメンホンのテンパイが入り、3m,中のシャボ待ちでリーチをかけます。さらには拝田頼選手も6sのツモで打3s、5-8s待ちのリーチはこちらも満貫からのスタートです。12巡目、拝田頼選手は高目の8pのツモに裏も乗せて3000-6000で連続和了。早々にリードを作ります。

東3局、東場の親と次局のオールスターを流されてチームもビハインドのてんてん選手に配牌でドラが暗刻のチャンス手が入ります。4巡目には2pツモでタンヤオへの移行も視野に入れていました。6巡目、エンデ選手は白をポンしてドラのカン8s待ちでテンパイ。このポンでてんてん選手は6pを暗刻にしてペン3p待ちのリーチを打ちます。このリーチで全員が防戦になると13巡目、てんてん選手は自力で引き和了ります。裏こそ乗らず2000-4000の和了りですが、今のチームに取って序盤での大きな加点は駆け引きの材料にもなります。

南1局で3副露ホンイツで満貫を和了って4着目との差を引き離し、Rioss選手の親も流れたことで余裕ができたエンデ選手。南3局の親番は7巡目、最高のペン3sをツモって3-6-9s待ち、高目9sなら一気通貫とこれ以上無い形のテンパイに打3pのリーチをかけます。これに対抗したのはまたしても下家の拝田頼選手。9巡目に24556mの形から2mをツモ、打5mで4-7p待ちのテンパイですが4枚筋と持ち点、残り局数から降りる選択もありましたが素直にテンパイを選択してダマテンに取ります。1巡置いて引いてきた2pはリーチ者には際どいところでしたが、どうせ打つならとツモ切りリーチを敢行します。そして15巡目、エンデ選手は拝田頼選手のリーチ時点で山に5:1と有利でしたが引いてきたのはラス牌の4pで放銃に回り、メンタンピン一盃口赤裏の12000の直撃で一撃トップ目もあったところから僅差のラス目に落とされます。

オーラスは拝田頼選手が喰いタンから親マンをテンパイしますが、これを阻止にいったてんてん選手がテンパイ一番乗りしていたRioss選手から直撃。連荘はなりませんでしたが、藁科マーライオンズの拝田頼選手は快勝、ONE CHANCEのてんてん選手は2着はキープ。Black Cat Codeのエンデ選手には3着が転がり込んできて、優曇華の花のRioss選手はノー和了で悔しい4着となりました。

この対局の牌譜はこちら!

(記・あさひなひなた)

第2試合A卓

起家は優曇華の花のガラまさ選手。1戦目の結果を受けてボーダー維持に黄信号。ここで持ち直したいところです。
南家はGOLDEN BODENSのとらふく選手。セミファイナルは二連続トップと絶好調。今夜も虎の大暴れは見られるか。
西家はANC PURPLE BATSの柵@よーこ選手。リーダーの甲森あん選手がついに覚醒しチームも上り調子、勢いに乗りたいところです。
北家は藁科マーライオンズのとっつあん選手。チームは好位置をキープする中ひとり不調気味。今夜こそ逆襲となるでしょうか。

流局が続き迎えた東3局3本場、親の柵@よーこ選手が積極的に仕掛け6巡目にテンパイを果たします。
しかし直後にとらふく選手がテンパイ。リーチのみながら供託が場に2本。
勝負のリーチに出ると一発で柵@よーこ選手が掴みとらふく選手のロンアガリ。
リーチ・一発・裏の5200は6100に供託が3本ついて満貫クラスの和了となりました。

東4局には柵@よーこ選手が一発返しとばかりにリーチ・一発・ツモ・平和・ドラ・赤・裏の跳満和了で失った点棒を取り戻すと、試合は南2局も満貫をアガった柵@よーこ選手の独走態勢でオーラスに入ります。

南4局、とらふく選手がネックのカン3pを埋めての5-8s待ちは跳満ツモでも届かないためダマの選択もありましたが、先制が取れていることもあり親に自由に打たせない意味でもリーチに踏み切ります。
これに対し親のとっつあん選手が渾身の粘りに出ます。現物で切られた6sをチーすると13巡目、カン3mテンパイで無スジの8mを勝負。満貫放銃でラス落ちですが3着よしとは絶対にしない姿勢が見られました。
すると14巡目、とらふく選手、とっつあん選手の現物を含む2-5-8mでテンパイしたガラまさ選手の宣言牌の3mを捉えます。
とっつあん選手のタンヤオ・ドラ・赤の5800の和了で一気に2着に迫るアガリとなりました。

しかしドラマは南4局1本場に待っていました。
ここまでただ一人和了のないガラまさ選手は3着目の親に跳満ツモでも届かない絶望的な19200点差。しかし不屈の闘志を見せ配牌に従って萬子の一色手に進めます。
8巡目には早くもメンホン・一盃口のペン3mでテンパイしますが待ちが1枚しかなく、直撃裏条件では物足りないため雀頭の東を落とし清一色に向かいました。
すると12巡目、最後の3mを引き入れてメンチンのテンパイを果たします。
誰もツモを邪魔させないとリーチを打つと15巡目、執念で最後の1枚の和了牌の6mをツモ。
リーチ・ツモ・平和・一盃口・一気通貫・清一色・裏2という最強の平和は14翻となりましたが数え役満はないため残念ながら3倍満止まり。
しかし大きすぎる6000-12000は6100-12100のアガリで素点のある2着にまで順位を上げて終局となりました。

トップとなったのはAPBの柵@よーこ選手。リードをしっかりと築き終盤の嵐を乗り切りました。
2着となったのは優曇華の花のガラまさ選手。連ラスなら非常に重い展開になっていただけにセミファイナル全体の行方を左右する大きなアガリでした。
3着はGBのとらふく選手。南4局のリーチは空振り、よもやの3着落ちとオーラスの流れに翻弄されました。
4着は藁科マーライオンズのとっつあん選手。南4局の粘りがまさかの展開を引き起こしてしまう結果となりました。

この対局の牌譜はこちら!

2着・ガラまさ選手(優曇華の花)の試合後コメント
―試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
オーラス以外はなにもしてません、オーラスに放銃しました。そしてオーラスで上がりました。次は違う形で参加します。
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
オーラスの3倍満ツモです。リーチを4mか6mで迷い、結果ツモることができてよかったです。褒めてほしいです。ありがとうございます。
―最後に一言お願いします。
語尾に知らんけど、って付ければ大抵は大抵は許される気がして最近使ってます。皆様もこの便利な言葉をお使いください。知らんけど。

(記・穹憧るか)

第2試合B卓

起家はONE CHANCEのpac選手。ボーダーの優曇華の花をラスに落とした1試合目の直接対決、そのバトンを引き継いでの登板です。
南家はTeam鬼畜流、ブイヤマ選手。鬼畜流の連投策、そのクローザーを務めます。
西家はBlack Cat Codeの葉弥さん選手。大きなリードを持つチーム。ファイナルへ向けて加点を狙います。
北家は旧Fリーグ連合の黒ヤギ選手。チームは3連ラス、嫌な流れを食い止めるべくリーダーが出陣します。

開局からブイヤマ選手が一人聴牌流局、1100オールで加点し迎えた東2局2本場、丁寧に手を育てたpac選手は5p,6-9p待ちの先制リーチを放つと親のブイヤマ選手が押し返しに放った9pを一発で捕らえ、8600のアガリに成功します。

東4局に親の黒ヤギ選手がpac選手に5800を直撃させトップを捲ると、続く1本場、黒ヤギ選手がくっつき聴牌の形からヘッドを暗刻にしてドラ単騎をダマに構えます。ほどなくして山1のドラを引き込み、ツモ・タンヤオ・ドラ2・赤の4100オールで他家を突き放しました。

東4局2本場、葉弥さん選手が發、ドラの北を仕掛け満貫の聴牌を早々に入れると、その後追い付いたpac選手が確定三色の満貫リーチで対抗。二人のめくり合いは葉弥さん選手が制し、2200-4200で黒ヤギ選手を追いかけます。

南2局、親のブイヤマ選手は4巡目に1枚切れ南単騎のリーチで制圧、出和了りを狙います。しかし葉弥さん選手が南をしっかり止め、時間がかかっていたところにpac選手が1000-2000を和了。ブイヤマ選手の渾身のリーチは惜しくも水泡となりました。

オーラス、3着目pac選手がツモ裏条件の2-5-8sリーチで先制すると、ほどなくしてトップ目親の黒ヤギ選手が2-5s待ちのリーチで追いかけます。同じスジのめくり合いは黒ヤギ選手がアガれない8sを掴みますが裏ドラは乗らず、pac選手の2000のアガリは惜しくも2着に届きませんでした。

トップは黒ヤギ選手。チームの重い空気を払拭する見事なトップを獲得しました。
放銃0で素点を守り抜いた葉弥さん選手が2着。最後裏ドラに恵まれなかったpac選手が3着。ブイヤマ選手は惜しくもラスとなりました。

この対局の牌譜はこちら!

トップ獲得・黒ヤギ選手(旧Fリーグ連合)の試合後コメント
―トップ獲得おめでとうございます。試合を終えての感想と次の試合に向けて一言お願いします。
3連ラス引いてる中、トップで一気にポイント持ち直す事ができてよかったですわ☺ まだまだこれから!
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
南1局6巡目のターツ選択はタンヤオ付かない方選んだけど、他家仕掛けてて前のめり気味の中、河に放たれやすい方選んであれでよかったと信じてる。南3-1の5巡目の2s仕掛けは3巡目位から25s出たら仕掛けどうしようか延々悩んでて結局スルーしたけど、局後の検討ではポンかチーのがよかったかって考えに。

(記・西向く侍)

本節の結果

セミファイナルもここから早くも後半戦。
首位のBCCはややポイントを減らしながらもしっかりとキープし試合を消化しました。マーライオンズは2着に浮上も第2試合のラス落ちは厳しい展開でした。4位の優曇華の花は連ラスならボーダー落ちの危機もあったため2戦目は非常に大きな2着でした。
大躍進を果たしたのはANC PURPLE BATS。連続トップで一気に借金を完済し1試合でボーダー入りも見える位置まで上がってきています。

おわりに

今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。

雀魂Fリーグ広報部では試合結果をまとめたnoteの他、選手名鑑シリーズも刊行していますのでよろしくお願いします。
毎週水曜日は公式実況配信を行っていくほか、隔週で木曜日に公式番組"熱闘!雀魂Fリーグ"の配信も行いますので広報部メンバーのTwitterのフォロー、Youtubeのチャンネル登録を是非よろしくお願いします。

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