第四期雀魂Fリーグ結果速報・第二十八節

こんにちは。雀魂Fリーグ広報です。
ついに1/16(日)より対局がスタートした第四期雀魂Fリーグ。
第四期雀魂Fリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全30節60試合のチーム戦です。

本日は4/24(日)に行われた第28節の結果を対局後の選手のコメントを添えてお伝えいたします。

対戦組み合わせと出場選手はこちら。

第1試合A卓

起家スタートはGOLDEN BODENS・酒井軍団のイヌこと酒井新一選手。試合前に「この試合でラスを引いたら丸刈りの上罰ゲーム」というドMとしか思えない発言で自身を奮起させて出陣です。南家スタートはGENESIS・Ryooooo選手。前々節までの4連勝で最下位脱出が見えてきたものの、前節躓いたGENESIS。チームに再び勢いをもたらす登板となるか。西家スタートはTeam鬼畜流・妙高のとしここと若山プロ。Team鬼畜流は連投作戦を多用しており、本日も連投予定の若山プロ。前回連投時は3着-1着と結果を出しましたが今節はいかに。北家スタートはNEXUS・どら選手。NEXUSの魂天3本柱のうち自身を除く2選手が不調に陥っているNEXUS。守備を基本に据えた粘り強い麻雀が特徴のチーム稼ぎ頭どら選手を起用しレギュラー突破に活路を見出します。

試合は東1局から動きます。6 巡目に若山プロが仕掛けてピンズのホンイツに向かい、立て続けに3副露で聴牌。そこに酒井選手の親リーチが襲い掛かります。手牌4センチで既に聴牌している若山プロ、10巡目に赤く燃えるダブドラ5mを引いても降りられません。裏は乗らずとも酒井選手が大きな先制パンチを浴びせます。

酒井選手を追う一番手に名乗りを上げたのはどら選手。次局仕掛けて三色同順・ドラ・赤をツモ上がると、少し削られて迎えた親番東4局では2枚見えカン7sで一盃口のみの聴牌。若山プロのマンズホンイツ気味の仕掛けを受けて慎重にダマテンに構えると、同じく対応気味の酒井選手から7sがこぼれて2000点の直撃。安手ながらトップ目との点差を縮めました。

東4局1本場では連荘中のどら選手が7巡目に高目一盃口の58s待ち親リーチをかけます。リーチ時点でなんとこれが見た目通り山に7枚丸生き。アガリは時間の問題かと思われましたがそうは問屋が卸さないのが麻雀というもの。8巡目に愚形含みの一向聴から無筋を押し続けたRyooooo選手、11巡目に安目9mを引き聴牌に辿り着きます。役なしドラ無しながら待ちが良く、後のないチーム状況もあってリーチすると、山に4枚あるこの待ちをどら選手が一発で掴み、Ryooooo選手の和了に。苦しい状況でも親リーチに立ち向かう積極的な選択が功を奏しました。

ジリジリと削られていたのは若山プロ。自身最後の親番南3局では役牌・東のポンから1鳴きし積極的に連荘を狙います。しかしどら選手のダブ南ポン、酒井選手の4mチーと子方に仕掛けを入れられスピード勝負に。道中4pのダイミンカンで勝負に出るも、11巡目にRyooooo選手にリーチまで打たれ自身以外全員聴牌している厳しい状況に。13巡目に8sチーしてようやく聴牌に辿り着くも、同順にフリテンのペン6s待ちをツモりあげた酒井選手のアガリとなりました。

トップを獲得したのは酒井選手。いつか逃したあの日の赤5mで先制後も手を緩めず、南3局でフリテンのドラ表ペン6s待ちで親リーチに押し切り、悠々と逃げ切りました。2着となったのはどら選手。打点は安いものの4度の和了を重ね、他家のチャンスを効果的に潰すことに成功しました。3着はRyooooo選手。東4局のリーチ合戦に勝利するものの二の矢が放てず思うように点数を稼げませんでした。残念ながらラスとなったのは若山プロ。勝負所で手がぶつかり、ノー和了に終わる苦しい試合でした。

この対局の牌譜はこちら!

トップ獲得・酒井新一選手(GOLDEN BODENS)の試合後コメント
ートップ獲得おめでとうございます!試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。

終盤の大事な試合で最高の結果を残せて良かったです。
ー試合のポイントになった局、1打を教えてください。

南3局、クイタンに積極的に向かってフリテンツモでしたが、和了れたのが大きかったと思います。

(記・LSHTM)

第1試合B卓

起家はLuna de esperanza、とくらげ選手。育成枠が多く集まった一戦で存在感を示せるか注目です。南家は旧Fリーグ連合、TakaTea選手。チームは中団の一角に位置しており、下位に飲まれるか再度上位を目指せるか、勝負どころになります。西家はなんでも鳴けばいいというものではない、Masaki選手。ボーダーギリギリを争うチームを背負っての大役です。北家はANC PURPLE BATS、ウマナミ選手。チームメイト矢絣選手の大活躍で全体4位まで上昇したANC PURPLE BATSですが、ポストシーズンではこの人の爆発がカギになってきそうです。

試合は東場からTakaTea選手とMasaki選手の激しい和了の応酬で幕を開けます。まず東1局、役無しドラ1のカン2mを即リーしたMasaki選手がツモ裏で軽快に2000-4000。更に次局でもMasaki選手がドラ4のテンパイを入れますが、最終形の待ち取りで4pを切って58pに取るか、8pを切って47pに取るかの5連形が残ったところで4p切りを選択すると、これが親番のTakaTea選手に放銃となります。

東2局1本場ではすぐさまMasaki選手が2600の和了をTakaTea選手から直撃し返して再びトップに立ちますが、そこからTakaTea選手の一人テンパイ、2000点の和了でまたもTakaTea選手がトップ目に立ちます。

南場に入ってもTakaTea選手の勢いは止まらず、南1局では4巡目テンパイの変則3面張でリーチ。あっさりツモって裏まで乗せて2000-4000として再び突き放しにかかります。

南2局ではウマナミ選手の先制リーチを受けて現物待ちの1sをとくらげ選手から捕えたMasaki選手が反撃を見せますが、迎えた親番はまたもTakaTea選手の和了で流されてしまいます。そしてオーラス、ウマナミ選手がとくらげ選手との同テンを引き勝って2000オールをツモって粘りますが、最後は2着を確保しにいったMasaki選手が1000点の和了で終局となります。

トップとなったのはTakaTea選手。序盤から中盤はほぼ全ての局面で前に出て、最後はしっかりリードを守り切る盤石の立ち回りでした。2着はMasaki選手。TakaTea選手に劣らぬ手数を入れて、オーラス0本場では逆転手が入りるもののここで競り負けたことで2着キープへとシフトしましたが堂々の立ち回りでした。3着となったのはウマナミ選手。とにかく後手が続き苦しい展開でしたが、放銃に回らずにチャンスを待ったことで最低限のダメージに抑えることに成功しました。4着となったのはとくらげ選手。リーチの現物が捕まったり、勝負手となったオーラスで同テンを引き負けるなど不運に泣いた1戦となりました。

この対局の牌譜はこちら!

トップ獲得・TakaTea選手(旧Fリーグ連合)の試合後コメント
―トップ獲得おめでとうございます。試合を終えての感想と次の試合に向けて一言お願いします。

チーム全体が不調モードに入っていたので、貢献できて良かったです。次も頑張ります!
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
東2局1本場の放銃は、かなり反省しています。通りそうな牌が他にも残ってたのに、筋に打ってしまいました。

(記・銀貨先生)

第1試合C卓

起家はBlack Cat Codeの葉弥さん選手。今節大きくプラスできればシーズン突破が大きく近づきます。
南家には優曇華の花から蓬莱の玉の枝選手。僅か11.1pt差で争うボーダーラインをリーダー自ら闘います。
西家は藁科マーライオンズのアサダスズメ選手。前節でついに首位に上り詰めた本チーム。このままシーズン突破を狙います。
北家にはONE CHANCEからpac選手。マーライオンズに奪われた首位を再び奪還せんと奮起します。
本卓はリーグ1位2位のマーライオンズとONE CHANCE、ボーダーを争うBCCと優曇華の対決となりました。

東1局はpac選手が5200のアガリで先制を果たすと、東2局、葉弥さん選手が配牌1暗刻からあれよあれよと牌を重ねていき中盤に2m・8p待ちの四暗刻を聴牌。リーチ時点で山2の待ちでしたが惜しくも実らず。シーズン突破を決定づける役満とはなりませんでした。

東場はその後小場で進み、pac選手のリードで南場に入ります。

南1局、親の葉弥さん選手がダブル立直の快音を響かせますが、山4の1-4p待ちは他家に流れ惜しくも流局。続く1本場も流局となり、ここまで流局5回と異質な空気が漂います。

この重苦しい空気から最初に脱したのは葉弥さん選手。南1局2本場、親の葉弥さん選手は配牌から全て有効牌を引き入れ6巡目に先制リーチ。高目の一盃口を見事ツモり、リーチ・ツモ・一盃口・赤の4000オールで一抜けを果たしました。

南1局4本場、アサダスズメ選手が3巡目に快速リーチを打ち制圧を図ります。3者は思惑通り受けに回されますが、終盤に手がまとまってきた蓬莱選手が2m赤5mと押し、そしてW無スジの6pを叩きつけての魂のリーチをぶつけます。これに牌が応え一発でツモ!3000-6000をアガり二抜けを果たしました。

南2局は葉弥さん選手が3者のめくり合いを制し700-1300を、南3局は蓬莱選手が1000点をアガり、順位そのままに迎えたオーラス、満貫ツモが必要なラス目アサダスズメ選手は混一まっしぐら。そして10巡目に待望の中が鳴け、東・發待ちのツモ直条件を整えました。高目發しか残ってない山2のこの待ちを執念でツモり、2000-4000をアガって三抜けを果たしました。

トップはBCCの葉弥さん選手。リーダーの活躍によりSF進出を大きく近づけました。
2着は優曇華、蓬莱の玉の枝選手。一歩も引けないボーダー争いでプラスを獲得し次に繋げました。
3着はマーライオンズのアサダスズメ選手。オーラスの一撃でONE CHANCEとの首位争いをなんとか制しました。
4着はONE CHANCEのpac選手。南場でのもう一アガリが遠く、後塵を拝する結果となりました。

この対局の牌譜はこちら!

トップ獲得・葉弥さん選手(Black Cat Code)の試合後コメント
―トップ獲得おめでとうございます。試合を終えての感想と次の試合に向けて一言お願いします。
残り4試合なのでそろそろレギュラー勝ち上がりを想定して打ちます
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
南2局の蓬莱さんのソーズ染め手を阻止しにいった局ですかね、7s刺さらなくてよかった!

2着・蓬莱の玉の枝選手(優曇華の花)の試合後コメント
―試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
今日も自分なりに打てて楽しかったです! 終盤戦なので一打一打丁寧に打ちたいと思います!
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
南1局4本番13巡目 スズメさんのリーチを受けた局面で、2mから押せて和了に繋がったので良かったです!
―最後に一言お願いします。
最近雀風いろいろ試してましたが、結局損得気にせず自分が打ちたい牌打つ雀風で落ち着きました( ๑⃙⃘'ᵕ'๑⃙⃘)

(記・西向く侍)

第2試合A卓

いよいよ残りは5試合となる節目の試合。
起家はBlack Cat Codeのなーいん選手。第1試合でトップを獲得した葉弥さん選手に続きチームの上位を固めたい。
南家はGENESISの新篠ゆう選手。チームは非常に苦しい状況になってしまったが残り試合で爪痕を残したいところ。
西家はGOLDEN BODENSのヨプ選手。ボーダー圏外のチームを第1試合でリーダー、酒井新一選手が引っ張り上げました。この勢いに乗っていけるか。
北家はONE CHANCEのねじまき鳥選手。マーライオンズに奪われた首位の座を奪還し、いかにセミファイナルに多くのポイントを持ち越せるか、ここからはそういう戦いになりそうです。

東3局、親番のヨプ選手は一気通貫も見える手で早々にイーシャンテンとします。
しかし中を仕掛けているなーいん選手がネックの2pをポンしここで路線変更。1pを手放したところ順調に手が進んで11巡目にリーチ。
15巡目、既に混一色の満貫テンパイを果たしているなーいん選手からかなり通りそうに見える4mがツモ切られこれをロン。
リーチ・平和・ドラ・赤・裏の12000の和了となりました。

この和了を皮切りにヨプ選手が大爆発。
南3局の親番までに和了は実に5回、放銃は0回と充実の内容で5万点近くの点棒を積み上げます。

南3局、既に大量リードのヨプ選手ですが6巡目のシャンポンテンパイは拒否し更なる素点を稼ぐべく混一色へ向かいます。
8巡目、中をポンし混一色のテンパイ。
打2mとすると568m待ち。打6mとすると23m待ち。ヨプ選手の選択は…

打6m。枚数にして4枚差ですがここはトップ目につき安全度重視ということでしょうか。チームの控室に嫌な予感がよぎる中、9巡目にまだ親番を残している2着目のねじまき鳥選手からリーチが入ります。
その一発目で掴んだのは選ばなかった未来ならアガれていた8m。目も当てられないような裏目を引き当ててしまいます。
その後当たり牌のドラ6pを掴んでしまい完全に撤退。この局は流局となりましたがアガれていた2000オールのことを思うと不安の残る結末でしょうか…

南4局流れ1本場もねじまき鳥選手のリーチが流れ迎えた南4局2本場。
ねじまき鳥選手は打点十分とドラを使って仕掛けていきます。
2つ目を鳴かせてもらえず中々テンパイに辿り着けない展開となりましたが3段目にテンパイすると次巡にツモ和了。
タンヤオ・ドラ2・赤の4200オールの和了で一気に点差を縮めます。

南4局、ヨプ選手が早々に自風の北を仕掛け、10巡目には新篠ゆう選手からリーチ。しかし前巡で混一色の12000テンパイを果たしたねじまき鳥選手に引く選択はありません。
12巡目のなーいん選手の追っかけリーチもものともせず13巡目、リーチの新篠ゆう選手から9sを討ち取り混一色・發・ドラ・赤の12900のアガリ。
ついに半荘を通して大トップ目だったヨプ選手を逆転してトップに立ちました。

南4局開始時点で3万点以上の差があったところを大逆転でのトップ獲得となったのはONE CHANCEねじまき鳥選手。
途中までは完璧な試合運びだったにも関わらず痛恨のトップ逃しとなったGOLDEN BODENSヨプ選手は2着、やはりあのアガリ逃しが悔やまれます。
3着となったのはBLack Cat Codeのなーいん選手。GENESISの新篠ゆう選手がラスとなりました。

この対局の牌譜はこちら!

トップ獲得・ねじまき鳥@選手(ONE CHANCE)の試合後コメント
―トップ獲得おめでとうございます。試合を終えての感想と次の試合に向けて一言お願いします。
満足のいく内容でトップが取れて嬉しいです! レギュラーシーズン首位を狙って頑張ります!
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
南4局3本場6巡目の赤5sチーです。 鳴くかどうか難しいですが、染めとしては5sを浮かせられますし、染めない場合も5800点にできるので鳴いてみました。 結果的に上手くいき、このアガリがトップに繋がりました。

(記・穹憧るか)

第2試合B卓

起家はLuna de esperanza、初音舞プロ。チーム事情を考えると大トップが絶対条件。大きく構えてハイスコアを狙います。南家はTeam鬼畜流、妙高のとしここと若山俊文プロ。首位を快走していた序盤と比較すると苦しい戦いが長く続いており、反転攻勢へと切り替えたいところでの登板となります。西家は藁科マーライオンズ、とっつあん選手。チームは目下絶好調。更にポイントを積んで目指すは首位通過です。北家はNEXUS、中神翔平プロ。絶対にトップが欲しいギリギリの場面でのプロ3人対決に気合が入ります。

東1局、点数が欲しい初音プロがドラ3の完全イーシャンテンから中神プロの当たり牌を掴んでしまい1000点の放銃となります。しかしこの程度の放銃では微塵も動じない初音プロ。東2局ではこの牌姿から7sを切ってゆったりと構え、最高打点を目指して手を組みます。

これが見事にハマって最終形に58sを残してリーチを打つと、2軒リーチに対して安牌の無い中神プロが、とっつあん選手の中筋と初音プロの5巡目7sを頼って赤5sを放銃。裏も乗って16000の和了となり、初音プロが大きく抜け出します。

しかしチーム事情的にもマイナスは許されない中神プロ。手痛い放銃の後も攻勢を続け、一人テンパイを挟んで4800の和了で3着に浮上します。更に東4局2本場も整った配牌をもらって4巡目で瞬く間にテンパイ。単騎選択となりますがリーチが打てる牌がなかなかやって来ないまま8巡目となり、渋々7p単騎でリーチを打ちます。しかしここで安牌が無くなったとっつあん選手が北を切ると既に西と南をポンしていた初音プロからなんとポンの声が掛かり、場に一気に緊張が走ります。そして次巡に中神プロが掴んだ牌はなんと初牌の東。吐き気を催したと本人が述懐する恐怖のツモ切りとなりましたが、既に東を重ねて小四喜テンパイとなっていた初音プロはこれをスルー。無事に乗り切った中神プロはこの場面を和了りきって、僅差で2着に迫るところまで加点します。

放銃へと回された初音プロですが、全く怯まずに自局に満貫をツモって再度抜け出すと、ここからは熾烈な2着争いが続いて小場となります。負けられない中神プロがコツコツ加点を続けてなんとか2着を守ってラス親を迎えますが、最後はチーム状況的に3着でもOKのとっつあん選手が300-500の和了で3着浮上。ここで終局となります。

トップとなったのは初音プロ。決め手となった倍満、満貫の局面だけでなく、役満テンパイも含み終始フルスイングで場を沸かせる展開でした。チームはかなり厳しい状況ではありますが、ここから先の打牌選択にも注目が集まりそうです。2着となったのは中神プロ。序盤に倍満放銃したことも、まさかの東掴みが事無きを得たことも含め、九死に一生と言えそうな2着浮上ですが、以前チームは大ピンチの状況は変わらず。残り試合でどこまでカットラインに迫れるでしょうか。3着となったのはとっつあん選手。苦しい展開続きながら、最後は冷静に3着を確保する余裕を見せました。残りの日程で再度首位浮上を狙います。4着となったのは若山プロ。他家が先制するばかりの展開で、前に出られそうな局面もほとんどありませんでした。チームは6位転落で、カットラインに約100ポイントまで迫られる形の黄信号。残り試合での奮起が期待されます。

この対局の牌譜はこちら!

(記・銀貨先生)

第2試合C卓

起家は旧Fリーグ連合のハガT選手、本日はTTコンビでの出場。チームは1試合目のトップでボーダー争いからは離れることができました。今日はなんとかトータルポイントをプラスにしたいところ。南家はなんでも鳴けばいいというものではないの千葉りんご選手、数々の名場面を生み出してくれた某選手。チームのピンチに今日もドラマを魅せてくれるのか。西家はANC PURPLE BATSの矢絣京選手。現在個人ランキング独走中のドラゴンロード、さらにその差を引き離すのか?北家は優曇華の花の超獣ギガ選手、役満級の活躍なら負けていません。この大舞台に再びその花を咲かすことはできるのか。

試合は東1局、1本場と親のハガT選手がどちらもテンパイ流局で連荘すると、2本場に超獣ギガ選手が千葉りんご選手から満貫直撃で試合が動きました。東2局、8巡目。配牌から高打点に期待のあった矢絣京選手がテンパイ。4sなら高目三色の4-7s待ちの先制リーチをかけます。これに対抗した千葉りんご選手の鳴きで一時は和了り牌が喰い流れますが18巡目、矢絣京選手はラスヅモで高目の4sを引いてツモ和了。リーチ・ツモ・三色同順・ドラ・赤・裏の3100-6100の和了りで苦しいななないの親を流して3着からトップ目になります。

後がない千葉りんご選手は和了りを目指すしかありません。そんな中、手牌の進行に他家のロン牌をピンポイントに打ち出される苦しい展開に点棒を失っていきます。南2局1本場。第1ツモで4対子の超獣ギガ選手は第1打から七対子を意識した打牌をしていきました。そして8巡目にテンパイ、發単騎のリーチをかけます。初牌ではありますが、七対子っぽくない河に他家もどう受けていくのでしょうか?17巡目、イーシャンテンにまでなっていた千葉りんご選手はこの当たり牌を引いてきてしまいます。連荘しないと着順アップが厳しい状況で打たざるを得なかったロン牌はリーチ・七対子・ドラ2で超獣ギガ選手に8000点の直撃となり箱下に、超獣ギガ選手は2着と8000以上差があるトップ目になりました。

南3局、超獣ギガ選手がトップを狙う矢絣京選手の親を流して有利な状況でラス親を迎えることになりました。オーラスは千葉りんご選手が意地の跳満でプラス域まで素点を回復して次戦に託す結果となりました。

この対局の牌譜はこちら!

トップ獲得・超獣ギガ選手(優曇華の花)の試合後コメント
―トップ獲得おめでとうございます。試合を終えての感想と次の試合に向けて一言お願いします。

今シーズンのスコアはまだ大きくマイナスしてるので、セミファイナルに残って、借りを返していきたいです。
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
東2に供託狙いの1000点仕掛けが首尾よく満貫になってくれたので、その後立ち回りやすい状況を作ることが出来ました。

2着・矢絣京選手(ANC PURPLE BATS)の試合後コメント
―試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。

チームポイントに少し余裕が出てきたので、なるべく減らさないようにと思いすぎてかなり守備的な進行を多用してしまいました 唯一の来てくれたチャンス手をしっかり和了れてなんとか連対取れたのは嬉しいですね レギュラーシーズンも残りわずかなので気を引き締めて挑みたいと思います
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
東4局0本場 ここは初打から迷いました、役牌の暗刻という好配牌をそのまま1000点で終わらせるのはもったいなく思えたので大振りする覚悟で打6pとしました 2巡目から3巡目になるところで上家からでた1mをチーしましたがこれが良くなかったですね 守備力も確保できており、一通がつく可能性のある方から鳴けたので満貫を視野にいれつつあからさまにホンイツを見せて、これに押してくる人だけ警戒すればいいと守備的思考で染めに向かってしまいました マンズの一番形が良いところから捌くのがもったいなかったです また、7巡目に対面が7mを押してきたので手出しを入れたかったのですが安全に手出しできる牌を引かなかったのでそのままツモ切り連打してしまったのも微妙でしたね 守備力を確保できているので南の手出し見せて対面がどう動くかを見てから攻めるか守るか決めた方が良かったかと思います 手出し入れてこれ以上はマンズが打てないとなってくれれば結果も変わっていたかもしれませんね
―最後に一言お願いします。
レギュラーシーズンもあと2節4試合となりました チームポイントも個人成績もいい位置にいるので、このまま残り試合を駆け抜けたいと思います! みなさんAPBの応援をよろしくお願いいたします

(記・あさひなひなた)

本節の結果

ONE CHANCEが王座奪還を果たします。1戦目は藁科マーライオンズとの首位決戦ながらともに逆連対、2戦目の結果が大きく勝敗を分けました。
3位にはBlack Cat Codeが浮上、6位まで後退していた旧Fリーグ連合も4位まで順位を戻しています。
5位ANC PURPLE BATS,6位Team鬼畜流までが3桁ポイントと通過に青信号の圏内でしょうか。
7位にはGOLDEN BODENSが復活。ポイントマイナス圏のボーダー下9位から見事な巻き返しとなりました。8位優曇華の花もポイントを大きく稼ぎながらの順位キープ。
9位となったなんでも鳴けばいいというものではないはボーダーまでちょうど100pt差。残り2節での逆転のチャンスはまだまだ残っています。
10位NEXUSは微プラスとなりましたが現状のボーダーラインだといよいよ条件が厳しくなってきました。ミラクルを巻き起こし最終節に条件を残せるか、注目です。
第29節が予定されていた4/27(水)の試合中止に伴い、ゴールデンウィーク期間を回避する形で最終残り2節は5/11(水)及び5/15(日)の2日間へと大きく順延されています。力を蓄えて万全の状態で各チームが臨んでくるレギュラーシーズン最終戦をお見逃しなく!

おわりに

今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。

雀魂Fリーグ広報部では本選手名鑑シリーズの他、開幕後は試合結果をまとめたnoteも刊行していきますのでよろしくお願いします。
毎週水曜日は公式実況配信を行っていくほか、隔週で木曜日に公式番組"熱闘!雀魂Fリーグ"の配信も行いますので広報部メンバーのTwitterのフォロー、Youtubeのチャンネル登録を是非よろしくお願いします。

公式実況&記事担当・穹憧るか
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