第四期雀魂Fリーグ結果速報・セミファイナル第9節

こんにちは。雀魂Fリーグ広報です。
ついに1/16(日)より対局がスタートした第四期雀魂Fリーグ。
第四期雀魂Fリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全30節60試合、セミファイナル全10節20試合のチーム戦です。

本日は6/22(水)に行われたセミファイナル第9節の結果を対局後の選手のコメントを添えてお伝えいたします。

対戦組み合わせと出場選手はこちら。

第1試合A卓

起家は優曇華の花のRioss選手、南家はONE CHANCEのねじまき鳥選手、西家は旧Fリーグ連合のみらくる先輩選手、北家は藁科マーライオンズのふみKUN選手。ファイナル進出が安泰、ラスだけは引けない、トップが必要、崖っぷちな4チームのそれぞれの状況に合わせた打牌にも注目したいです。

東1局は親のRioss選手、流れ1本場はねじまき鳥選手とボーダー争いもの両チームがそれぞれがリーチからの一人テンパイになりました。

東2局流れ2本場は6巡目にして3人がイーシャンテン、2人が三色狙いのドッカンバトルの予感。10巡目、全員が一向に進まなかった中でふみKUN選手の8sをRioss選手が鳴いて三色のイーシャンテンになったところでツモに捻じれが生じます。12巡目、ねじまき鳥選手が残り少ない有効牌の5sを引き入れてのテンパイ、打6sでカン2s待ちのリーチで圧をかけます。次巡、ふみKUN選手は2mのツモで打5pとしてテンパイ、5-8m待ちで高目で567三色の手をリーチしていきます。供託3本、初和了りがターニングポイントになりそうな今局は14巡目、ねじまき鳥選手がふみKUN選手にツモ番を渡すことなく2sでツモ和了ります。リーチ・ツモ・一盃口・赤の4200オール、供託3本を加えた和了りで他家を一気に引き離します。

みらくる先輩選手、Rioss選手と続けて和了り差をつけられて東4局の親番を迎えることになったふみKUN選手は9巡目、ド急所の7sを引き入れて両面平和の形のテンパイができると4-7p待ちで満貫スタートのリーチで逆転を狙います。次巡、6巡目でチンイツのイーシャンテンに受けていたねじまき鳥選手は9mのツモでテンパイ、3-6,8m待ちのテンパイ打牌はリーチの一発目に掴まされていた7p。これがふみKUN選手にメンピンドラ赤裏で12000の直撃を受けると僅差ながらトップ目からラス目に転落。盤面は平場になります。

ボーダーライン上にギリギリに残るためにはトップが必要な優曇華の花が微差でリードして迎えた南3局。5巡目にふみKUN選手は7sのチーで赤を含んだドラの5pと中のシャボ待ち、片和了りバックのテンパイは他家からは打点と待ちは読みづらいものでした。11巡目、ねじまき鳥選手は5sのツモでテンパイに行きつくとチーム状況を思わせるカン4m待ちのリーチで少しでも加点を狙い着順アップを目指します。しかし、このリーチの一発目にテンパイからツモ切りを続けていたふみKUN選手が中でツモ和了。中ドラ2赤の2000-4000の和了りはONE CHANCEのファイナル進出に大きなダメージとなる和了りになりました。

オーラスは最終局面、ギリギリでテンパイしたねじまき鳥選手、みらくる先輩選手のリーチはどちらも一撃で逆転トップがあるものでした。これがどちらも和了れず流局という形でセミファイナル第9節1試合目は終了しました。

藁科マーライオンズのふみKUN選手は東場のビハインドから逆転のトップでチームのファイナル進出をほぼ確定とさせました。優曇華の花のRioss選手もなんとか2着で続く試合をメンバーに託します。ONE CHANCEのねじまき鳥選手はポイント状況も相まって攻め続けるしかありませんでしたが、トップ後退からあまりに痛い3着に。旧Fリーグ連合のみらくる先輩選手は痛恨の4着でチームは再びセミファイナルのボーダー争いに巻き込まれることになりました。

この対局の牌譜はこちら!

トップ獲得・ふみKUN選手(藁科マーライオンズ)の試合後コメント
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
序盤かなり苦しかったですが、勝負手2回ともあがれたのがデカかったです。 難しい選択が多かったです、全員がトップを狙ってくるのわかっていたのですがオーラスはお祈りオリ打ちました。 

3着・ねじまき鳥選手(ONE CHANCE)の試合後コメント
―試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。

メンチン張ったのに、ふみくんに狩られたーー!! あといっちばん最後の三色惜しかった!!
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
今回は特にないです!

(記・あさひなひなた)

第1試合B卓

起家はTeam鬼畜流、サイ選手。SFは全て連闘作戦の鬼畜流は大一番でリーダー自らの連闘です。
南家はANC PURPLE BATSのウマナミ選手。最終日に条件を残すためにも連続トップがほぼ必須。細い道ですが諦めません。
西家はBlack Cat Codeエンデ選手。首位BCCは一歩一歩着実にファイナル進出へ歩みを進めます。
北家はGOLDEN BODENSのLSHTM選手。ボーダー突破へ期待を背負っての連闘です。

東1局1本場、LSHTM選手はリャンメンリャンメンから最高の赤5pを重ねて平和のリーチ。
その一発で8mをツモりリーチ・一発・ツモ・平和・タンヤオ・赤の2100-4100。
チーム配信では毎回細いと言われていますが今日は一味違うところを見せつけました。

東2局、サイ選手が爆速の4巡目リーチ。
直後のエンデ選手、現物もスジもなくドラ跨ぎですが2枚打てる1mに手をかけるとこれが当たり牌。
リーチ・一発・平和・ドラの8000の和了でサイ選手がトップ目に立ちます。

南2局、LSHTM選手が5巡目に三色確定の平和でテンパイします。
テンパイ打牌がドラの中ということもありリーチをかけずに中を切るとサイ選手がポン。
このドラポンを受けて次巡もダマの判断。アガリ牌の8pがサイ選手の現物というところがポイントでした。
そのままダマで進行し12巡目、ウマナミ選手から8pをロンアガリ。サイ選手のドラポンを躱す大きな3900のアガリとなりました。

南3局、ここまで沈んでいた親のエンデ選手が意地のリーチ。
リーチ時点で5枚山の3-6mはLSHTM選手に一発キャッチされたのを皮切りに両脇に続々と吸収され三段目には残り1枚。
もうアガリは厳しいか…と思われた矢先、最後のアガリ牌をツモってリーチ・ツモ・ドラ・赤の4000オールとなりました。

オーラスはエンデ選手、サイ選手が仕掛けるもアガリには繋がらず、ドラ暗刻となりましたがLSHTM選手が伏せて終局となりました。

トップはGOLDEN BODENSのLSHTM選手。持ち味を存分に発揮してチームも逆転でのボーダー入りとなりました。
2着はBlack Cat Codeのエンデ選手。苦しい展開でしたが耐えに耐えての一撃で2着を勝ち取りました。
3着はTeam鬼畜流のサイ選手。APBのウマナミ選手が無念のラスとなりました。

この対局の牌譜はこちら!

トップ獲得・LSHTM選手(GOLDEN BODENS)の試合後コメント
―トップ獲得おめでとうございます。試合を終えての感想と次の試合に向けて一言お願いします。
初めてチームに貢献できました。内容も良かったです。 もう細いとか言わせない!!(なお次の試合)
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
・東4局 3m及び5mスルー 最初はチートイツを狙ってましたが4pツモでタンヤオにシフト、食いタン行きました。 最初の3m発進しても良かったかもしれません。微妙です。
・南2局 58p待ちダマ判断 河からドラ中はサイさんが持ってる可能性が最も高いと踏み、とりあえず中を打ちダマ、鳴かれたらサイさんの現物で手が進んだら他家がケアして打ってくれること(エンデさんウマナミさんの守備力を信用してそれをケアしてくれると信じてました)、また局消化の価値が高いことを踏まえピンフ三色3900リーチせずでした。珍しい。
チームポイント的にも余裕がないわけではないので無理にリーチに行かずすみました。リーチしてたらほぼサイさんにマンガンツモられて2着になってましたね。本当に運が良かった。
―最後に一言お願いします。
いつもありがとうございます!最後までよろしくお願いします!

4着・ウマナミ選手(ANC PURPLE BATS)の試合後コメント
―試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
運×
勝負強さ×
APBクオリティ◎
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
チェリオの自販機でライフガード買おうとしたら、100円玉も50円玉も拒否られて、蹴っ飛ばしても反応なくて、結局何も買えませんでした。
つまり何をどう足掻こうと無理なもんは無理なんです。
今日はそんな1日でした。
何やねんソレ!
―最後に一言お願いします。
このアンケートが僕の密かな楽しみでした もうちょっとぶち込みたいネタがあったのにコレで最後かと思うと少し寂しい気持ちです。
今まで記事をまとめて頂いた広報の皆様、ありがとうございました。

(記・穹憧るか)

第2試合A卓

起家に旧Fリーグ連合、TakaTea選手、南家にGOLDEN BODENS、LSHTM選手、西家にTeam鬼畜流、サイ選手とファイナル進出ボーダー前後の3チームが揃った、まさに天王山とも呼べる並び。北家にはほぼ突破が当確となった藁科マーライオンズ、ふみKUN選手が座り、展開の鍵を握りそうです。

東1局、まず先制したのはサイ選手。タンヤオ一盃口赤赤の満貫確定の手を迷わずリーチすると、山に残っていたラスト1枚のカン7mをツモって3000-6000。名刺代わりとも言える鬼畜流らしい一撃で序盤から大量リードを築きます。

東2局はふみKUN選手のリーチに対して丁寧に受けていたLSHTM選手が、唯一当たり牌の4sが飛び出す形で追いついてしまい5200の放銃。ふみKUN選手は次局も軽快に中のみをツモってサイ選手の親番を流し、盤石の立ち回りで親番を持ってきます。

東4局は流局を挟んでサイ選手が1000-2000のツモ和了を決め、リードを更に広げて南入します。南入後はここまで苦しんでいたLSHTM選手が一転反撃に出ます。南1局では積極的な加槓からの800-1600、親番となった南2局では2000オールの和了を拾って2着目のふみKUN選手に肉薄するところまで加点します。

その後はサイ選手の500-1000、ふみKUN選手の500-1000でオーラスまで進み、迎えたオーラスでここまで我慢を続けてきたTakaTea選手に遂に勝負手が入ります。8巡目テンパイでのリーチドラ3。これに対して詰んでしまったサイ選手が対子の7pに手を掛けると、なんとこれがダマ5800に構えていたふみKUNへの放銃となり、ふみKUN選手がトップまで900点まで詰め寄ります。

オーラス1本場ではカン5pを迷わずリーチし、伏せられる点差を作りにいったふみKUN選手ですが、ここでLSHTM選手からピンフドラドラの追いかけリーチが入ります。ツモれば逆転トップ、ふみKUN選手からの直撃でも2着浮上となる、迂回からの渾身のテンパイでしたが、なんとリーチ直後にラスト1枚の5pをキャッチしてしまい、ふみKUN選手が3900の和了で伏せられる点差でトップ目に立ちます。

最後はラス落ちまで見えたLSHTM選手が3着キープとなる500-1000を自力で和了りきって終局となります

トップはふみKUN選手。チーム状況が後押しする、5和了を含む高速の卓回しで見事なトップとなりました。2着はサイ選手。豪快な攻撃で場を牽引する展開でしたが、オーラスで屈する形になりました。3着はLSHTM選手。乾坤一擲の逆転リーチが空振りに終わる苦しい内容でしたが、トップをふみKUNに預けるという最低限の仕事は果たし、ボーダー上の立場で最終節を迎えることに成功しました。4着はTakaTea選手。オーラスにドラ3のリーチを2回打ちながらどちらも和了に結びつかず、ボーダー下へと回り、最終節での反攻に賭ける形となりました。

この対局の牌譜はこちら!

トップ獲得・ふみKUN(藁科マーライオンズ)の試合後コメント
―トップ獲得おめでとうございます。試合を終えての感想と次の試合に向けて一言お願いします。
連トップでチームをファイナルに近づけることが出来てとても嬉しいです!
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
オーラスダマ5800ですが、リーチがかなり行き辛い局面でした、 リーチ棒を出したために3着のデメリット、打点上昇させたいメリットの判断でしたね ただ、6pも危険牌だったので降りて3着ヨシもありました。
―最後に一言お願いします。
私事ですが、四象戦決勝戦に進めることが出来ました! それをきっかけにツイッターでフォローして下さる方も多いので、 この雀魂Fリーグを宣伝して盛り上げられたらなと思います(^O^)

3着・LSHTM選手(GOLDEN BODENS)の試合後コメント
―試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
オーラス0本場でふみKUNさんに助けられたと思ったら1本場で思いっきりビンタされました。四象戦での壁を越えられなかった。 ファイナルでリベンジの機会を作りたいです。
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
東2局 4s放銃 聴牌したら4s打つんですけど、多分リーチした方がいいのと、そもそも聴牌に至る前の浮き牌選択で1pではなく5pを切ってしまったのが敗因。5p残すと6p引いてヘッドレスノベタンのいい形を見るべきでした。結果論ですがそれなら降りて流局になってたでしょうね。 南4局4巡目 3pスルー 清一色への仕掛けしようか迷いましたがスルーしました、是非はわからんです。 白切ってしまったので清一色に行くには1面子足りず、食い残しは使えるけど面前でも面子候補が十分に足りてしまってましたので、スルーを選択しましたが、控え室もコメントもチーとのことでした。

(記・銀貨先生)

第2試合B卓

起家スタートはANC PURPLE BATS(APB)・細谷プロ。片足をもがれいよいよ苦しくなってきた蝙蝠軍団、最後の勝負に出ます。南家スタートは優曇華の花・蓬莱の玉の枝選手。1回戦辛くも2着を取り望みを繋いだチーム。リーダーの活躍でボーダー争いに殴り込めるでしょうか。西家スタートはBlack Cat Code (BCC)・なーいん選手。チームは6,7,8位との対決ということで唯一自由に打てるかなり有利な立場で試合に臨めます。メンテナンス明けのガチャで新キャラを引き早速試合でも使用したなーいん選手、新キャラとの相性はどうでしょうか。北家スタートはONE CHANCE・縦鳥千波選手。下馬評が高くレギュラーも好調だったONE CHANCE、SFに入ってからは調子を落としています。残り3試合でかなり全トップ条件に近い苦しい状況、ここが踏ん張り所です。

試合は東1局から動きます。先手を取ったのは縦鳥選手、持ち味の仕掛けでマンズの染め手に向かい、10巡目に北・4mのシャンポン待ちで聴牌。続いて蓬莱の玉の枝選手が発アンコのところに7sをポン、カン7p待ちのかわし手を入れます。そこになーいん選手がドラの3pを重ね、チートイドラ2・蓬莱の玉の枝選手と同テンの7p単騎で即リーチをかけます。8p6pが程よく見えており待ちに自信があった判断でしたが、この7pは親の細谷プロにアンコでした。細谷プロも形の悪いイーシャンテンでしたので縦鳥選手のチャンスかと思われましたが、そううまくいかないのが麻雀というもの。細谷プロが3sをチーしてタンヤオのみ36sの現物待ち聴牌に受けると、蓬莱の玉の枝選手に流れたのは生牌の北。リーチにも仕掛けにも通っていないということで長考の末発を切って完全にベタオリします。北は縦鳥選手に、粘って6sを切ると親の細谷プロに放銃だっただけにファインプレーと言えるでしょう。
この局は5pをアンコにした細谷プロがワンチャンスを頼って7pを打ち、なーいん選手に満貫を放銃。チーム事情から降りるのが難しく現物待ちの価値を重くみた攻撃的な判断でした。
【記者の目】リーチについてはほぼピンズ待ち、稀に69m待ちかそうでないなら愚形。宣言牌4pの筋7pの危険度がそこそこ高く、記者はワンチャンスであっても打つ勇気がありません。
4sが既に通っており5sも中筋かつ6sが早くかなり通しやすい。縦鳥選手にもソーズは通りそうなので、巡目も残り少ないこともあり記者は45sと切って安全に聴牌を取るルートを取りそうです。

次局東2局にも各選手の守備力が光ります。まず動いたのは親の蓬莱の
玉の枝選手、発を仕掛けてマンズホンイツを見ますが赤5sをツモったところ柔軟に方向転換し、7巡目に発・ドラ1の25m待ち聴牌を入れます。10巡目になーいん選手が和了牌2mを掴みますがこれを切らず、2巡後に重ねて雀頭の振り替えに成功します。一方2番手は自風ドラ北が対子になった細谷プロ。北バックの仕掛けを入れ、10巡目に北・9sのシャンポン待ち聴牌を入れます。2巡後に蓬莱の玉の枝選手が北を掴み、長考の末またもビタ止めを披露。打9mとし次巡2mを引き入れ北単騎聴牌で粘ります。この局はこのまま流局。守備力と粘りが光る玄人好みの一局となりました。

蓬莱の玉の枝選手の北ビタ止め

なーいん選手が縦鳥選手から3900+1本場を和了し迎えた東3局には蓬莱の玉の枝選手が先制リーチ、対して白をアンコにした親のなーいん選手が1sを勝負しますがこれが放銃。嬉しい裏1を乗せ蓬莱の玉の枝選手も参戦します。

東4局は親の縦鳥選手が真っ直ぐ仕掛けを入れてマンズホンイツへ。イーシャンテンで細谷プロからリーチを受けますが細谷プロがツモ切った白を鳴いて聴牌。直前に通った東単騎に受けます。その東を切った蓬莱の玉の枝選手、粘ろうと思えば東が危なかったですが、縦鳥選手にも危険ということでこれを止め3mを切ってしっかりベタ降りしました。この局は押すしかない縦鳥選手が9sを掴み、細谷プロの5200の和了となります。

南1局は親の細谷プロが自然な手順で平和ドラ1の36m待ち聴牌。9巡目にリーチをかけると、すぐさま縦鳥選手がこちらも平和ドラ1の58m待ちで追いつき追っかけます。枚数はリーチ時点で6対1と細谷プロ圧倒的有利な状況、道中他家吸収されますが流石に覆らず細谷プロがツモって連荘に成功します。

南1局2本場、ここまで耐えていた縦鳥選手でしたが手が入ります。なーいん選手の2副露西バック聴牌、細谷プロのタンヤオ仕掛けにも動じずドラのペン7sをズバリ引き入れて4567pの4面待ち即リーチを選択します。困ったのは細谷プロ、タンヤオ目一杯進行を取っており安パイに窮し前に出るも余った4pが御用。縦鳥選手が追い上げていきます。

南2局、親の蓬莱の玉の枝選手のマンズ混一色模様の仕掛けに反応し、なーいん選手は8sチーから発進し片アガリタンヤオのみのペン4s待ち聴牌を入れます。発ポンまで入りいよいよというところでしたが、危険牌を掴む前に縦鳥選手から4sが出て局消化に成功します。
【記者の目】
この仕掛けをしたらビンタされそうな記者のチームメイトもいるのですが、そこは百戦錬磨のなーいん選手。速度で勝負し和了れればよし、リーチを受けたり親の仕掛けに危険な牌を引いてしまったりしたら降りるルートもきちんと確保していたことでしょう。現に他家の現物や安全そうな牌をかなり抱えていたためできた仕掛けと言えます。
ちなみに記者はこの仕掛けができる自信はあまりありません。お見事でした。

勝負は南3局に満貫を和了った細谷プロがトップ目で迎えたオーラス、絶対にトップが欲しい状況で細谷プロは11巡目に役なしカン2s待ち聴牌。変化が豊富なため黙聴に受けますが、14巡目に6s引きで白出アガリを狙い打1sとすると、「ロン」。満貫の鉄槌を放った声の主はなーいん選手でした。123の三色なども見て丁寧に浮き牌を選択し、3巡前に既に14s待ちで聴牌を入れておりました。この放銃により細谷プロは3着まで落とされ、和了ったなーいん選手が逆転トップを決めました。
【記者の目】チーム状況的に2着良しでダマにした判断及び浮き牌選択とツモが噛み合ってしまった結果かと思います。これは細谷プロと縦鳥選手にとって不運だったと言わざるを得ません。

トップを獲得したのはなーいん選手。緩急つけた攻撃で4和了と充実した内容でした。2着となったのは蓬莱の玉の枝選手。持ち前の守備力を見せつけ、放銃0でボーダー戦線からの脱落を防ぎました。3着に苦しんだのは細谷プロ。中盤から終盤にかけて細谷プロを中心に進んでいましたが、オーラスのなーいん選手のダマ満貫は激痛だったことでしょう。ラスとなったのは縦鳥千波選手。仕掛けを駆使するもオリに回される展開が続き、前に出れば放銃と1和了3放銃の苦しい半荘でした。

この対局の牌譜はこちら!

トップ獲得・なーいん選手(Black Cat Code)の試合後コメント
―トップ獲得おめでとうございます。試合を終えての感想と次の試合に向けて一言お願いします。

一番気楽に打てる立場だったので、ほんとに好き勝手打たせていただきました。
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
オーラスダマで構えられる手が入ってよかったです!

(記・LSHTM)

本節の結果

いよいよ次節がセミファイナル最終戦。
今節はボーダー近辺が大きく動く形となりました。
Team鬼畜流がポイントはキープの形になりましたが順位を1つ上げて3位となりました。
そしてGOLDEN BODENSがボーダーを突破して4位に滑り込みました。わずかに8.4pt差ながら4位と5位には天地の差があります。
旧Fリーグ連合は今節苦しい連ラスで3位から一気に圏外の5位へと後退。次節は大一番となりそうです。
6位優曇華の花も着実にポイントを積んでボーダーとはおよそ50pt差。きっちりと最終戦に条件を残しています。
いよいよセミファイナルもラストとなる大一番は6/26(日)21:00~です。

おわりに

今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。

雀魂Fリーグ広報部では試合結果をまとめたnoteの他、選手名鑑シリーズも刊行していますのでよろしくお願いします。
毎週水曜日は公式実況配信を行っていくほか、隔週で木曜日に公式番組"熱闘!雀魂Fリーグ"の配信も行いますので広報部メンバーのTwitterのフォロー、Youtubeのチャンネル登録を是非よろしくお願いします。

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