第四期雀魂Fリーグ結果速報・セミファイナル第8節

こんにちは。雀魂Fリーグ広報です。
ついに1/16(日)より対局がスタートした第四期雀魂Fリーグ。
第四期雀魂Fリーグは雀魂の強豪・プロ雀士・Vtuberで構成された12チームが頂点を争うレギュラーシーズン全30節60試合、セミファイナル全10節20試合のチーム戦です。

本日は6/19(日)に行われたセミファイナル第8節の結果を対局後の選手のコメントを添えてお伝えいたします。

対戦組み合わせと出場選手はこちら。

第1試合A卓

起家スタートは藁科マーライオンズ・藁科あおい選手。混沌としてきたボーダー戦線を抜けるべくリーダー自ら出陣します。南家スタートはANC PURPLE BATS(APB)・甲森あん選手。徐々に苦しくなってきたAPB、SFで2トップと好調のリーダーがチームを牽引します。西家スタートはTeam鬼畜流・妙高のとしここと若山プロ。チームは現状ボーダー上の4位、安泰の位置を目指して戦います。北家スタートは優曇華の花・Rioss選手。前節チームは連ラスで圏外の6位に追いやられました。捲土重来を期してここから反撃です。

東1局に先制したのは現状チームも好調の藁科あおい選手。親番でまとまった配牌をもらうと、ツモもするすると伸びて7巡目に7m-47s待ちで聴牌。一発を消されるも10巡目に一盃口のつく高目7sでツモアガり4000オールのスタートダッシュを決めます。

次局東1局1本場、甲森あん選手に第1ツモ含め発アンコドラ北対子の爆弾配牌が入ります。丁寧に進めて5巡目にドラ北をポン、6巡目に発をアンカンして正体を現わしました。同時に嶺上牌から3mを引いて聴牌、すぐに若山プロが掴んで満貫和了を決めます。

局が進んで東4局3本場、若山プロは第1ツモで絶好のカン6mを埋め、258m待ち平和ドラ1の聴牌。迷わずダブルリーチをかけ、3巡目に満貫ツモ和了。あっと言う間に局を終わらせます。

南1局は藁科あおい選手が軽快に仕掛けを入れ、7巡目に2pを切った後1s1sと連打。この結果最終形のドラ8mのシャンポン相方1p待ちがぼけ、普通に手を進めていたRioss選手から討ち取り。中押しに成功します。

流局を挟んだ南2局2本場、親の甲森あん選手が配牌でイーシャンテンですがドラ3pが浮いた形となっています。甲森選手の選択は打3s、カン2s受けは残しつつシャンポン入った時の強さ、かつドラ3pくっつきを見ました。

道中赤5p、6pと引きカン4p待ちで聴牌、即リーチを掛けます。異様な河に各者対応する中、若山プロが発を仕掛けて無筋を叩き切り応戦。10巡目に甲森選手の和了牌4pを吸収しドラ3pを叩き切って6s-7pの発・トイトイ・ツモり三暗刻のシャンポン待ち聴牌。競っている相手につきゼンツの構えです。各者和了牌が見せないままRioss選手にも聴牌は入ります。16巡目にリーチ・ドラ1カン6p待ちで聴牌すると即リーチを選択。この捲り合いの結末は甲森選手に軍配。ラス4pをRioss選手から討ち取り、裏も乗せて12000を召し取り一気にトップ目に迫ります。

ここまで耐えていたRioss選手でしたが南3局、ドラ白・ダブ南対子の好配牌をもらうとソーズの染め手に一直線に向かいます。9巡目に聴牌、待ちは白・8sのシャンポン待ち。続いて藁科あおい選手、3p単騎の役なしから次巡69pの平和・高目一盃口の聴牌。トップ目であること、待ちが薄いことから黙聴に構えます。親の若山プロも仕掛けで応戦しますがドラ白とソーズが打てず迂回を余儀なくされる中、15巡目に甲森あん選手が役なしの58pで聴牌。リーチ判断が難しいですがチーム状況も相まってトップが必須のAPB、ギャンブルのリーチに出ます。次巡掴んだその手に握られてたのは.......ぬるりとした感触、最後のドラ白でした。痛恨の16000放銃となり、4着目に後退します。

オーラスもタダでは終わりません。12巡目に若山プロがピンフドラ1・高目三色の聴牌。出あがり2着につき即リーチをかけます。道中イッツーと三色の両天秤という黄金のイーシャンテンを経て高打点に仕上げました。その裏で密かに手を進めていたのは親のRioss選手。リーチを受けて次のツモが3p, 6pが若山プロの現物につき中筋のドラを打ってダマに構えます。これを下家藁科あおい選手がチー、甲森あん選手のマンズ仕掛けもケアしてピンズで回ろうと試みますがこの6pが親のヤミテンにストライク。痛恨の放銃でトップ目から陥落しました。

しかし次局、藁科あおい選手の手牌にツモが応え、8巡目に平和ドラ1を聴牌。和了トップにつき黙聴に構えます。道中仕掛けを受けながらも10巡目にツモあがり。最後は自らの手でトップをもぎ取りました。

トップを獲得したのは藁科あおい選手。先制・中押し・決め手と小気味よく和了できた快勝と言えるでしょう。2着となったのはRioss選手。乱打戦をうまく振る舞ってオーラス直撃でトップ目に立ちましたが最後はハナ差で届きませんでした。3着に滑り込んだのは若山プロ。ダブルリーチと満貫放銃以外は耐えといったところでしょうか。ラスとなったのは甲森あん選手。トップを獲得するために役なしリーチで勝負に出ましたが、女神は微笑んでくれませんでした。

この対局の牌譜はこちら!

(記・LSHTM)

第1試合B卓

起家は旧Fリーグ連合・黒ヤギ選手。前節でジャンプアップを果たした旧Fは頼れるリーダーがポイントを守ります。
南家はGOLDEN BODENSヨプ選手。因縁の相手とのマッチアップ、今日はビンタを回避し本領発揮なるか。
西家はBlack Cat Code葉弥さん選手。首位独走のBCCは無難に試合を消化することが最大のテーマでしょう。
北家はONE CHANCEてんてん選手。ボーダーラインまでは100pt差。まだまだ逆転のチャンスは残っています。

試合が動いたのは東3局。
まずは葉弥選手が9sをポンし三色同順のテンパイにとると直後、てんてん選手がシャンポン待ちでリーチ。
その一発目に黒ヤギ選手は最高の4pを入れて三面張の追っかけリーチ。突如3人の叩き合いとなりました。
9巡目、てんてん選手が1pを掴み黒ヤギ選手への放銃。リーチ・ドラ・赤・裏の8000の和了となりました。

東4局3本場、ここまでリーチが悉く空振りしたヨプ選手にチャンス手。
ドラをあれよあれよという間に暗刻にすると西を鳴いてあっさりテンパイ。
2sを掴んだてんてん選手、一旦は抑えるものの逃せない親番。2sがヨプ選手への西・ドラ3の8000は8900の放銃となりました。

接戦で迎えた南3局、イーシャンテンとなった親の葉弥選手からドラの南が打ち出されるとヨプ選手がすかさずポン。
この直後、葉弥選手がテンパイしカン4mでリーチ。ドラポン相手でも速度で抑え込みにかかりました。
しかしイーシャンテンのヨプ選手は直後に6mを重ねてカン5pのテンパイ。
愚形待ちですが現物もなく、真っ直ぐ親リー一発目に5mを勝負。
魂のプッシュを通し5pを葉弥選手から討ち取って南・ドラ3の満貫和了。試合を決める一撃となりました。

トップ獲得はGOLDEN BODENSヨプ選手。強気のプッシュを随所に見せここまで5位にいたGBを通過圏に押し上げる大活躍となりました。
2着は旧Fリーグ連合・黒ヤギ選手。きっちりとポイントをキープする安定感ある立ち回りでした。
3着はONE CHANCEのてんてん選手。残り試合数がいよいよ厳しくなってくるだけに3着は苦しい結果でした。
4着となったのはBlack Cat Code葉弥さん選手。まだポイントには余裕がありますが痛いラスとなりました。

この対局の牌譜はこちら!

(記・穹憧るか)

第2試合A卓

起家はBlack Cat Code、なーいん選手。ファイナル進出はほぼ当確と言えるBCC。柔軟な選択が取れる有利な立場を活かしてプラスを更に積めるでしょうか。南家は優曇華の花、ガラまさ選手。ボーダーを追いかける立場となった優曇華の花、なんとしてでもプラスで終えたい一戦です。西家は藁科マーライオンズ、拝田頼選手。マーライオンズはここを勝てばほぼ当確ランプ。持ち前の火力で一気に決められるでしょうか。北家はANC PURPLE BATS、細谷拓真プロ。残り5戦で4勝は必要になる計算となってしまったANC PURPLE BATS。勝負どころを細谷プロに託して奇跡の逆転突破に望みをかけます。

試合は東1局から大きく動きます。拝田選手とガラまさ選手がそれぞれ3副露で前に出たところで、細谷プロが初牌の中を掴まされてスリムに構えた後、若干裏目となる3mを引かされてのシャンポンテンパイ。目一杯に構えていたら捉えられていたかもしれない9pをなーいん選手に打たれた直後、ガラまさ選手が3000-6000をツモって大きなリードを手にします。

しかし東2局、ドラ暗刻のガラまさ選手の親リーを受けた直後、細谷プロがお返しと言わんばかりにラス牌のドラをツモって1000-2000の和了で反撃。東3局はなーいん選手がダマ6400でラス目を脱出すると、その後も小刻みに加点して迎えた南1局1本場、親番のなーいん選手が丁寧な比較から目一杯に構えてからのドラ1テンパイを迷わずリーチすると、一発でツモって4000オール。一気にガラまさ選手を抜き去る和了となります。

チーム状況的に着落ちのリスクが少ないなーいん選手はこの後も南2局でノーガードの2副露タンヤオドラ3を和了って大きく抜け出し、親番が落ちてなーいん選手に2万点以上の差をつけられたガラまさ選手はトップがかなり苦しい立場となります。

しかしチーム状況からも絶対に大きなトップが必要なガラまさ選手。南3局ではまたも3副露からの12000の和了を決めてトップのなーいん選手を猛追し、満貫ツモで逆転トップの位置まで詰め寄ります。

オーラスは後が無い立場の細谷プロが9600、3900と連続和了を決めて上位2人に食い下がりますが、続くオーラス2本場では最後の最後の急所が鳴けず、ノーテンで流局となりました。

トップはなーいん選手。前半は我慢しつつも、要所をモノにして最後は盤石の試合運びという理想的な展開でした。2着となったのはガラまさ選手。チーム状況も後押ししてか、リミッターが外れたような高火力の手を入れ続けるナイスファイトでしたが、なーいん選手の巧みな局回しに僅かに及ばずの結果でした。3着となったのは細谷プロ。3和了でまずまずの内容ではあったものの、上位2人の手数と火力に突き放される形となりました。4着は拝田選手。終始テンパイ打牌が捕まるようなストレスの溜まる内容でしたが、最後の最後、持ち点がハコを割っても酷い牌は打たず下家の急所も下ろさず、結果的に細谷プロをノーテンで沈め、ガラまさ選手にもトップを許さなかったことはチーム的には収穫と言えるでしょう。

この対局の牌譜はこちら!

トップ獲得・なーいん選手(Black Cat Code)の試合後コメント
―トップ獲得おめでとうございます。試合を終えての感想と次の試合に向けて一言お願いします。
セミファイナルでの初トップを取れて嬉しいです!しかも一番いいタイミングで取れてほんとに良かったです!
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
南1局1本場を丁寧な手順で打てたことです。リーチへの手順はウマナミさん思い出しながら打牌選択してました。ウマナミさんありがとう!!

(記・銀貨先生)

第2試合B卓

起家はTeam鬼畜流、妙高のとしこ選手こと若山プロ。南家はGOLDEN BODENSから穹憧るか選手。西家はONE CHANCE、縦鳥千波選手。北家は旧Fリーグ連合からしゅうしょう選手。
ボーダーを争う3位4位5位が会する本卓。三者が互いにけん制し合う中で、苦境に立たされているONE CHANCE縦鳥選手がどれだけ食らいついていくかが注目されます。

東1局、対局はいきなり大きく動きます。親の若山プロが中と2pをポン、その後2pを加槓すると縦鳥選手、穹憧選手が立て続けに聴牌を入れリーチで襲い掛かります。
2軒に打てる牌が手牌にない若山プロが掴んだ白を縦鳥選手が捕らえ、リーチ・チートイ・ドラ2・裏4の16000をアガり、ファイナル進出への足掛かりを掴みました。

東2局、しゅうしょう選手は配牌ドラ3を手にすると中盤にドラの3sをポン、ほどなくして578m待ちのタンヤオドラ4、5mで三色が付く聴牌を入れます。
しかしこのドラポンにも屈せず若山プロと親の穹憧選手がリーチで応戦。三者の捲り合いはその行方を案じる間もなくしゅうしょう選手が7mをツモり、2000-4000とリー棒2本を手中に収めました。

東3局、若山プロが5巡目に満貫確定の先制リーチを叩きつけます。鬼畜流の上昇を阻止したい穹憧選手は回りながらタンヤオのみのカン7pをなんとか聴牌。ダマに構えます。
同巡、大トップが欲しい親の縦鳥選手が追っかけリーチで対抗すると、直後穹憧選手が2mをキャッチ。自身の聴牌を重く見て1枚だけと押したこの2mが若山プロの餌食に。リーチ・一通・赤・裏の8000が穹憧選手に突き刺さり、順位が入れ替わることとなりました。

若山プロはこのアガリを起爆剤としてその後大爆発。東4局に2000-4000、親番を迎えた南1局に8000オール、さらに1本場で2600オールを重ね55000点を持つトップ目に躍り出ました。開幕の倍満放銃を物ともしない怪腕を振るいます。

その後は穹憧選手が2000-4000をアガりハコ上に復帰、しゅうしょう選手が700-1300のアガリで2着目の背中をぴったりマークすると、迎えたオーラス、トップ目の若山プロがタンヤオドラ1で聴牌1番乗りを果たしダマで息を潜めます。間もなくこれが2着目の縦鳥選手から放たれ、2600の直撃は縦鳥選手を3着に突き落とすものとなりました。

トップは鬼畜流の若山プロ。開幕の倍満放銃もなんのその。終わってみれば5万点を超える大トップでファイナル進出を大きく近づけました。
旧Fしゅうしょう選手は要所で捲り合いを制する2和了をあげ、最後は運にも恵まれ価値ある2着を確保しました。
3着はONE CHANCE縦鳥千波選手。開幕の倍満で大きなリードを築くも二の矢が継げずに追い上げを許す結果に。SFは苦しい状況が続いています。
GB穹憧るか選手は手痛い放銃が最後まで響き、ボーダーを争う鬼畜流とトップラスを決められてしまう痛恨のラスとなってしまいました。

この対局の牌譜はこちら!

2着・しゅうしょう選手(旧Fリーグ連合)の試合後コメント
―試合の感想と次の試合に向けて一言お願いします。
・試合の感想
和了られたくない人に対しては厳しく打ったり、勝負しないといけないところはちゃんと勝負できたので、試合の内容自体はうまくできてたかなと思います。
・次の試合に向けて一言
セミファイナルも残り少なくなってきて、第8節終了時点ではファイナル突破に近づきましたが、何が起こるか分からないのでできる限りの事をやっていこうと思います。
―試合のポイントになった局・一打を教えてください。
・試合のポイント
南2局で親の先制立直が来た後に平和のみを追っ掛けで立直できたところだと思います。2sを自模ってその2700の和了で最終的に2着を取ることができました。(ダマにしていれば4m引いた後に立直して2sを一発で自模って立直一発自摸タンピン三色でしたチクショー!)

(記・西向く侍)

本節の結果

本節を終えていよいよ残り2節となった第4期雀魂Fリーグセミファイナル。
本節は珍しい全チーム順位変動のない一日となりました。
大きく加点したのは4位のTeam鬼畜流。ボーダーとの差を75ptまで広げる大きな加点となりました。
6位の優曇華の花もマイナス圏からの脱出に成功。5位GBとの差を25ptまで縮め、逆転ファイナル進出への望みを繋ぎました。
苦しい結果となったのはONE CHANCEとANC PURPLE BATS。ファイナル進出には残り試合全てトップに近い結果が必要になりそうです。

おわりに

今回の記事は以上になります。読んでくださってありがとうございました。

雀魂Fリーグ広報部では試合結果をまとめたnoteの他、選手名鑑シリーズも刊行していますのでよろしくお願いします。
毎週水曜日は公式実況配信を行っていくほか、隔週で木曜日に公式番組"熱闘!雀魂Fリーグ"の配信も行いますので広報部メンバーのTwitterのフォロー、Youtubeのチャンネル登録を是非よろしくお願いします。

公式実況&記事担当・穹憧るか
Twitter:@Kyudo_Ruka

公式実況&記事担当・あさひなひなた
Twitter:@Asahi_7_Hinata

公式実況担当・涼音カイリ
Twitter:@Suzumine_Kairi

記事担当・西向く侍
Twitter:@Thsawhfawe

記事担当・銀貨先生
Twitter:@ginka1108

記事担当・LSHTM
Twitter:@syohaikitei

最新情報は雀魂Fリーグ公式アカウントをチェック!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?