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Goethe B1(デジタル版)を受験した感想

2023/8/6にドイツ語検定試験GoetheのB1を受験しました。
デジタル試験に関する記事が少なかったので,雑感をまとめてみます。
Sprechenは紙の試験と同じだったので,不要であれば読み飛ばしてください。


試験の流れ

試験開始の30分くらい前に会場に到着しました。
受験票(Einladung)に集合時間の記載がありませんでしたが,スタッフさんに聞くと「試験開始の10分前に集合場所に戻ってきてください」とのことで特に問題ありませんでした。

受験者は80人くらいいて,いくつかのグループに分かれていました。グループによってどの科目から受験するか違っていたみたいです。私はSprechen, Hören, Lesen, Schreibenの順に受験しました。それぞれまとめます。

Sprechen

時間になると別室に移動して自分の名前がある席に着きます。同じテーブルの人がペアになるっぽかったので座って待っていましたが,まさかのペアが欠席でした。この時点でTeil1は試験官と一緒にすることが確定しました。すでに色々不安でしたが,もう1つアクシデントが起きました。Teil1の途中で試験官のパソコンが壊れました。試験官が「Mein Computer ist kaputt.」と言ったとき一瞬空気が凍り,私もテンパって「Kein Problem!」とか陽気に言っちゃいました。内心「終わった」と思ってました。

Teil1の問題文はTeil2と同時に渡されたのですが,Teil2の準備に気を取られてチラ見しかしていませんでした(反省)。試験官は問題文の状況を簡単に説明してスタートという感じだったので,今考えるとあの時にしっかり読まないとだったのでしょう。。あとは,試験官が間髪入れずに質問してくるので撲から提案することが多くこれもきつかったです。

Teil2は滞りなく終わりました。そしてTeil3は試験官の質問に対する受け答えだけをして,口頭試験が終了しました。ペアがいないので当然と言えばそうなんですが,「相手のプレゼンに質問する」というのはせずに終わりました(これはどう影響するんでしょうか…)。

デジタル試験の共通事項

デジタル試験(Hören/Lesen/Schreiben)の前には,スマホの回収とデジタル試験の諸注意,デジタル試験のチュートリアル動画(リンク先を参照)の確認が毎回ありました。それらが終わると,試験官に「Haben Sie Fragen?」と聞かれたので,質問があれば対応してくれると思います。今回は質問が無かったのでそのまま試験が始まりました。

ページを移動するときに時間がかかるのがややストレスでした。5秒くらいなのですが,試験中に「ロード中」みたいな表示が出るとどことなく焦ります。

Hören

A2受験時(デジタルではない)と違い,ヘッドホンを付けて音声を聞きました。試験中は周りの小さな音でも気になってしまうタイプなので,集中して取り組めたのは良かったです。

Teil1の小問ごとに「Sie hören den Text zweimal.(本当はもう少し長い)」という文章が毎回流れていました。公式のModelltestや模擬問題集ではそんな音声は無かったので,いつもよりゆとりがありました。

Lesen

デジタル試験にはマーカー機能があるのですが,思ってたより便利でした。私はTeil3(その人に適した広告を選ぶ問題)でのみ使いました。メモも残せますが,時間がかかりますし,「記号を使って文構造を見やすくする」とかは出来ません。なので,人によっては不便に感じるかもしれないです。

Schreiben

自動的に文字数がカウントされることとコピペできたのは,かなり便利でした。「文字数は足りてるか」「この文章とこの文章は逆の方が良いのでは」といった不安にすぐ対処できるからです。ただ,ドイツ語キーボードに慣れていない人は,いつも以上にスペルミスが無いか注意する必要があります。特にYとZの位置には気を付けて下さい。

その他

受験票にはHörenのあとに謎の45分休憩(昼休憩とは別)がありましたが,実際の休憩時間は10分だけでした。デジタル試験に関する説明が長かったのと,単純に受験者が多かったので時間が押していたからだと思います。これから受験される方は「謎の休憩時間」があっても,あまり当てにしない方が良いと思います笑

最後に

ここまで読んで下さりありがとうございます。
これからデジタル版を受験される方の参考になれば嬉しいです。


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