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未経験の公務員がWeb制作会社から内定を貰えた話【転職活動】

 実務未経験のアラサー公務員が仕事を続けながらWeb制作会社に内定をもらった転職活動の軌跡(奇跡)を赤裸々に綴ります。これからWeb制作会社に転職活動を始める方の参考になればと思い書きました。※自分の振り返りも含んでいるので、温かい目で見ていただけると幸いです。

■自己紹介

 

 皆さん、はじめまして!こっぺ(@koppep33)と申します。

 私は現在地方公務員として働いておりますが、2021年6月末にWeb制作会社から内定を貰い、9月中旬からフロントエンジニアとして働くことが決まっています。実務未経験だった私がフロントエンジニアに転職できたのは、私が何か特別なことをした訳でも、何か特別なもの持っていた訳ではなく、色んな方のアドバイスや先人の教えを素直に実践したからです。

 そんな私が、noteを書くのはどうなのか?と思ったりもしたのですが、私の行動には実際に色んな方のアドバイスが詰まっており、まとめサイト的な感じで少しでも転職活動をする誰かの参考になれば良いと考えたので、私の転職活動について書いてみたいと思います。


◯学習開始〜内定までの過程

2021/2末 独学開始

2021/5 就活開始

2021/6末 内定をもらう


期間的にはかなり短く、環境に恵まれたのと、良いご縁に巡り会えたのがとても大きかったです。私の就活には色んな方のアドバイスやノウハウが詰まっているので、ここから紹介していきます。

それでは、よろしくお願いします!!


■応募時のスキル

 

 学習開始から3ヶ月くらいで就活を開始しましたが、スキルとしてはかなり未熟でした。参考までに応募時の私のスキル感を紹介します。

・HTNL&CSS progate2周、ドットインストール2周
・Sass 
progate、参考書
・javascript 
progate(さらっと)
・jQuery 
progate、参考書(主要なものだけ)
・サイト模写(10個くらい)
・ポートフォリオ作成

 見てもらったら分かるとおり、スキルはかなり低かったと思います(笑)このことについては後半でも触れようと思っているのですが、スキルが高まってから応募するより、ポートフォリオを作成できるくらいのレベルまでいけば全然応募してしまって良いと思います。

 当然、スキルがあって即戦力レベルの人材を求めている企業の方が圧倒的に多いのですが、未経験からそこを目指すのはかなり難しいと思います。実際にスキルがあまりない(私のような人)けど、その人の熱意、姿勢などを評価して採用してくれる企業も少なからず存在します。もちろんタイミングもあると思いますが、そのような企業と巡り合うためにも早い段階での積極的な応募はとても有効です。


■応募の準備(履歴書、ポートフォリオ)


◯履歴書

 履歴書に関してはヤギッシュがおすすめです。

 こちらは無料のオンラインサービスで無料登録しなくても誰でも簡単に履歴書、職務経歴書をPDFで作成することができます。また、登録するとコンビニでも紙ベースで印刷することができます。


 履歴書といえば手書きでしょ、みたいな風潮が昔はあったと思うのですが、圧倒的にデータで作ったほうが効率的です。実際に事前にデータで送ってほしいという企業もあったので、データで作成しておくことがマストです。ヤギッシュなら保存もできるので、別企業に応募するときも簡単に手直しできます。


◯ポートフォリオ

 ポートフォリオは必須だと思います。私のような未経験の人の場合はどれだけ文章で熱意を伝えても説得力に欠けます。応募時にポートフォリオが添付されていれば、その人の人となりが分かりますし、コードの書き方やデザインでもアピールすることができます。

 私は、応募時にポートフォリオのURLを添付していたのですが、最終的に内定を出してくれた企業から、「本来、スキルチェックの課題を出すけど、ポートフォリオがあったから内定の決裁が通った」と言ってもらえたので、作っておいてよかったなあと思いました。ただ、アピールポイントになる反面、仕上がりが合否に直結する部分もあるので、ポートフォリオ作成は特に力を入れることをおすすめします。


◯テンプレのポートフォリオは危険

 これは就活仲間に聞いた話なのですが、企業の採用担当の人が、

「ポートフォリオのテンプレートって出回ってるの?同じようなデザインのものが本当に多いんやけど…」

と言っていたという話も聞いたことがあるので、ある程度のオリジナリティもあると良いですね。私はHTML、CSSが学べて作成後は自分のポートフォリオにしてもOKなきたしょーさんの有料noteをポートフォリオにしました。(現在は購入不可)有料教材であれば人と被りにくいのでおすすめです。

 参考に就活で使ったポートフォリオの画像を貼っておきます。


画像1


改めて自分で見て気づいたのですが、

「coding」じゃなくて「coating」になっとるやん…

幸い、面接などで明るみになることはありませんでしたが、皆さんはポートフォリオや履歴書を作成するときは何度も確認することをオススメします…

■企業の探し方(よく使った就活サイト等)

 

私が応募する企業を検索するのに使った就活サイト等は、

・Web幹事
・Green
・Wantedly
・FIND JOB!
・一般的な就活サイト

で、それぞれ少し説明しておきます。


Web幹事(ホームページ制作を依頼したい人とWeb制作会社をマッチングさせる比較サイト。全国各地のWeb制作会社が条件ごとにまとめられている。)

Green(IT、WEB業界に強みのある転職サイト)

Wantedly(IT、WEB系の転職情報が多いビジネスSNS。面接はカジュアルMTGと呼ばれるラフなものから始まることが多い。)


FIND JOB!(IT、WEB業界に特化した転職サイト)


 個人的なおすすめ度は、

Web幹事>Green、Wantedly、FINDJOB>一般的な就活サイト

の順です。

 Web幹事についてはこの後の応募方法のところで紹介するので割愛します。Green、Wantedly、FINDJOBについては、どれもIT、WEB業界の求人がたくさんあるのですが、

 ・地域ごとに求人のばらつきが多い(都心部に集中)
 ・未経験OKのところが少ない
 ・Web関連よりインフラ、システムメインの方が多い印象

と私は感じたので、あまり多用はしませんでした。とはいっても自分にぴったりの企業から募集がかかることもあると思うので、定期的にはチェックすることをおすすめします。


◯希望職種で未経験OKだから即応募、は危険!

 一般的な就活サイトは、就活を開始したばかりの頃は多用していましたが、あることがきっかけであまり使わなくなりました。そのことについて共有しておきます。

 希望の勤務地で「コーダー、未経験」で募集を探していると、

「未経験コーダー募集 自社サイトの運営・管理をしていただきます」

という条件で募集しているところを発見しました。業務内容はあまり詳しく書いておらず、会社の事業内容も全然書かれていませんでした。気になる点が多かったので、会社名をググってみたところ、なんと太陽光ソーラーパネルの会社だったのです。全然Web制作会社じゃないやん…と思いました。もちろん、募集ページにWeb制作会社なんてことは書いておらず、コーダー=Web制作会社と勝手に思い込んでいた私にとっては衝撃的でした。

 おそらくですが、一般企業のWeb事業部みたいなところで、自社ホームページの運用などを行う業務なのかな?と思いました。企業に応募する際は必ず、その企業について下調べは絶対にしましょう!

 このことがきっかけで私は一般的な就活サイトを検索用に留めてました。


■応募方法(メインはWeb幹事、効率の良い応募のコツ)


個人的にはWeb幹事一択

 応募はほぼWeb幹事経由でした。Web幹事はホームページなどを作成してほしい人が作成依頼をするために制作会社を検索するためのサイトなので、検索機能が充実しています。希望の勤務地のWeb制作会社を検索すると、300件ほど出てきましたので、それぞれの自社サイトにアクセスし、自社サイトのアニメーションがカッコいいなと思う企業に応募していきました。


応募は自社サイトの問い合わせフォームから

 応募は採用募集ページがあればそこから、なければ問い合わせフォームから直接応募しました。採用募集ページがある場合だとだいたい募集要項に応募条件(経験者のみ、フロントエンジニア歴◯年以上)などと書いてあるのですが、私はそこは気にせず応募しました。

 お問い合わせフォームからの場合だと、そもそも募集自体行っていないことがほとんどなのですが、そちらも気にせず応募しました。企業によっては自社サイトの更新が疎かになっている場合もありますし、募集していなくても面接に繋がるケースはあると思います。

 実際に私が内定をもらった企業もお問い合わせフォームからの応募で、募集はかけていなかったのですが、メールで「ちょうどコードを書ける人を探していました」と返信をもらい、面接に繋がることができました。


応募はテンプレを作っておくと効率UP 

 応募時のコツとして応募のテンプレを作っておくと楽だと思います。私の場合ですと、

 ・自己紹介
 ・希望職種の志望理由
 ・御社志望理由(※ここだけ企業毎に変える)
 ・現在のスキル、学習過程
 ・ポートフォリオURL添付
 ・熱意

上記の内容をお問い合わせフォームから送信していました。御社志望理由だけ応募する企業毎に考えて作り直せば良いので効率は良かったです。ですが、御社志望理由って結構大事になってきますし、学習と並行して就活をしていましたので、一日に一件くらいしか応募できなかったです。


応募状況の管理は必須!!!

 応募する中で大事になるのが、応募状況の管理です。企業によってはお問い合わせフォームに字数制限があったり、URLが入力できなかったり、応募の段階で履歴書・職務経歴書の添付を求められたりしますので、応募した企業毎にまとめておくことで選考が進んだときに対応しやすいと思います。具体的には、

 ・応募日
 ・応募方法(お問い合わせフォーム、採用ページ)
 ・応募媒体(Web幹事など)
 ・応募内容(テンプレ全入力できたか、ポートフォリオや履歴書の有無)
 ・返信状況


などをメモアプリやエクセルで管理しておけば問題ないと思います。


■面接について( zoom面接の流れ、内容)


書類選考→一次面接(zoom)→最終面接(zoomもしくは対面)が王道

 私は合計で20社ほどWeb幹事経由で応募しましたが、返信があったのは半分程度(お祈りを含む)で2社の書類選考を突破し、面接に進むことになりました。

 最終的にはどちらの企業からも内定をもらったのですが、どちらの企業も書類選考→一次面接(内一社はスキルチェック有り)→最終面接(zoomと対面面接)という流れでした。

 面接はコロナの影響もあり、zoomで行われることも多いと思います。ここではzoom面接ならではのこと、聞かれた内容などについて書いていきます。


画面共有でコードを見られパニックに…

 Web制作会社の面接といえば自分のポートフォリオがでかでかと画面に映し出されて、それをデベロッパーツールを使ってコードを見られることが多いと先人の方は口を揃えて言っていました。でも、それも対面での面接の話だったので、zoom面接ではないのでは?と正直油断していました。

 結論から言いますと、私の場合ですが、zoom面接でも同じようなことはありました。志望動機などの一般的な質問が終わった後に担当者から

「では送ってもらったポートフォリオの制作環境、ディレクトリの説明を画面共有で説明してもらえますか?」

と言われて一瞬フリーズしてしまいました。しどろもどろになりながた何とか答えたのですが、正直どのように答えたのかあまり覚えていません…。

 担当者の方が特に気にしてたのは、

 ・Githubを使っているか
 ・実際にオリジナルのコードを書いているか
 ・JSはライブラリを使っているか、生のJSを書いているか
 ・Sass使用の有無

私がフロントエンジニアを志望していたのでこの辺りは詳しく聞かれました。


フリーランスではなくで、会社員を目指す理由はとても大切

 質問の部分で特に印象に残ったのは「なぜフリーではなくて就職を目指すのか?」です。担当者の方によると、Web制作会社業界は入れ替わりの激しい業界らしく、一定のスキルが付いたときに独立したり転職したりするケースが本当に多いらしいのです。

 そのため、せっかく育てた人材が出ていってしまうのはかなり痛手のようです。この部分に関してはしっかり自己分析して自分の熱意を言語化してしっかりと伝えられるようにしておくことをおすすめします。

 私自身も元々フリーランスに憧れてプログラミング学習を始めており、その過程も担当者の方に伝えていたので、ここの部分に関しては自分の熱い気持ちを嘘偽りなく伝えました。正直、ここは絶対聞かれるとことだと思います。


最後に質問はあるか?の取り扱い

 あと、面接の最後に質問はあるか聞かれることが多いと思いますが、ここに関しては入社すると仮定した上での本当に気になる点を聞くのが良いと思います。
 先人の方から、制作会社の営業担当が少なすぎると営業をさせられることがあると聞いていたので、その部分に関して私は質問しました。質問で熱意を見せることはもちろん重要だと思うのですが、自分が入社するかどうかの判断材料を集めるのもとても大事だと思いますので、気になる点は解消しておくのがおすすめです。

■まとめ、感想


重要なのはタイミングと行動力

 私の場合、運良く2ヶ月で内定をもらいましたが、正直スキル的には全く高くなかったので、企業の募集と私の応募のタイミングが本当に良かったのだと思っています。ただ、スキルがあればあるほど有利であることには間違いはありません。なので、「このスキルを身に着けてから就活しよう」ではなく学習しながらスキルアップを図りつつ就活も同時進行で進めていくのが良いんじゃないかと私は思いました。その中でご縁がある企業に巡り会えればベストだと思います。


企業が求めているのは高スキルの人材ばかりではない

 それと、企業が求めているのはスキルばかりではなく、応募した人の

  ・人柄
  ・熱意
  ・チームで仕事ができるコミュニケーション力

をかなり重要視している印象を受けました。実際、私はスキルにはそこまで自信はありませんでしたが、学習意欲の高さには自信がありましたし、絶対に就職して誰かの役に立ってみたいという信念があったので、そこの部分は評価してもらえたのだと思います。


相談できる環境を作っておくこと

 私が就活を成功できた要因の中で一番大きかったのは相談できる環境があったことです。私はプログラミング学習を初めた後に、オンラインのコミュニティに所属しました。異業種への転職では自分の考えや行動が合っているかどうか理解するのは難しいと思うからです。

 正直、この記事に書いた私の転職活動は、ほぼ全て先人の方々からのアドバイスをもとに行っただけのものです。最近だと、転職に特化したプログラミングコミュニティも見かけますし、プログラミングに関する色々なコミュニティがあると思うので、ご自身に合いそうなものに入ることをおすすめします。また、私はzoomを使ったことがなく、人前で話すことが苦手だったので、その辺りもかなり改善されて面接で役立ちました(笑)


■参考編(学習&就活で参考にした記事) 


ものりすさんの転職ノウハウnote

正直これは最強すぎるので、これだけで就活が上手くいくと言っても過言ではないと思います。私もめちゃめちゃ参考にしたので、転職を考えている方は絶対見たほうが良いです。私のこの記事の上位版と考えてもらって良いです(笑)


ここまで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m

テキストベースで読みにくかったと思います…今後も何か書いていければ良いなと思っているので、今後とも宜しくお願い致します。

皆さんの転職活動を心から応援しています!!!

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