爬虫類デッキ〜オーバーラッシュ2環境〜
ジェントルです。
今回もご覧いただきありがとうございます。
4/6に発売されたオーバーラッシュパック2の登場と4/1の制限改訂によって、新たなデッキテーマと汎用カードが追加され環境にまた変化が加わりました。
4/13に開催された関西ラッシュデュエルチャンピオンシップでも、様々なデッキテーマを見ることができ、新しい戦略やプレイングを考えさせられました。
今回のnoteも爬虫類テーマについて書いていきます。
参考になれば幸いです。
爬虫類にとって厳しい環境
個人的に新環境になって、今まで使っていた爬虫類は厳しいかなあと感じていました。
理由は大きく下記2点です。
①表側守備表示2600以上が越えれない。
②召喚反応罠が増えた。
以下に詳細を記載します。
①表側守備表示2600が越えれない。
元々、爬虫類の主な最上級蛇姫、ミステリーらを中心とするデッキは主に攻撃力を下げて2500.2600打点でも相手を上から倒してダメージを取る事をメインウェポンにしていました。
裏側守備表示のモンスターがいても、ミスリードで表側攻撃表示にして無理矢理打点を下げて超える事を是としていました。
しかし、高守備の表側守備表示をモンスターだけで解決する事が出来ず、どうしても魔法罠に頼らざるを得ないデッキでした。
(カリギュレオン、ミスショット採用の場合は別ですが3枚採用のデッキは見た事がなかったです)
それでも、七宝神・良財(以下 財)やプルグラーススピア(以下 あご)などは光属性であることからプライム・ドワーフでフュージョン対象に選ぶ事が出来、多少コストはかかるものの、モンスターのみでの盤面解決が可能でした。
仮にモンスターのみの解決が難しくても、ジョインテックジョイントなど、サポート魔法を使うことで攻略出来ました。
しかし、岩石強化の磁石で高守備のフュージョン体である、バルキリオンの登場により更に現状がひどくなるばかりでした。
地属性かつ2600を軽く超えるステータスを表側守備表示でフュージョン召喚されると、結構詰む爬虫類が出てくるだろうと思っていました。
ミスショットでも3300の打点を叩き出しても、3900の守備力を越える事が出来ません。
ジョインテックジョイントで対応しようにも、連発出来るカードではない為、厳しい場面を強いられると感じていました。
文字通り爬虫類の壁となっていました。
②召喚反応罠が増えた
元々爬虫類にとって嫌な酢酸の落とし穴や亜竜地獄。新弾から追加されたシャイニーシェイディーや、岩石系罠のリパルシブ・フォースなど、環境に刺激を与えるカードが追加されました。
元々爬虫類デッキは魔法罠をダークルーカーやレジェンドストライクで除去してきました。
しかし、レジェンドストライクの準制限化によりレジェンドマジシャンとともに採用するか否かを迷うほどになりました。
さらにサンセットリバースの登場により、破壊耐性をもつけた魔法罠を相手にしなければならず、ダークルーカーが盤面にずっと残され、そのままリリースせざるをえないこともしばしばありました。
関西CS結果&レシピ紹介
第11回関西CSの結果は
予選5-0、決勝トナメ2-1の3位で爪痕残してきました。
予選を全勝で抜けた時の無敵感は半端なく、決勝トナメの一回戦でもスト勝ちをかまして、2連覇も見えてきた矢先、ファンキーさんのエクスにボコボコにされました。
蓋を開けてみれば、エクス対策をアクエラの一点張りでしか考えておらず、プレイングやその他のケアを怠った完全に自分の傲慢さと安直さが負けに直結しました。
正直、今回は結構自信はありましたが結果がイキきっていない為公開noteに書き記そうと思いました。
以下に使用したリストを記載いたします。
今回第11回関西ラッシュデュエルCSで使用したレシピです。
今環境も変わらず爬虫類をメインにデッキメイクを行っていましたが、従来の盤面展開というよりは、より環境に対応したデッキ構築を試みました。
今回の構築をポイント毎に解説していきます。
①CANーMelo:D
今回の構築のメインウェポンです。
自身の場のレベル5以上をハンドに戻して、相手フィールドの裏側のカードをデッキにバウンスする過去の英雄サンダーボールドの相方、
CANーMelo:Dです。
現在のサンセットリバース環境において、バウンスするカードがバックかモンスターかに変わるだけで、非常に強く出ることが出来ます。
破壊耐性のついたバックも、モンスターもメロディの前ではバウンスの対象でしかありません。
守備力も1800と絶妙に高いラインなので、雑な下級に取られることもなく、サンセットリバースで裏守備で特殊召喚しても相手へ最上級、上級者での処理を強いる事ができます。
コストの対象はライザーを戻して犯罪ムーヴを起こしたり、蛇姫を戻して再度デバフ&1ドロー効果を発動させたり、七宝船の糧にしたりと何かと使う場面が多かったです。
②風帝ライザー
このカードは正直言うことはほぼない最強バウンスカードです。
未だバウンス耐性のないラッシュデュエルにおいて戻せないカードはないと行っても過言ではありません。
ただ、これをCANーMelo:Dと組み合わせると反復してバウンスを繰り返して相手の盤面を空にすることも稀ではありません。
相手よりライフが低い場合、リリースコストのハウリングバードをCANーMelo:Dで回収する事もあり、1ターンにライザーを2回召喚することもありました。
誰がどう見てもヤンキームーヴです。
③シャイニーシェイディー
新規の汎用罠で召喚反応に合わせてハンドコストを1枚払うことで、自身か相手のモンスターを2体まで裏側守備表示にする事ができます。
真っ先にシナジーを思いついたのが、メロディです。
相手の動きを封じつつこちらのデッキバウンスだけを押し付け、優位にゲームを進めていくのが理想的と思いました。
また、メロディは2400と他の最上級と比べて心許ないスタッツではある為、バトルフェイズが行われる前にターンを返してもらえればとてもありがたかったです。
リリース始めは正直あまり評価が高くなかったように見えましたが、デッキ選択を間違わなければ強カードです。
ハンドコストが重たいと感じるのは、基本ハンドが0になる事が多いデッキには入らないため逆に腐ってしまう事もあるかと思います。
爬虫類デッキを回していると、ミステイクやミスキャストで回収しすぎた下級が腐ったり、傲慢の壺でドローした魔法カードがそのターン中に使えなかったりするので、コストを整えるのは結構余裕がありました。
ただ、新弾発売の旬の時期という事もありハンドを残す事で警戒される事もしばしば。
相手のプレイングで打たされる場面もあり、泣く泣く打つこともありました。
発動タイミングが難しく、練度と相手のデッキの分析力が必要なカードに思えました。
④トリック・ピジョン
今回の構築の絶妙な隠し味、トリック・ピジョンです。
何故、トリック・ピジョンなのかという理由を箇条書きで説明いたします。
・光属性/鳥獣族という、蛇姫とプライム・ドワーフのコスト補助に最適
・墓地に落ちた、ライザーの回収
・貪欲な壺でかさばった魔法罠の処理
この1枚で、デュエル中に起こる様々な事象を解決する事が出来、デッキの足りない部分を補うキーパーツとして機能していました。
特に墓地にライザーが落ちてしまった時、回収する術が無かったので重宝していました。
ミスキャストや、蛇姫ルーカーの起動効果のトップ落としで結構ライザーが落とされる事がありピジョンがない時はライザーが使い捨てにされていましたが、ピジョンの投入によりその問題が解決されました。
ピジョンが早々に落ちてしまった場合はプライム・ドワーフやアビスカイトモノクロームでデッキに戻す事も出来、リソースの回復も泥試合にならない限りは問題ありませんでした。
また、副産物として傲慢な壺でドローした際にドローターンに使えない、魔法もしくは罠を捨てる事が出来、ハンド調整の役割も地味に嬉しい効果となっていました。
プレイングについて
基本的には爬虫類と同じで、下級でデッキを圧縮しながらハンドを増やして、自身の盤面を固めて相手を制圧する動きが主となります。
ただ、ミスキャスト、ミステイクを使用する際どうしても最上級が蛇姫しか回収する事が出来ないため無闇やたら打つと下級棒立ちという痛い目を見ることになります。
サンセットリバースを3積みしている事もあり、自身が整うまで動かない選択肢もありました。
もちろん、蛇姫が動ける時は積極的にライフを取りに行くムーヴが出来れば最適です。
従来の爬虫類と同様に単体の高火力は望めないので攻める時には一気にライフを削りにいっていました。
個人的にサンセットリバースは攻撃反応罠と合わせると強いと思うので、シリンダーと並べてる時は内心ウキウキです。
メロディ、ライザーは単に盤面を空けるだけでなく相手のデッキ密度を膨張させ本来の動きを止める際に有効です。
自分の手数に余裕がある時は積極的に効果を使って戻していきます。
今回、プレイングミスが多かったのですが、無理やりカードパワーやバウンスの押し付けがありなんとか辛勝出来た試合が何試合かありました。
(レミーさんの動画でアホみたいなプレミもしてます)
あとは、やはり召喚反応には弱い為、相手のシャイニーを打たせる事を意識したり、正塔の危機や酢酸の落とし穴を打たれても大丈夫なように警戒しながら戦うのが良いと思います。
サイドチェンジで爬虫類を見るという声もちらほら聴いているので、まあ、あるだろうくらいで考えています。
まとめ
ご覧いただきありがとうございます。
今回のレシピは結構自分の中でも完成度が高いなと感じていました。ギャラクシーカップの前にもう一弾新カードの追加があるのと、少しばかりのレシピが気になるとの声があったので無料で公開する事に決めました。
あと、自分が完璧と思っていたレシピにしっかり穴もありまだまだ未完成である事を痛感いたしました。
また、満足いくテーマがあればnoteを書きたいと思います。
それでは、またのご愛読をよろしくお願いします。
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