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■71アニメ「異世界食堂」交錯する軌跡
「交錯する軌跡」双文社出版の書籍から借りたタイトルです。昭和期の短編小説の注釈書で、優れた書籍であります。
さて、「異世界食堂」も様々な種族、身分、性別、年齢の者が次々に訪れるいわばアンソロジーでした。すばらしく美しい物語と作画で、とてもおもしろく観ました。夏目漱石「彼岸過迄」は短編をいくつか並べてひとつの長編とする構想でしたが、ちょうど似た構成を持ちます。すなわち軌跡が洋食のねこやで交錯しているかたちです。
迫害された者、孤独な者、傷付いた者、名のある者、お小遣いを貯めてくる子供。それらが同じ部屋で様々な食事を摂る風景はまるで御伽話でした。
私自身食事は栄養摂取くらいに考えて長いのですが、なんだかすこし食事を見直したく感じました。そしてなによりアレッタがかわいいすぎますw