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競馬親父のララバイ

桜花賞

競馬を本気で予想はじめたのが
ベガの勝った桜花賞からだった

競馬新聞も初めて買って
自分なりに赤ペンでチェックをつけて
汚れていく競馬新聞をみて
やっと競馬予想を語る事が出来ると思った

だから、
今でも桜花賞を迎えるとワクワクがとまらない
一番好きなレースなんだよな

また、
あの頃の気持ちを思い出して
予想しようかな…

すると、
データ派の嫁が
「ちょっと、何ニヤついてんの
 私をみて新婚の頃でも思い出してんの」

確かにあの頃は…

「桜花賞はね、前走1600経験がいいし、
 勝つ馬は馬体重が460以上だって
 だから、私がでたら勝つわね(笑)」

笑えねぇよ

それを聞いていた
血統派の息子が
「おふくろの笑い声聞くと安心するんだよな…
 母親は偉大だよ、感謝だね
 競馬も母親の血統で変わってくるからな」

そうだな…

「桜花賞で穴を出すのは、
 母親がに短距離で活躍した馬らしいよ
 だから、おふくろには優しくしないとね」

なんだ、その理由は

庭の松をみながら
一杯やっていた親父が
「何わけわかんねぇ事を言ってんだ
 それよりよ、これが桜なら良かったのに…
 何で松なんだろうな…
 春最初のG1も桜花賞じゃねえとダメだな
 フェブラリーじゃねぇよな…」

だよな

「この悔しさは当てて晴らすのみだな
 桜花賞は阪神JFとチューリップ賞と
 同じコースだから、このレース結果が
 ヒントになるんだよな」

そうだけど

「今年は阪神JFの上位2頭は強かった
 チューリップ賞は…ちょっとな
 でも、川田の馬はオークス狙いのはずがよ
 出走とは何か臭うんだよな…
 ただ単に、中内田と川田が欲張りなのか…」

確かに…

「荒れそうなニオイがプンプンなのよ
 だけど、このコースは底力がないと勝てねぇ
 それを見極めるのが楽しいしむずいのよ
 でも、見つけたよ可能性のある馬を
 まだ、阪神JF組と走ってない
 プロレスで言うまだ見ぬ強豪に期待だよ」

久しぶりに聞いたは

「まだ、ローカルチャンピオンで
 前走は重賞勝ちゴール前でもうひと伸び
 タイムは遅いけど、気にする事はない 
 未勝利をいいタイムで楽勝だし
 時計勝負にも不安がない
 "イフェイオン"から勝負だな」

来た!

 「この馬は斬れると言うよりも
 いい脚を長く使えるから、先行して
 押し切れると見たんだよ
 ここでメジャータイトルとって
 人馬共に1流の仲間入りよ!」

そう言うと親父は
桜を観に公園へ行った

桜花賞
◎イフェイオン
◯ステレンボッシュ
▲アスコリピチェーノ
△クイーンズウォーク
△ライトバック

これで勝負だな!

ちなみにベガが勝った桜花賞の本命は
"ユキノビジン"でした。
安田富男騎手、大好きだったな…


 
 
 



 
 


 







 

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