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手作り石けんだけど、泡立ちを良くしています!

 手作り石けんの定番、マルセイユ石けん。もともと興味のあった方は、自分で作ったり、手作り石けん教室で作り方を教えてもらったり、あるいは販売されているのものを購入して使ってみたりしたことがあるのではないでしょうか。でも、思ったより良くなかった、という人も、結構多いと思います。泡立ちがよくない、ということがあるからです。

 マルセイユ石けんをはじめとする、コールドプロセス製法の石けんは、オリーブオイルを主成分として作られていますが、オリーブオイルが含有する脂肪酸、オレイン酸は鹸化(苛性ソーダと反応して石けんになること)したとき、泡が細かな石けんになる、という特徴があります。

 手作り石けんの「泡立ちが悪い」のは、泡が立たないのではなく、泡がとても細かいからなんです。これを改善するため、泡立ちがよくなるラウリン酸を多く含むココナッツ油が加えられているのです。ただ、ラウリン酸はオリーブオイルのオレイン酸と比べて肌への刺激が強いため、あまり多く加えると、手作り石けんの良さが失われてしまいます。

 泡が細かいことには、もう一つ意味があります。泡が細かいと、泡の数が多く肌に触れる泡の表面積は大きくなるため、洗浄力がアップします。泡立つ石けんの方が汚れがよく落ちる、という印象がありますが、実際はその逆で、泡立ちのよくない石けんの方が、汚れがよく落ちるのです。

 そんなこともあり、どうしても手作り石けんは「泡立ちがよくない」という印象を持たれがちなのですが、もくせい舎では、石けん制作の過程で一工夫することで、肌に刺激の強い成分を加えなくても泡立ちをよくするようにしています。

 もう一つ、泡立ちをよくするためには、市販の「洗顔用泡立てネット」を使うのもポイントです。もくせい舎では、初めてご購入いただいた方には、泡立てネットを特典としておつけしていますので、ぜひ、細かいけどよく泡立つ石けんの使い心地のよさと優しさを、実感してみてください!


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