平野紫耀に出会ってからの10年の記憶⑨

実は今の私は、

「King & Prince」

で頭がいっぱいである。


私の中の「なにきん亡霊」は、
この事件を機に浄化したし、

気づいたら「キンプリ亡霊」になってしまった。


昔はベタベタだったしょうれんが、
あと少しで離れてしまう。
「しょお！しょお！」ってキラキラした目で話しかけていた海人の隣から、紫耀くんがいなくなってしまう。

サマステで「イツメン」と踊ってふざけていた彼らが、離れ離れになってしまう。

声が出ないいわちの代わりに後ろで歌詞カードを読みながらCANDYを歌っていたおもしろ岸くんが、ジャニーズから離れてしまう。

感情的になったメンバーを優しく止める、受け止めてくれる神宮寺が、ジャニーズから離れてしまう。

大好きな紫耀くんが、ジャニーズじゃなくなってしまう。

どんなに他のグループが集まっても
ぎゅっっっと小さく固まるキンプリが、

集まればずっとふざけて、ずっとゲラゲラ笑って、
ずっとわちゃわちゃしているキンプリが、

バラバラになってしまう。


私はキンプリが大好きだったんだと、
この件を経て知ったよ。
なんでもっと早く気づけなかったんだろう。

「紫耀くんがいる場所ならどこでもいい」って思っていたけど、今は違う。

キンプリにいる紫耀くんが好き。

King & Princeとしてデビューしてからはもう5年も経ってしまったし、
なんならMr. King vs Mr.Princeが結成された2015年からは、8年経ってしまった。

この8年で
やっっっっっと気づいたんだよ。


私はキンプリが大好きだ。