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うどん

香川県にある協力会社の社長との会議に出席した。うどんの話になって盛り上がった。香川県といえばうどん県である。朝、昼、晩、おやつ、夜食、酔い覚ましがうどんで過ごせるという、食に関して興味の湧く県である。「そんなに、うどんだけで過ごせるのですか?」と質問したところ「全て違うものが提供されている」そうだ。朝は朝食用、昼、晩、おやつ、夜食、酔い覚まし等それぞれに全く違う作り方をしたものを提供しているそうである。

近年私住居周辺で『四国のうどん』という触れ込みで色々うどん屋さんが出店されているが、讃岐うどんとは違うそうだ。社長曰く「あれは塩でコシを出している。本当の四国のうどんは技術でコシを出している」とのことだ。

そういえば数年前四国高松で総会を開催した時、皆んなで酔い覚ましのうどんを食べに行った。お腹がいっぱいだった私はこれ以上食べきれないと思い、具のない釜揚げうどんを注文した。さすがに本場のうどんは美味しくて、お腹がいっぱいなのだが、つい食べてしまった。また気が利いていて、熱々の釜揚げうどんに冷たい麺つゆをつけてくれた。「やはり本場物は違う、熱い釜揚げは食べやすいように冷たい麺つゆで食べるんだ」と一人感心していた。

食べ終わって、「もう何もいらない満足だ」と休んでいるところへ、中居さんがトントンと階段を駆け上がってきて「申し訳ありません、先ほど釜揚げを注文されたお客様に冷たい麺つゆをつけてしまいました。大変失礼しました。温かいものをお持ちしました


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