見出し画像

日本人の美しさ

すごい本を手にすることができました。
生きていて良かったと心から思っています。

現代のわれわれはあまりにも人間の知識というものを重視し発達させたために、何でもかんでも自分の知識で物事を判断することが正しいと信じています。良いとか悪いとか、得するとか損するとか、人間中心で、そのような人間の知識を盲信し生活を続けた結果、現在のような乱れた世の中になってしまったのではないかと思うのです。

神道のこころ 葉室頼昭

現在の我々が受けている教育がそのまま、表現されている。
小、中、高、大、大学院に通い、古い知識を詰め込まれ、限られた知識の中で型枠にはめられた生活を余儀なくされている。

この本は人生の本質をあっさりと冒頭から開示している。

私たちにとって、今一番大切なことは、人間としてこの世に生まれてきた原点に戻り、人間が今までに行い、積み上げてきた知識を一度すべて取り払い、あらためて「自然」という立場から物事を見、学ぶことではないでしょうか。

神道のこころ 葉室頼昭

これ以上無い見事な意見だ。
医者を40年経験し、突然神道を志し春日大社の宮司として生涯を終わられた葉室頼昭宮司の言葉だ。

この世の中は見えないものが真実、実在なんですよ。宇宙は見えないんです。見えるものはほんのわずかしかない。

神道のこころ 葉室頼昭


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?