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自分で考える
自分で考えることの大切さを感じている。
学校で習う知識は自分で考え出したことではない。
先人が考え出して、皆が納得している情報だが、知らなかったことばかりだ。
この世に生を受けて、生きていくためには、絶対必要な言葉と社会常識を自然に身につけた。
気がついたら幼稚園、学校など他人の知識を学ぶための機関に通っていた。
立ち止まって自分を見ると、全て他人の意見や意思で動いている。
お金に関してももそうだ。自分が作り出したものではない。
言うまでもないが、TV や新聞で述べられていることは自分の意見ではない。
つまり、今生きている自分は全て他人の情報や意見で動かされているのだが、自分の意思で動いているように錯覚している。
民主主義と言われている現状は、多数決という決定システムが採用されていて、さらに物事を考えない状況になってきた。
50.1% の同意を得れば 49.9%の意見は無視しても良いという考え方なので、現在のアメリカを見ていると恐ろしくなってくる。
大統領が変わると、閣僚以下ホワイトハウスのスタッフも全員交代するというシステムなので、昔の中国の王朝交代を見ているようだ。
自分の考えで無く、他人の考えに基づいて行動しているということはひょっとして自分は『奴隷』なのか?
どれい【奴隷】
①人間としての権利・自由を認められず、他人の所有物として取り扱われる人。所有者の全的支配に服し、労働を強制され、譲渡・売買の対象とされた。古代ギリシャ・ローマのもの、近代の北アメリカの黒人奴隷など。中国や日本古代の奴婢もその一種とされる。
②下僕。しもべ。
③あるものに心を奪われて自主性を失い、行動を束縛されている人。「金銭の━となる」
奴隷状態から脱出するために、無理やり何か自分なりに考えることにする。
今日は『拉致被害者』という言葉が気にかかって仕方がない。
らち【拉致】(名)スル
無理やりに連れて行くこと。らっち。「見知らぬ男に━される」
ここで言われている被害者とは拉致された当人だけだろうか?
ひがいしゃ【被害者】
①被害を受けた人。
②他人の不法行為や犯罪によって権利の侵害や損害を受けた者。民事上は損害賠償の請求、刑事訴訟法上は告訴ができる。⇔加害者。
辞書ではこう解釈されているが、言葉に惑わされているのではないだろうか?
主権国家に無断で侵入して、沢山の日本国民を拉致したわけだからこれは明らかな『戦闘行為』なのだ。この場合の被害者は日本国であり、日本国民であると思われる。
『拉致被害者』という言葉を乱用して、連れ去られた当事者だけを被害者の如くアピールするのはなんらかの意図があると考えられる。
ネットの状況を調べてみると、世界では、アメリカの新聞記者が現地で捕虜になったりした件と同程度にしか受け止められていないことがわかる。
『日本に侵略して強制的に連れ去った』という事実がわかれば『なぜ日本政府は自国民を助けないんだ』という意見が出てくる。
拉致被害者を救出できないのは、日本に軍隊がないからなのだが、世界は自国民を救出するための軍隊を保有することは当然の権利として認めるし、やらないのは日本が主権国家であることを放棄しているとみなすだろう。
自分で考えるとこうなった。
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