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青海波

畏れ多いことだが、先生にお越しいただいて龍笛の稽古をつけていただいた。2日に分けて10時間ほどだ。

体力的に相当キツイ

盤渉調の『青海波』をご指導いただいたが、とてつもなく難しい。源氏物語に出てくる有名な曲だ。3年ほど前のお稽古の時この『青海波』について質問したら、即答で「これはやめましょう」とのご返事だった。

練習して見てわかった。あの時点での技量ではとても手出しができなかったと思う。先生にお聞きすると、「素人がいきなりショパンのエチュードを弾くようなものだ」との説明があった。

青海波(せいがいは)柄の由来
青海波は『せいがいは』と読み、この柄の発祥は古代ペルシャとされています。
シルクロードを経て日本に伝わったのは飛鳥時代、平安時代に書かれた源氏物語の中に『青海波』という雅楽を舞う若き光源氏の姿が描かれています。
この神楽【ママ】を舞う舞人の衣装の柄が青海波で、青海波の名はこの神楽に由来すると言われています。(株式会社京屋染物店)

参考文中この曲を神楽【ママ】と書かれているが神楽ではなく雅楽なのだ。この曲は龍笛で演奏する。神楽には神楽笛を使用する。

雅楽の歴史を調べると面白い。

この曲もペルシアからの伝来の様子だ。

雅楽には六つの調子がある。その中に太食調(たいしきちょう)という調子がある。洋楽の E メジャーに近い。

太食は昔読んだ中国の古典で(タジク)と読んだことを思い出した。いまのタジキスタンのことか。

アッシリアから伝わった曲もあるかのように聞いている。

世界で一番古いオーケストラが1300年も日本で続けて演奏されていることが奇跡に近い。

稽古が終わって食べたうな丼はとても美味しく、先生にも喜んでいただいた。ここのウナギは蒸さないのでカリッとした舌触りがお気に召されたようだ。



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