熟柿
いよいよ冬至、外は寒い。
犬の散歩も犬は喜んでいるが私には少し辛い。
道中見かける柿の実も、多分渋柿だったのだろう誰も見向きもしていなかった。
今日の散歩の途中、その柿の実も熟して来て、色も黒ずんできている。見た目もあまりよくない感じだったが、一個に変化が見えた。
小鳥が啄んだ跡があるのだ。
ヒヨドリの鳴き声が聞こえたので、それに違いない。ようやくこの柿も誰かの役に立っているのだ。
改めて世の中に無駄なものなど一つもないことに気付かせてもらった。
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