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グリーンカルダモン、メース

最近、外食でカレーを食べる機会が少なくなってきた。
インド人、ネパール人の作るカレーは刺激的だが美味しかったのに、なんだか変な後味がすることに気がついた。

インドに滞在したときの食事は朝昼晩カレーだった。これが365日続くわけだが、水質が悪いので消毒を兼ね、また高温のために食品の腐敗が早いので悪臭を消すために各種のスパイスが利用されている。非常に理に適った食品なのだ。

インド人達は胃袋を満たしながら、健康管理をしているのだ。

現地の日本領事館の職員に聞いた話だと、日本人は半年ぐらいで肝臓など内臓を壊すそうだ。
理由を聞くと、カレー食が半年くらい続くと、カレー以外のものが食べたくなり、日本食を探すのだが、現地で調達するのは困難だそうだ。

街の中で適当な食材を見つけ、日本料理風に調理したり、お手軽に日本からインスタントラーメンを持ち込み、そればかり食べて内臓に故障を起こすらしい。
インスタント食品には食品添加物が含まれていることが多いことが原因ではないかと考えているらしい。
日本人の領事館職員のほとんどの人が赴任後六ヶ月たった頃に同じ症状を起こすらしい。

現地のカレーは化学調味料や、保存料はあまり使ってないので食べると、体調が良くなる。

日本に帰ってからは、インド人、ネパール人のカレー屋に行くようになった。
いつも美味しい料理を出してくれる。また人懐っこい性格なので、顔を覚えてくれていて、色々話しかけて来たり、楽しい雰囲気を作ってくれる。

ところが、ある時から、劇的に味が変化した。
この流行病のおかげで、食品やスパイス等が値上がりした頃からだと思う。
いつもはスッキリした後味で、気分が良かったのだけど、ある日食べたことを後悔するほどのエグ味を一晩中口の中で感じた。夜中に何度も起きてウガイをするけれどスッキリしない。

こうなると、自分で作るしかないのでスパイスには気をつけている。
今度は、グリーンカルダモンホールとメースを入手した。どうやらインドからの直送のようだ。
近いうちに、またカレーを作りたいと思っているが、新しい味に挑戦したい。

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