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道の駅ピアチェーレ

先月だったか、ドライブに出かけた時に、道の駅ピアチェーレに立ち寄った。ここには、朴葉寿司やいろいろな漬物、手作り料理を販売している「てまひまの店」や麺類の美味しい「つる兵衞」がある。

妻は隣接している産直市で買い物をして、買ったばかりの卵を精算カウンターにおいてきてしまったらしい。いつものマイペースで、面白い。
電話連絡をしたら「回収してある」とのことで今日出かけることにした。

道中はいつも車のオーディオを聞くのが習慣になっている。
オートプレイにしてあるので何が出てくるかわからない。ロン・カーターのコンボが出てくると思えば、福田こうへいの演歌がかかる。オーレルニコレのフルートの次には小唄の「梅の実」などを唸りだす。英語のドラマを演じ出すこともある。
この選曲のデタラメさは群を抜いていて楽しい。

たまたま流れた曲が「シェーラザード」指揮はチェルビダッケ、演奏はミュンヘン交響楽団、最高の構成だ。作曲者は?
思い出せない。妻のボケを笑っている場合ではない。
確か、名前の後ろにスキーがついていたと記憶しているのでロシアの作曲家を色々思い出そうとするが出てこない。

ムソルグスキー?チャイコフスキー?アレンスキー?カバレフスキー?ストラビンスキー?どれも違う。スッキリしない。

スッキリしないまま、道の駅に到着したので「つる兵衞」に立ち寄り味噌煮込みうどんを注文した。妻は鍋焼きうどんが良いそうだ。

店の裏側のテラス

注文がととのうまで、店の裏のテラスに出てみることにした。穏やかな飛騨川を眺めることができる。たくさん桜が植えられている。

この桜が咲いたら綺麗だろうなと考えていたら、突然作曲者の名前を思い出した。リムスキー・コルサコフ、やはりロシアの作曲家だった。なんで彼だけが姓名で呼ばれるのか不思議だが胸のつかえが取れた。

卵の問題も解決してスッキリした1日が過ごせた。





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