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置き去り

時々、道端や駐車場で見かける、落ちている履物。
今回は、高速道路のサービスエリアで、発見した。
何が起こっているのか、小説的なイメージが湧いてくる。

まず気になるのが意識してか、無意識か。
意識して置いていくと言うのはあまり理解できないが、強いて言うなら、後続の人に合図をするため。(小説の読み過ぎ)

ほとんど、落ちている履物は、無意識だと思うが、車を運転する人の中に、車内履きと外で履く履き物を分けている人がいる。

車内履きに履き替えて、そのまま外履きの履き物を取り込み忘れて出発した人の物は見たことがある。
この場合は取り込みやすいように綺麗に揃えてあった。

橋の側で、揃えてあったら少し緊張するけど、これは片足だけが乱暴に放り出されている。どういうことなのだろう。

今回のものは、片足だけ、それも左足のようだ。
車内で片足だけの履物と言うのも想像しにくい。

うっかり忘れたものでも、高速道路では逆走できないので撮りに戻ることはできない。

食事をして車のところに帰ってきたら、この履物の位置がずいぶん遠くに動いていた。

高速道路は単調な走りになりがちなので、色々なものに興味が湧く。

この履き物を移動させた人も、私のように、暇で仕方がなかったのだと思う。

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