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「オ・モ・テ・ナ・シ」という流行語があった。
反射的に『裏ばかり』という言葉が浮かんできたが、オリンピック関連でたくさんの逮捕者が出てきて、驚いていると同時に「ヤッパリ」という気分になっている。

前回の記事で食品添加物のことが気になって、書きかけていたことがあったので『食品の裏側 阿部司』を買って確認してみた。

阿部司氏は食品添加物の営業をしていて、沢山の食品会社に食品添加物を売り上げ、トップ営業マンとして業界に君臨していた人だ。

彼が、自分がこしらえた加工食品を、奥さんがスーパーで購入してきて、それを自分の娘が食べようとしたときに、思わず娘が食べないように食器を手で塞いだそうだ。

自分がやってきたことのことの重大さに気づき、会社を辞め、各地で講演会を開き「食品を買うときは、裏をよく見て添加物の入ってないものを買うようにしましょう。」との運動を始めたそうだ。

カップヌードルの蓋

この本も60万冊売れているようだが、食品添加物を気にしている人が沢山いる様子がわかる。

読んでいると、思わず放り出したくなるほどの不気味な内容が描かれている。

食品添加物は有害なものばかりではなく、役に立っているものもあるが、それは単品仕様の場合であって、複合的に使用された場合の実態が我々には知らされていない。

自分の命は自分で守らなければいけないという、裏ばかりの話だ。

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