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映画鑑賞 8/25分 「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」

本日の作品は「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」。

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この話は、

1951年、数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)の家が空き巣に入られ[注 1][4]、ノック刑事ら2人の警官が捜査に当たる。取り調べを受けたチューリングは、ブレッチリー・パークで働いていた頃を回顧する。

イギリスがドイツに宣戦布告した1939年、チューリングはブレッチリー・パークを訪れ、海軍中佐アラステア・デニストン(英語版)(チャールズ・ダンス)の指揮の下、ヒュー・アレグザンダー(マシュー・グッド)、ジョン・ケアンクロス(英語版)(アレン・リーチ)、ピーター・ヒルトン(マシュー・ビアード(英語版))、キース・ファーマン、チャールズ・リチャーズとともに、ナチスの暗号機エニグマの解読に挑むチームを結成する。

同僚を見下すチューリングは協調性を欠き、ひとり暗号解読装置の設計に没頭する。デニストンが装置の組立資金拠出を拒否すると、チューリングはウィンストン・チャーチル首相に直訴の手紙を送る。チャーチルは拠出を許可し、チューリングをチームの責任者に任命する。

Wikipedia-イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密


という作品。



アラン・チューリングっていう数学者が居た。


その人が考えた機械が・・・

何千万人もの命を守った。


という流れになったんだけど、

話は「やったー」で終わってくれなかった。


それはなぜか。

それを深堀することにしましょう。


ということで早速、鑑賞してこよう。


鑑賞してきた。


大体の方はアラン・チューリングが、

どんな人物か知らないと思う。


高校の教科書でも、

表紙めくったところにおまけとして

「何をした人物」的なノリで書かれていたもんだから。


それでも映画の題材になるくらいだから、

きっとすごいことやった人物なんだろう。



きっと、じゃない。


凄いことした人、なの。


この人の異名は、

「コンピューター科学の父」

とも言われている。


AIのテストで「チューリングテスト」

というものがあるらしいんだけど、

そのチューリングこそがアラン・チューリングなのね。


では具体的に何をしたのか。

コンピューター開発の原理を明らかにした、ということ。



今作の最初の部分で、

「23の論文が意味わからない」

と面接官に言われたチューリング。


このちょっとだけ触れられた部分が、

有名な「チューリングマシン」というもの。



マシンって名前があるけど、

今回のように大規模なものを作ったのかというと

ちょっと違ってくる。



というのも、

実際のハードがあったわけじゃなくて

彼自身が思い描いていた仮想機械が

「チューリングマシン」ってわけです。



構成物は本体、紙テープ、ヘッドのみ。


紙テープの情報をヘッドで読み取ったり新たに書き込んだり。

ここに命令を与えて動作させたら、

無限に計算できるじゃないか?


というのがこの理論の考え。



現代でいうと、

「アルゴリズム」と「プログラム」の概念を

まとめあげた論理。


って思ってもらえれば概ね。



現在のコンピューターは「ノイマン型」なんだけど、

話がそれたから本編に戻ろう。



そういうチューリング、

なんと人とのコミュニケーションが壊滅的。


「横暴だ!」と周りの沢山の人物が怒る始末。



見てて確かに横暴な面もあると思った。

でもその前に取り合わな過ぎんか?


って書いてて思ったけど、

「『実績のない人のいう事聞け』って言われて

素直に『ハイ!』ってなるか?」

と言われれば、「ま、確かにな・・・」

ともなる。


しかし、ある時に流れが変わる。

それはジョーンとの出会い。


チャーチルの考えでリーダーとなったチューリング。

二人をクビにし、新たなメンバーを2人迎え入れる。


そのうちの一人がジョーン。

女性です。


彼女の一言、

「いくらあなたが天才でも、エニグマは上を行っている。

マシンを作るには仲間の力が必要になってくる。」

から彼が変化し、

彼の周りも変化した。


このままの傍若無人さだったらマシン停止、

即クビ、マシンフルボッコで誰も助けてくれず。

だったけど、

周りが庇ってくれた。


持つべきものは友だね。

合ってるか分からんけど。


そして、エニグマを見事解読。

手掛かりになったのはたった3単語だった。


でちゃんちゃん♪


で終わらなかったの。



数年後、

警察に連行される。


何をしたか、

同性と関係を持ったため。


このころの世界は今よりだいぶ厳しかったらしいね。

だって去勢か2年牢獄よ?


おいおい警察さんよ・・・

こちとら世界救ったヒーローですぜ?


ってのは言えなかった。


そのことは国の機密だったから。


誰も知ることなく数十年、

チューリングらの功績は本当に

墓場まで持ってかれていった。


なんとまぁ・・・


言葉に詰まるけど、

それでも凄い人物なんだと

この作品を通して改めて思った。


結論、

「何が正しいのかは多寡にかかわらない。

しかし、誰も予想しなかった人物が誰も想像しなかった偉業を成し遂げる事だってある。

それが今になっただけ。」


以上「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」の感想でした。


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ここまで読んでくれたあなたに幸せが訪れますように。

それでは、お気をつけて。


画像・pixabay
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