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ソロキャンプの始まりの終わり

2時間ほど車を走らせ

家の最寄りの病院へ。

とにかく親指の心臓バクバク激しい。

事前に救急隊から連絡がいってるのでスムーズに診察まで。

先生「わぁ、痛そうだね。痛い?」
私「いや、痛いですよ。聞くまでもない。」
先生「まぁいいや、取り敢えず消毒するねー」

まぁいい?聞いてきておいて?

とか思ってたら
何故かいきなり鉗子を裂け目に突っ込む。

それと同時に遠のく意識。

どうにか堪えてると後ろから
看護師「先生!大変!この子首の後ろまで真っ白になってる!!」

どういう状況だそれ
とか思ってると
先生「あぁ、君、男なのに血とか駄目なの?」

え?なんの話?
血がだめとかじゃなくて単純に痛いんだが?

私「いや…ゼーハー…痛いんです…グフゥ」

みたいな喋り方をしていた。

先生「あ、麻酔してないじゃん。」

いやいやいやいや
いやいやいやいや。

おかしくない!?

忘れてたんだとしても医師として如何なものか!?

とか半ギレになりながら意識が飛びかけてた。

取り敢えず麻酔しても効かず、ほぼ通常の痛みを感じながら縫合をし、帰宅。

まずは妻に土下座。

時間は夜21時。
そこからキャンプ場まで行き
撤収を手伝って頂きたいと懇願。

とんでもない罵詈雑言を浴びせながらも承諾して頂く。
優しみ。

その時はガイアばりにエンドルフィンを分泌させていたので全く痛みもなく。

運転し23時頃キャンプ場に到着。
受付から15分岩場をあるき、妻を誘導し罵詈雑言を浴びる。しかし静かな声で。

片手で出来ることをしながら真夏の23時にほぼ撤収を妻に行ってもらう。

余談であるが、その当時妻はスポーツ好きだがキャンプ等の面倒な事は大嫌いであった。

撤収自体は1時間ほどで終了出来、0時過ぎぐらいに帰路に。

取り敢えず罵詈雑言を浴びる。

平謝りと心からの感謝の意を示し寝る。

寝れない。ここに来て指の激痛。
またもや心臓が親指に移動。

もう嫌だ。

翌日。
日勤業務の為出勤。
移乗介助が出来ないため、排泄介助の準備をし、先にパントリーを片付けていると
情緒不安定な同僚がツカツカ。

彼「ねぇ?俺ら排泄介助してるよね?なにしてんの?なんでパントリー片付けてんの?おかしくね?その指は排泄介助も出来ないの?」
とまくし立ててきたので

私「いや、できますよ?準備をし終わってこれから入ろうとしてたけど、排泄介助にあなた含めて2名入ってるしパントリー何も片付けて無いから2分も掛からないし先にやろうかなと。」
とまくし立てると

彼「は?なんだよそれ!男としておかしいだろ!舐めんなよ!」

え?可笑しい。
もう散々だった。

その1ヶ月後ぐらいにはまたキャンプいってるんですけどね。

と、
「初めてのキャンプをソロキャンプで行い左手第一指の腹をなくしかけたんだがなにか?」

でした。

まとめて言えることは、

「百聞は一見に如かず」

でした。
痛い思いをし、2年たった今でも後遺症と言うか肉球が残っており、一定以上強く負荷をかけることは二度と出来ないけど

学んだことは多いし、学ぼうとした事がでかいよね。

今でも刃物は好きだし、
大なり小なり合わせて10本以上はあるけど
実際に使うのは2,3本当にだけ。

用途毎に変えてるだけで、サバイバルナイフなんてもってのほかです。キャンプにはキャンプに適したナイフがあるからね。

唐突におわるよ。

次回からは仕事の話