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【週間レビューNo.309】最近大企業のMBO、非公開化が多いワケ

【週間レビューNo.309】

今週の週間レビューです。昨日遅くアウトソーシングのMBOがリリースされましたが、最近大型上場企業のMBOや非公開化が増加している背景には、以下の要素が考えられるわけですが、何と言っても一番大きいのは外部環境の変化に対する打ち手が、もう小手先ではうまく行かず、事業の入替え(ポートフォリオ変革)を行わなければならず、そのためには一旦は屈まなければ(リストラ)をするにあたり、時間的金銭的コストがかかるということの判断を優先したということだと思っています。

総論としては個人的には企業もヒトも「新陳代謝」は必要だと思いますし、各論では、「生き残るためには出来ることは全部やる」ということなんだと思います。

それでは来週もよろしくお願い申し上げます。

経営環境の変化への対応
コロナ禍の影響や市場縮小など、経営環境が厳しさを増しています。非公開化により、経営陣は短期的な業績や株主の思惑に左右されることなく、長期的・持続的な事業変革を進めることが可能になります。

上場維持コストの削減
場会社は、有価証券報告書や決算短信、適時開示など、一定の事務負担が存在します。これらのコスト負担を軽減するために、非公開化が選択されることがあります。

意思決定の迅速化
上場会社は多数の株主が存在し、一定の法定待機期間があり、意思決定に時間を要します。変化の激しい現代においてスピーディな意思決定を実現すべく、非公開化が選択されることがあります。

敵対的買収への防衛策
上場会社の株式は市場で売買されているため、誰でも取得することができます。このため、会社や経営陣にとって望ましくない買い手が、市場で株式を買い集め、敵対的買収を仕掛けてくるリスクがあります。このようなリスクを排除すべく、非公開化することが考えられます。

【サロンonly】
12/4 シナジーによる企業価値向上
12/4 シナジー効果の数値化(ロードマップ)
12/5 モニタリング指標(KPI)の設定
12/5 モニタリングプロセスの設計・導入


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