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国立の黄色い鳥器店で

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いま世の中は未曾有のウィルスと闘っていて明日がどうなるかも分からなくて自分にできることをそれぞれが頑張ってて。友達と「ぼくたちのコロナ戦争」とかいってLINEで気持ちをはき出しながらなんとか前向きになろうとしてたりする。

私は働いてる商業施設が土日臨時休業。普段からわりとひきこもり体質なので家にずっといること自体は苦ではないのだけど、いざ外出自粛となるとテレビやネットからの自分ではどうしようもないレベルの情報が目や耳に入ってきてしんどくなるしどうしたっていつもより閉塞感がある。せめて気持ちは元気でいるために自宅を普段より念入りに掃除をしたり、部屋を整えたり、携帯ゲームしたり、刺繍のアクセサリーなんかを作っていたりするので作業を進めたり、料理をしたり。動いているとやっぱり気持ちってまぎれる。そして私のずぼらさゆえに年末に今の家に引っ越してきてからパソコンを起動していなかったのでやっとネットにつないだりして。noteの更新をしてないのは自分のことだから知っていたけど改めてこうしてパソコンに向かって文章を打っていると携帯からだと長文は打ちにくくて更新が滞るんだなと気付く(といういいわけ)。でもどこかにはき出せるって精神衛生上いいんだな、きっと。

というわけで前置きが長ーくなったけど、下書きに入っていて更新できていなかったにこにこした日のことを書き進める。

国立にふらりと出かけた1年前くらいのある日。
14時くらいに遅めの到着になってしまってランチしようとしていたお店のチャレンジが叶わず、そんな人をいつでも受け入れてくれるインドカレー屋さんに入り大好物のバターチキンカレーを美味しくいただき。そのあとあてもなくいろいろなお店に立ち寄ったりして歩いて歩いて、その日最後に立ち寄ったのが国立駅まであと少し、水色な外付けの階段をのぼった2階にある「黄色い鳥器店」。

お店に入ると素朴でかわいい器やカトラリーが心地よく見やすい感じに置かれていて。かわいいものは見ているだけでやっぱりうきうきしてしまうな。棚にあるものをいろいろ見て回っていたら、なにやら気になるお皿が。

お店の方が「そのお皿を作ったのはちえちひろさんといって」と紹介してくださる。姉妹でやきものやイラスト作品を作っていらっしゃるそう。絵本も紹介していただいて、読んでみたら絵のゆるさとかわいさと親しみやすさ、本当にツボでひとめぼれ。

「ポンチ」はいろいろな果物が集まっていってフルーツポンチになる話なのだけど果物がポンチする(動詞)のがとても楽しそうで見ているだけでテンションが上がっちゃう。迷わず購入を決める。もうすでにちえちひろさんの虜。佐賀のギャラリーを営むPERHAPSさんが発行しているアートブック「NOT PERHAPS」でちえちひろさんを特集している号も紹介していただく。とても丁寧で愛のある一冊になっていて、こちらも購入することに。お店の方が個展を開催した時の大きめなDM?もいただいてほくほくした気持ちで帰路につく。またお店の包み紙が素敵で。開けるときも嬉しかったので包み紙はブックカバーで再利用してる。

結局この時は器店におじゃましたのに器は買わず本を2冊買って帰る日だったなと面白い気持ちになったけれど、ちえちひろさんに出あえてとてもいい日だったし、いいお店に出あえたのでかわいい器を買いにまた行こう。

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