ジャージがめちゃくちゃ好きだった話
とってもくだらない話をしようと思う。
僕は小学生の時、めちゃくちゃにジャージが好きだった。
誰がなんと言おうととんでもなくかっこいいと思っていた。
当時僕は、今で言う「セットアップ」の形で上下に統一感があって、スポーティーな「スーツ」だと思っていた。
小学生のころはサッカーをやる少年がPUMAやAdidasのようなブランド物を身につけていて、やはりかっこよかった。スポーツのできる少年はモテていた。ブランドに憧れたり欲しいという欲求はこの頃に身に付いたんだろうと思っている。
僕は小学校にも上下ジャージのセットアップで行っていた。もちろんそれ以外の服装の時もあるが、僕にとってジャージは「一張羅」だった。
ある時、同級生の女の子に、「恥ずかしくないの?」と言われた。
僕は驚きと悲しさと、「恥ずかしくないのか」と指摘されたことに恥ずかしくなってしまった。
そこからジャージは「ダサい」んだと思った。
それがどうだろう、ここ最近僕はよくジャージを着る。街中でもジャージを着ている若者をよく見る。どうだ、ジャージのブームが来ているではないか。ジョガーパンツなどとおしゃれな言い方をしても、それはジャージだ。
今頃あの子も僕に「ダサい」と言っておきながら、ジャージを着ているのかと思うとブチギレそうだ。
ジャージはダサくない。機能的で、シルエットが美しい。
僕にとってジャージは「スーツ」だ。
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