270 勝手に電力2.0(kW時代の小売戦略)
ども。エネルギー妄想ジンです!
実は電力ビジネス分析の最初の概論
https://note.mu/j20364/n/n1871a6192b6f
として
小売戦略
https://note.mu/j20364/n/nd617740d1082
送配電戦略
https://note.mu/j20364/n/nc2f441c5324e
発電戦略
https://note.mu/j20364/n/nb4b4c45e8cbf
という3つの立ち位置で記事を書きました。
ただこのときは
kWh時代
を意識して書いているので、今回は
kW時代に少しアレンジしてみたいと思ってます。
今回は
小売戦略
つまり、小売電気事業者の立ち位置でどんな環境変化があるかですね。
これは小売のコスト構造を考えるのが分かりやすいかと。
①発電コスト
②託送コスト
③管理コスト
でしょうか。
実は一番インパクトが大きいそうなのが
②託送コスト
です。
実は、託送コストって
固定費8割、変動費2割
なのに、料金設定は
基本料3割、従量料金7割
の回収モデルだったんです。
https://note.mu/j20364/n/nb4b4c45e8cbf
これを出来るだけ原価構造に戻していこうというものですね。
では実際に東京電力の高圧の小売料金を見ると
http://www.tepco.co.jp/ep/corporate/plan_h/plan06.html
ですね。託送料は、
http://www.tepco.co.jp/ep/corporate/plan_h/plan06.html
基本料545円ですね。3割から8割になると、2.7倍なので、
1.7倍分の926円増
になりますね。コスト分だけミニマムアップさせても
1716円+926円=2642円(1.5倍)
という感じになりますね。
②の託送コストの影響で1.5倍に、、
実はこのあと
容量拠出金の転嫁
発電側課金(託送料)の転嫁
がkWに課金されてくるのでこれは次回以降で書きたいと思います。
電力関連を中心にほぼ毎日気づきを書いてます!少しでもお時間があれば立ち寄ってご一読いただけると嬉しいです!