277 勝手に電力2.0(kW時代の発電戦略②)
ども。エネルギー妄想ジンです!
前回は、発電側課金(託送)の影響が地味にマイナス影響があるかも!
という話をしました。
でも、発電事業者もいろいろ工夫があるんですよね。
先程までは基本
kWh価値
の話をしてました。
電力は他に
kW価値(容量価値)
ΔkW価値(需給調整価値)
環境価値
は考えられますね??
容量価値はスタンバイ価値的なイメージですね。出そうと思えばいつでも出力できる価値です!
https://www.unisys.co.jp/solution/lob/energy/cis/column/youryou.html
変動電源はまだ議論がありますが、通常の火力発電所であれば、
容量市場のオークション参加
で一定程度の収入は得られますね。
しかも
kW収入
なので、発電側課金を補う足しにできると思います。
年3000円/kW程度だと、ある程度補えますね。
あとは、ΔkW価値ですね。
これも
需給調整市場
ができるので、価値提供はできます。
ただ、かなり早く制御して動作する必要があるので、ガス火力など一部の電源に限られると思います!
2021年から市場ができるので、どのくらいの市場規模、運用をされるのか楽しみですね。
最後に、環境価値。
これは再エネに限定されますね。
まあ、Jクレジット、グリーン電力証書などありますが、主役は
非化石価値市場
ですね。
今は1.3円から4円の幅で動くかたちですが、環境規制によって、
めちゃくちゃブレる!
と個人的には読んでます。
正直2050年CO2ゼロを本気で目指すために、ロードマップを引いて、削減できない企業に排出権購入義務を課した瞬間えらいことになると思います。
再エネは22-24%見込みで、しかも原子力発電も伸びない可能性が高い中で再エネが足りないのは目に見えているので。
まあ、こんな形で2020 年代は
kW時代の幕開け
になるのでビジネスモデルが大きく変革すると思います!
電力関連を中心にほぼ毎日気づきを書いてます!少しでもお時間があれば立ち寄ってご一読いただけると嬉しいです!