見出し画像

中国人ゲーマーは男性がいるとキレるという議論の矛盾を指摘する

既にTwitter上にてツイートしたが、先日、「中国ゲーム文化には「男性がいるならプレイしない」という大衆の要望があり、この要望に沿わないゲームは炎上する」という旨の記事が掲載され、広く拡散された。

結論から言えば、この記事は大部分が間違いである。実際、先んじて筆者はTwitterで警鐘的にツイートしたところ、それなりに拡散され、多少なり中国ゲーム文化に対する偏見と誤解の抑止につながったと思う。

しかし、このツイートだけでは具体的に記事の何が間違っているのか、そもそも中国ゲーム文化は現状どうなっていて、なぜ「有男不玩」の問題が起きたのかは、詳しく説明しなかった。

実際、140字のツイートで説明しきれるものではなく、そもそも(この記事が拡散されまくってしまうような程度に)事実の正しさよりも情緒と偏見をアルゴリズム的に正しいものとするような現状のTwitterでは説明する気力も起きなかったのが本音なので、改めてゲームゼミの場を借りて補足を行いたい。


───────────────
以下、有料部分では
・記事における「有男不玩」の矛盾の指摘
・SNSで理解されていない「有男不玩」の本質
・日本人がいかに中国ゲームに無知なのか その問題と将来
といった、私のツイートでは説明しきれなかった部分についての補足があります。
なお、本稿は色々と踏み込んだ内容につき、月1更新を予定しているメセナプラン限定の記事です。興味のある方は(来月以降でも)ご検討ください。
───────────────


いきなり核心に入ろう。この記事は事実無根の憶測や、意味不明の陳述が多数あるのだが、重箱の隅をつつくような議論をするどころか、もはやソースを出す必要すらなく「致命的な矛盾」が生じている。

具体的にはこの部分を読んでほしい。

ここから先は

4,471字 / 3画像

メセナプラン

¥1,980 / 月
人数制限あり
このメンバーシップの詳細

「スキ」を押すと私の推しゲームがランダムで出ます。シェアやマガジン購読も日々ありがとうございます。おかげでゲームを遊んで蒙古タンメンが食べられます。